Lucky

数秘学という数字に関わることをしているせいか、これまでに二回、宝くじを自分の代わりに買ってほしいと言われたことがあります。 どちらも男性の方からでした。 当然私はそういうことはしませんので、お断りしましたが、 そのメンタリティについては少々興味深く、私なりの考察、推測をしてみました。 宝くじを買うのは「ひょっとしたら当たるかも。」「当たったら旅行に行って、お買い物して、あの人やこの人にもプレゼントしようかなー」なんて想像にふけるのが楽しみであって、遊園地のアトラクションのようなものではないか、と思っています。 外れてもどこやらの団体機関に寄付されたりして、救急車や公園のブランコなんかになるそうですし。ワクワクのお裾分けをもらって、お返し(料金を払って)をしてというもののように感じます。 もちろん買う時は「当たってー!』と念ずるのは当然ですし、皆、自分が当たると信じますよね。 しかし上のお二人にとっては「当て物」ではなく「ギャンブル」のようでした。 福が巡ってくるというよりも、当てに行く。 確かに良いタイミング、良い場所などいろいろ選んで買ってみるのも良いかも知れませんが、 それでも「楽しむ」心のゆとりと、巡り合わせの感謝の気持ちは欲しいなぁ、なんて思います。 「願望」と「欲」と「依存心」は混ざりやすいのかも知れません。 「願望」という一見前向きなエネルギーが配合と配分によってはネガティブなエネルギーになるようですね。 1万円が何百倍にも(もっと?)増えて自分の手に収まるように。と、ここまでは皆同じように抱く思い。 そういう気持ちが全くないとなると買う動機もありませんものね。 しかし、大概は「運試し」として自分の運と責任で買う物です。 上のお二人は自分の「運」には自信がなく「運」でさえ人のものを利用して福だけもらおうとしているように見えました。 この種の欲が心を蝕む時、お金(金運)の問題だけでなく、その人には家族と異性の問題が潜んでいます。 多くはこじれた被害妄想を持っており、何か得すること(抽選でもプレゼントでも)に執着します。 損をしたという被害妄想の穴を埋めようとするようです。 また、競争社会や比較評価などのストレスや受けたキズから、他者に対して上から目線の傲慢な態度を取る事で威嚇し優位に立とうとるす傾向を内包します。人によってはDVや金銭トラブルに巻き込まれるなど、既にネガティブなスパイラルに足を踏み入れている状態といえるでしょう。 宝くじに当たるのは「福」が巡って来たから。と書きました。 それは「運試し」のような、おおらかに楽しむ心の余裕がある場合ではないかと思うのです。 当選金は誰かが買ったハズレくじです。もしダークな心根で当選なんてしてしまえば、ハズレのマイナスパワーがどっと巡ってきそうな気がするのは考え過ぎでしょうか?

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