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【英文法の話002】まずは品詞から覚えよう その2

前回は優先的に覚える4つの品詞について書きました。のこりの4つの品詞については、この記事にまとめておきます。

前の記事で、「のこった4つの品詞は、結局のところ名詞、動詞、形容詞、副詞のいずれかになる」という話をしていますが、各品詞の説明でこのことも触れておきます。

名詞と同じ働きをする「名詞グループ」、動詞と同じ働きをする「動詞グループ」、形容詞と同じ働きをする「形容詞グループ」、副詞と同じ働きをする「副詞グループ」があります。

代名詞について

代名詞は pronoun といいます(これも名詞 noun と関連があります。pro- という接頭語について調べてみてくださいね)。

代名詞は文字通り「名詞の代わりをするもの」です。役割としては、主語、目的語、補語になります。また、格変化するものもあります。

代名詞は名詞グループになります。「代+名詞」という呼び方なので、わかりやすいですね。

前置詞について

前置詞は preposition です。「pre = 前に」、「position = 位置」という言葉の通りですね。

前置詞の特徴は、これの次は必ず名詞(名詞グループ)の「句」が来ることです。動詞などを入れることはできません(ちなみに後置詞 postposition というものもあり、日本語の助詞は後置詞の一種です。接頭語 post- は「後の」という意味)。

また、前置詞自体は、意味によって形容詞グループまたは副詞グループになります。

「句」という文法語は、別の記事でまとめます。

接続詞について

接続詞は conjunction です。大きな特徴は、接続詞は「節」が後ろに来るということです(これも「句」の説明で一緒に書きます)。

また、接続詞自体は、使う接続詞(従位接続詞、従属接続詞という区別がある)によって、名詞グループか副詞グループのいずれかになります。

間投詞について

間投詞は interjection といいます(「interject = 差しはさむ」という動詞の派生語)。文とは独立して、喜びや悲しみなどの感情を表す言葉のことです。日本語だと「おい」とか「やあ」とか「うわあ」とか、そういった言葉に当たります。

副詞の一種だと思いますが、独立しているがために、文法書で話題になることはないようです。他の品詞と比較してみても明らかに扱いが軽くなっています。

まとめ 名詞、動詞、形容詞、副詞との関係

代名詞、前置詞、接続詞、間投詞は以下のようにグループわけが可能です。まとめましょう。

①名詞グループ
 名詞、代名詞、接続詞の一部
②形容詞グループ
 形容詞、前置詞の一部
③副詞グループ
 副詞、前置詞の一部、接続詞の一部(、間投詞)

さて、「動詞グループがないじゃん」と気づいたと思います。今回、動詞グループに属する品詞は、動詞を除いて、実は8つの品詞の中には出ていません。「動名詞」「不定詞」「分詞」が動詞グループになるのですが、これらの説明をするときにまた、触れることにします。

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