見出し画像

私のこと②(敷地内同居〜不妊治療)

ネットワークに載せて自分のことを発信することは初めてですが、誰かと繋がれたらと思う一心でどんどんアップしていこうと思います!ワクワク

写真は愛する甥です。今は諸事情により会うことができません。心底愛する甥、姪と会えなくなったことは、人生の中で五本の指に入るほど辛い出来事でした。沢山泣きました。でも、大人になったら会いに来てくれることを信じて、おばちゃんは強く生きていこうと決めました。いつも、君たちの幸せを祈っているよ…。

私は根っからの子供大好き!他人の子もメタクソかわいい!!高校の文集には肝っ玉母さんになることが夢!なんて書いてました…そんな私には子供が居ません。焦ってもいません。来てくれたらいいな…そんな程度です。自分が生まれたてほやほやの赤子を一丁前の人間に育てる自信が無いからです。自分が人間的に未熟すぎるから…でも、隣に住む主人の両親に初孫の顔を見せてあげれたらむっちゃんこ喜ぶだろうな、なんて、いろんな思いがよぎります。

今私は主人の両親と敷地内で同居しています。母屋に主人の両親が住み、離れに主人と私。約50年前に主人のおじいさんが手作りした和風の離れを、数ヶ月かけてリフォームし、1年前に引っ越してきました。母屋と離れは勝手口で繋がっています。

そんな中、主人の男性不妊が検査でわかり、私たちは顕微受精でしか子供は望めないと病院で言われました。私に元々子宮疾患があり、私メインで検査を進めている中で、たまたま主人の検査をしたところ、まさかの主人の不妊原因がわかり、私も予想外のことにショックを受けましたが、主人は男性としての自信を失くしたと落ち込み、夜は枕涙で濡らしていました。夜にシクシク泣く主人を見ていると、やれる範囲で不妊治療でもなんでもやりたい、主人の子供を産みたい!と強く思い、辛くても不妊治療を頑張ろうと心に決め、二人で大学病院に通うことになりました。(しかしあっさり心は折れるのだった…)

主人の精子採取、卵子の採卵、顕微受精、受精卵の移植と、一通り不妊治療と言われるものを経験しました。不定期で病院に行かなくてはいかないのと、万が一、子供を授かった時に会社に迷惑をかけるため、私の仕事は一旦諦めました。(元々引っ越しが理由で前職は退職してきました)それまでの生活と一変し、ただただ、不妊治療に専念するだけの生活、孫を望む義両親がすぐ隣に居る環境はなかなか厳しいものがありました。何度も大げんかし、暴言も沢山吐いて主人を悲しませるようなことを言ってしまいました。

一度決めたことだけど、何度も何度も病院に通い、大学病院なので待ち時間も3時間はざらでした。主人は時間休取れる時は付き添ってくれましたが、ほぼ仕事で無理なので私一人での不安な診察。ホルモン治療や診察台に何度も上がること、病気じゃないのに病院に通う事、顕微受精のリスク、人工的に受精させた子供を私は心底愛せるのか?子供にあなたは顕微受精で生まれたと説明した時、子はどう思うのだろう???…

などなど、宗教的な理念まで及ぶような葛藤まで沸き起こり、不妊治療を進める中で、顕微受精での子供を望んでいない自分に気づきました。男性原因でも、女性が治療のほとんど大変な部分を背負い込まなくてはいけないのです。私の体がズタボロになっていくのがわかり、精神的にも追い込まれていき、ついに我慢できなくなって、主人と何度も喧嘩と話し合いを重ね、不妊治療はこれ以上しないことに決めました。(夫婦によっては夫のサポートがしっかりしていたり奥さんが強く子供を望む場合、こんなことは起こらないと思います)約1年半という間でしたが、今までの私の人生の中で一番辛かったです。特に採卵手術は痛くて、辛くて、術後2週間痛みと食欲不振で実家で寝たきりでした…。

私は元々、子供をそれほど強く望んでいなくて、主人の不妊が発覚した時も、夫婦元気に働いて元気に仲良く二人で生活できればそれで十分だと思ってました。どうしても跡取りが必要なら養子縁組でもいいと思ってました。それを主人にも伝えましたが、養子は望んでいない、自分の子供を強く望むと主張する主人。そこでも話は分裂していましたが、これ以上私は不妊治療を望まないので私は病院には断固としていきません。

そんな私を見て主人はどうしたかというと、精路再建術という高度な手術を先日受けてきました。ただいま経過観察と、数ヶ月後に検査をしておたまじゃくしが出てくるかの結果待ち中です。(主人はおたまじゃくしが居るのに一匹も出てこない無精子症です)名医が近くにいらっしゃったので、主人に軍杯が上がるのか、どうなるのか・・・は神のみぞ知る!です。

男性不妊が原因で顕微受精しかできないと言われた方の中で、TESEやMESA手術でおたまじゃくしが居るとわかった方、精路再建術という方法もありますので、これから不妊治療を始めるという方がもしいたら、よくよく二人で相談して自分たちにあった良い方法が見つかりますように。

主人の結果についてはわかったらまたお伝えします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?