臨書日記 王鐸やろうとして文徴明
王鐸やるよって宣言したのに、有言不実行となってしまっているかえるです。
共に明時代の人なのだけど、なんというかとても対照的な二人。一人は明清と両方で宮仕えしてしかも政治的には全然無能だったとかで、本土では変節の士などと言われていたりするし、他方は科挙には結局合格できずに、ちょっとやったお勤めもさっさとやめて、文画に生きて蘇州芸苑を長いこと主宰していろいろ面倒見て慕われたとか。ともに王義之をよく習ったのに行き着いたところが全然反対。一方は独自の境地でうなるような長条幅の作風を作