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『クールドジ男子』はよかった!(2023年/日本/テレビドラマ)

何気なく見始めたこのドラマがとてもよかった。
見た目はかなりかっこいいのにちょっとドジな男子5人(初めは4人)のほんわかとした日常のお話で、悲惨な大事件が起きることなどなくずっとぽわ〜んとした感じだった。物語全体も、登場人物全員もずっとほんわかしていて、そのほっこり路線には終わりまで寸分のブレもなく安心してみていられた。見ていてふわ〜とリラックスできるドラマだった。登場人物達のドジネタの中には自分も思い当たることがいくつもあり、改めてドラマの中で演じてみせられると可笑しくてクスッとしてしまった。「あ〜、これやりがちだわ〜」と思いながら。
演技も全体的に抑えめな感じになっていたので、それがまたボーッとした雰囲気に繋がって、”ドジ”感を盛り上げていたと思う。

これは映画にはしにくい物語だろうなぁ。映画で2時間大画面では、このほっこり感は出せないのではないかしら。テレビドラマでいい、テレビドラマがいい物語だった気がする。

ドジネタは面白いが、ただ単にクール男子たちの数々のドジネタ集なわけではなく、年齢も経歴も性格も違う5人の間に友情が生まれ、互いに交流する中で、自分自身に向き合ったり、相手の素晴らしさに気付いて見習ったり、失敗を恐れず前に進む勇気をお互いからもらったりという、優しく明るい気持ちになれるストーリーになっていた。
途中から5人の仲が思ったよりどんどん縮まって、でも変にBL要素を盛り込むようなことはなく、なかなかよいブロマンスだったと思う。
今まであまり見たことのないタイプのドラマで面白かった。終わって寂しい〜。




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