アラベスクの練習 2か月目
1か月でだいぶ弾きなれてきたものの、まだ全然さまにはならないところからのスタート。
Ⅰ 速度の分析
1 ピアニストごとのおおよその速度と時間(A-B-経過-A-C-A-コーダ)
・川村文雄(6'05") A♩=108 B♩=104 C♩=121
(49” - 1’18” - 32” - 50” - 40” - 51” - 1’07”)
・アシュケナージ(6'25") A♩=115 B♩=112 C♩=121
(56” - 1’12” - 34” - 56” - 45” - 57” - 1’03”)
・シフ(6'32") A♩=111 B♩=106 C♩=126
(54” - 1’17” - 34” - 54” - 43” - 58” - 1’14”)
・キーシン(6'45")A♩=119 B♩=87 C♩=120
(55” - 1’29” - 41” - 50” - 45” - 57” - 1’08”)
・ピリス(6'58")A♩=113 B♩=109 C♩=130
(55” - 1’19 - 46” - 58” - 44” - 56” - 1’20”)
・ルービンシュタイン(8'10")A♩=88 B♩=90 C♩=88
(1’15” - 1’34” - 36” - 1’16” - 1’05” - 1’16” - 1’05”)
☆A(♩=110)よりBが少し遅くなり(♩=105)一番粘っこい。
☆経過部とコーダはさらっと。
☆Cは速め(♩=120)。
2 目標
・あまりテンポを揺らしすぎず、弾きたい。トータル約6分半を目標。
Ⅱ 練習計画と実績
1 練習方法(レッスン反映)
①Aパート
・低音部とメロディーだけ。一番大事な部分。
・低音部と中音部だけ。両手親指の受け渡しをスムーズに軽く(かすかに聞こえればよい)
・フレーズのかたまりを意識。その中で止まらないように。
・テンポの揺れが心の揺れと一致するように。
②Bパート
・ユニゾンをそれぞれ練習。
・音数が多くなる拍の頭で強くならないように。クレシェンドを意識。
・繰り返しが多いので、どこをどのくらい強く弾くか、全体の構成を意識する。
・嵐のように激し目に弾く。穏やかに弾かない。
・レガートは指を寝せてなめらかに。
③Cパート
・符点音符を鋭く。正確な長さより鋭めなくらい。
・音が流れる箇所のペダルは薄めに。決めのオクターブの所は深めに。
・フォルテからピアノに移るところは一瞬空けて急激に弱める。
④経過部とコーダ
・夢の中にいるようなイメージ。
・内声部はかすかに聞こえるくらい。
2 練習計画
・弾き慣れても正確かつ丁寧に練習(指に間違って覚えさせない)
・苦手な箇所、間違えやすい箇所を徹底克服。
3 実績
Aが♩=100くらい。もう少し上げないとBが様にならない。