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【日経先物】月初のアノマリーを検証する

こんにちは、ジャド弟です。そろそろ4月になりますね。月初が近いということで、今回は「月の最初の営業日の終値は前月の最終営業日の終値よりも上昇して終わることが多い」という月初のアノマリーが本当かどうかを、日経先物について検証してみたいと思います。

免責事項

検証に用いたデータの正確性や調査結果の内容については間違いがないよう十分注意を払っていますが、その正確性や内容を保証するものではありません。(万が一データが不正確であったり調査結果が間違っていたりした場合はお知らせいただけると助かります。)

定義

直近10年位、具体的には2011年1月から2021年3月までの月初について調べてみます。

・商品:日経先物ミニ
・データ:2010-12-15〜2021-03-15の日中セッション四本値
・ルール:月の最初の営業日の日中セッションの終値が、前月の最終営業日の日中セッション終値からどの位上昇したかを調べる

「日中セッション四本値」とは、日中セッションの始値、高値、安値、終値のことです。今回は夜間セッションは無視します。

検証結果

こうなりました。123回中72回は「前月最終営業日の終値よりも月初営業日の終値の方が高かった」という結果になりました。勝率にして60%。確かに月初は強いと言えそうです。なお、下の表中で「合計損益」は、月末営業日の引けで買って月またぎの最初の営業日の引けで売るということを毎回行なった場合の合計の値幅です。

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年別の結果も見てみましょう。

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アノマリーが大外れとなった年はなさそうですね。ちなみにこのアノマリーがツイッターで割と話題になっていた2017年はなんと11勝0敗!凄いですね。なお詳細はこちら。

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次は月別です。

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月別で見ると4月が弱い傾向にありそうです。詳細はこちら。

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さて、2021年の4月はどうなるでしょうか?

最後におまけとして、曜日(月初営業日の曜日)別です。月別はともかく曜日別に意味はなさそうですが(笑)。

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木曜が勝率高いですね。2021年の4月の第一営業日は4月1日。曜日はというと…なんと木曜!

おわりに

「月の最初の営業日の終値は前月の最終営業日の終値よりも上昇して終わることが多い」という月初のアノマリーが本当かどうかを、日経先物について検証してみました。

「4月弱い by 月別」が勝つか、「木曜強い by 曜日別」が勝つか、今年の4月1日が楽しみですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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