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2023年夏から秋のBLドラマ

夏の暑さに負けて、noteも随分と放置してしまった。
その間もBLドラマは見続けていました。
急に秋がやってきて涼しくなったので、夏を振り返っておこうと思います。

『体感予報』

主人公の崖っぷちエロ漫画家・棚田葉役を増子敦貴、その恋人のイケメン気象予報士・瀬ヶ崎瑞貴役を樋口幸平。
漫画の道を諦めなければならないかと悩んでいた葉に、続けたいなら自分と同居すれば生活の心配はいらなくる、その代わり家事などその他もろもろ自分のいう通りにすることが条件と提案した瀬ヶ崎。葉は以前から瀬ヶ崎が好きだったので戸惑いつつも提案を受け入れ居候を始めた。
上から目線の俺様男が、夢と生活苦の狭間で悩む青年の弱みにつけ込んで自宅に居候させて自分の言いなりにさせるという筋書きは私は好きではなかったが、実は二人とももっと前から普通に惹かれあっていたということらしい。
最初は相当な”俺様”タイプとして登場した瀬ヶ崎。上から目線で昭和の亭主関白風に葉を召使の様に扱う態度が気に入らなかったが、物語が進むにつれて葉への恋心が分かりやすく現れてきた。心配するし、嫉妬するし、優しくもするし、可愛がるし・・・。ドラマを見始めた頃より瀬ヶ崎は嫌ではなくなってきた。
それよりも葉がいつまでも自分たちの関係を召使とご主人様みたいに捉えているのが気になるなぁ。”俺なんかちっとも大切に思われてない”みたいに奴隷とか召使レベルに自分を卑下しつつ、居候の条件とはいえ瀬ヶ崎の求めに応じて関係まで持つというのは、私の好みではない。家事は大変なんだよ!居候の対価は家事全般で十分だろう!それ以上の要求を聞き入れるな!と思ったりする。恋愛にしろ、友情にしろ、片方がこんなに自分を卑下しつつ、相手の言いなりになって深い仲になっていくという流れが好きではない。最近相当分かりやすくなっている瀬ヶ崎の恋心に早く葉が普通に気づいて、対等に向き合って欲しい。性別に関係なく、上下関係がある恋愛なんて好きではない。
あ、でも今思うと、『美しい彼』もこういう構図だったのか。あれは何故気に入ったのだろう。『美しい彼』が本当に美しかったからか・・・。平良が下手にでている様に見えて、実は彼こそが美しい彼を翻弄するキングだったからか・・・。まぁ、清居はキングじゃなくて、プリンセスだったからなぁ・・・。

樋口幸平演じる瀬ヶ崎には、気象予報士がもついい意味でのカチッとした硬さが感じられなくてそれっぽさは感じられない(そこが女性受けしているイケメン気象予報士ということなのか)。
でもそれを除けば俳優二人はこの役にあっている気はする(原作は知らないので、原作にあっているかはわからない)。
このドラマはもうすぐ終わり。

『みなと商事コインランドリー2』

視聴終了。私の中では1の完結で満足していた。
正直2を見ながら「この話、どう着地するのだろう?」と思っていた。事情があって同居をはじめた晃と慎太郎。積極的にアプローチを重ねる愼太郎とそれにドギマギしつつ最後の一線は絶対に越えてはならないとジタバタする晃のやり取りは定番化して新鮮味がなくなってきたので、これで最終回にただ丸く収まるだけじゃあまりにもつまらないと思っていたら、終わりに一波乱あった。
分別ある大人だからと体よく諦めずに、自分と自分への恋心をすっかり忘れた慎太郎に晃が不満をぶつけたところはよかった。
一波乱あってからの定番の海ポチャで終了は、夏も終わるなぁという感じがした。

なかなか進展しなかった柊と明日香の関係が次第に深まって、柊が明日香に対する気持ちを自覚して伝える様になり、予想以上にちゃんと恋人同士になっていったのがいいアクセントになっていた。この二人、よかったな。

『君には届かない。』

容姿端麗、頭脳明晰な高校生・大原倭斗(ヤマト)役を前田拳太郎、成績はイマイチでいつもヤマトに面倒みてもらっている明るくて平凡な高校生・芦屋架(カケル)役に柏木悠。ヤマトとカケルは幼なじみで高校でも同級生。女子に大人気だがいつもクールな対応のヤマトは、実はカケルに密かに思いを寄せている。

お話の設定はあまり目を引くものはないかなぁと感じるが、見た目の組み合わせは嫌いではないので、なんとなく先の展開はおおよそ想像の範囲に収まりそうな気もするけれど、このままみていくと思う。

柏木悠はダンスボーカルグループ超特急のメンバーで、超特急から3人が
BLドラマに出演したことになる。『みな商』の草川拓弥、『4月の東京は』の高松アロハ、そしてこの柏木悠。私は超特急のパフォーマンスも見たことがなく、その人気度も全然知らないのだが、BLドラマが世間でいくらか受け入れられて需要がある今の世の中では、BL作品に出ることはマイナスにはならず、これまで縁がなかった人々(私の様に)に広く名前が知られていくことは、グループ活動にもよいことなのだろう。

『君となら恋をしてみても』

江ノ島を舞台にした高校の同級生同士の恋物語。
実家の食堂を手伝う山菅龍司役に日向亘、龍司のクラスへの転校生・海堂天役に大倉空人。

これはまだ1話しかみていないのだが、天の恋愛対象がずっと同性で、転校前の土地では大人の男性との遊びの恋愛を楽しんでいたという設定が面白いと思った。転校先の学校でも、体育のバスケの時間に男子生徒を見ながら好みのタイプを見つけて一人喜んでいた。「別に同性が好きなわけではないのに、何故か互いに次第に惹かれ合っていく自分たちの気持ちにドギマギしながら、恋が始まる」というドラマはよくあり、その展開もちょっと飽きてきたところがあったので、このドラマは少し違った展開で始まったのはよかった。
実家の食堂を手伝っていて下に幼い兄弟もいる龍司役の日向亘が、綺麗になりぎず飾り気のない感じでいい。


秋に残るのは高校生もの2つということになるのだけど、大人のも見たいところだ。
やっと過ごしやすくなったし、大人のラブストーリーがやらないなら、録画した好きなBL作品を一気見するかなぁ。





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