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全訳ハトホル51「Escalation of Chaotic Nodes and the Dismantling of 3-D Reality (混沌の節目の拡大と3次元現実の解体)」

記事の概要

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、51番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 「混沌の節目」の強度の増加により、生態系の悪化や喪失、また対人コミュニケーションのストレスが増えることが述べられています。後者は地球の磁場の変化に伴うエネルギー的な変化によるものです。

 2014年の記事ですが、対人コミュニケーションのストレス、文化的・社会的不安定さの増加に関わる指摘は、今に当てはまるのではないかと感じます。

 また、この記事では、サウンド・メディテーションが一つ提供されています。

 その目的は、「混沌の節目」のエスカレーションをうまく通過するために、自分の異次元性または靈的な性質との深い真の接触と、そのような接触から生じる自己再生を行うことです。


ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四タイプの内、今回の記事は、最初の三つを扱っていると思われます。


Escalation of Chaotic Nodes and the Dismantling of 3-D Reality
(混沌の節目の拡大と3次元現実の解体) 2014/10/14

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/09/03(金)

原文:

瞑想使用音源:”The Elevatron Sound Meditation” (04:02)

 時間の加速と、あなたがコントロールできない宇宙の力により、あなたは「混沌の節目(Chaotic Nodes)」に連動したクレッシェンド(訳注1:「だんだん強く」という意味の音楽用語。「混沌の節目」の強度が増していることを示唆している)の真っ只中にいます。

 これまでのメッセージでは、カオス的な事象の相互作用を「混沌の節目(Chaotic Node)」と呼んできました。しかし、今回は、より複雑な現象を「混沌の節目」と呼んでいます。

 混沌とした出来事がエスカレートすると、自分の振動的な共鳴に応じて、あなたは独自の方法で影響を受けるでしょう。この惑星の生態系に敏感な方々は、生態系の悪化や多くの生物種の喪失を目の当たりにして、極度の強迫観念に襲われているかもしれません。

 生態系の「混沌の節目」に加えて、もう一つの「混沌の節目」には、対人コミュニケーションのストレスがあります。これは非常に複雑な状況です。地球上の磁場の変化が原因の一つです。それにより、エネルギー的な変化の中で、短期記憶や認知的な順序付けに困難が生じています。そして、これらのエネルギー的な変化は、加速しています。非合理的行動、ひどい憂鬱、絶望の感情が増加しています。生態系や対人コミュニケーションの悪化が進むに連れ、文化的・社会的な不安定さがさらに増すことが予想されます。

 多くの人が「何かがひどく間違っている」と感じており、それと同時に「解決策がない」とも感じています。これは、アインシュタインがかつて言った、「問題の解決は、問題の生じたレベルでは解決できない」という言葉と同じです。

 私たちの視点では、「混沌の節目」のエスカレーションは、強烈でカオス的なエネルギーの大津波を生み出していて、多くの人がそれに対処するのは難しいと感じています。さらに、変化に対して自動的かつ反射的に対処する方法は、ますます効果的ではありません。

 皆さんは個人的にも集団的にも、言わば「分かれ道」に入ったのです。この分岐点から一つの道を進むと、一種の狂気に陥り、実際的な機能を果たせなくなります。こちらの分岐点に進んだ人は、逃避行動が増えてくるでしょう。また、個人的にも集団的にも自己破壊的行動が増える時期です。

 しかし、3次元現実から他次元に移行する機会を持っている皆さんの多くは、その機会を利用するでしょう。
 
 言葉を選ばずに、あなた方の言葉を借りれば、「あなた方は今、惑星の変容の中でも最も困難な時期を迎えている」と言えるでしょう。

 この分かれ道では、一方の道は自己破壊、狂気、深い憂鬱、絶望につながっています。そして、もう一方の道は自分の異次元性や靈的な性質との、より深いつながりへと導きます。私たちはこの分かれ道を探りたいのです。

 それは、どちらか一方だけの命題ではありません。超越的・異次元的・靈的な感覚を持っている皆さんの多くは、自己認識を持っているにもかかわらず、時折、狂気と自己破壊への道を歩むことがあるかもしれません。

 それは、あなた方の3次元の現実が振動しているからです。そして、3次元の生活の急速な変化は、あなたの生体組織が処理できる能力よりも、速い速度で加速しています。あなたが狂気と自己破壊への道を避けたいのであれば、自分の生物的性質に対する極度のストレスに対処しなければなりません。

 簡単に言えば、「混沌の節目」のエスカレーションをうまく通過するための必要条件は、自分の異次元性または靈的な性質との深い真の接触と、そのような接触から生じる自己再生です。

 そこで、この目的のためのサウンド・メディテーションを御紹介します。複雑な幾何学はありません。このサウンド・メディテーションに取り組む際に、あなたの意識を肉体全体に置く以外に必要なことは何もありません。

 このサウンドパターンは、光の領域からあなた方の生物学の言語に、直接伝達されたものです。これは、あなた方の生物学的性質にストレスを生み出している混沌と混乱に対抗する力となります。皆さんの多くが「時間に追われている」ため、短い時間で構成されています。加速する時間の中で旧世界を維持しようとしているのですから、やることが多すぎて時間が足りないのです。私たちの立場から言えることは、古い世界を維持することは、「ミッション・インポッシブル」だということです。古い世界や自分がどうあるべきかという執着を手放すことが、より高い道を歩むために必要なことなのです。

 私たちの提案は、このサウンド・メディテーションを好きなだけ聞いていただき、音のパターンを聞く時には、自分という存在の物理的現実(肉体)に意識を向けていただくことです。

 このサウンド・メディテーションを成功させるために必要なことは、自分の肉体に意識を向けて音を聴くことです。身体の細胞構造がほぐされ、ストレスや妄想状態から解放され、より高い道へと進む可能性が高まります。

 このサウンド・メディテーションを「エレヴァトロン(The Elevatron)」と呼んでいます。エレヴァトロンの語源は「高める(elevate)」という意味であり、また、あなたの生物学的現実の電子の性質を意味しています。このサウンド・メディテーションは、意識の振動数を高めるために、あなたの体の生体電気・生体化学・量子的な現実に、光の領域のエネルギーを直接伝達します。

 最終的には、連動する「混沌の節目」のエスカレーションについてのあなたの個人的な経験は、あなたが達成した、または達成できなかった振動の共鳴によってのみ決まります。時間と空間の中に受肉した個性化した存在として、この「混沌の節目」を通過する責任は、もっぱら完全にあなたにあります。

 王道の旅ができることを祈っております。

ハトホル
2014/10/14


トム・ケニオンによる見解と考察
 私の意見では、これはハトホルたちが私に与えてくれたメッセージの中でも最も緊急性の高いものの一つであり、私たちの近い将来に彼らが「見ている」変化の性質によるものです。

 彼らにこのメッセージのタイトルを尋ねたところ、「私たちは今、惑星の混沌が加速する段階に入っており、これまで知られていた3次元の現実が解明されるのを目撃し、そこを生き延びていきます」という答えが返ってきました。

 私がこのメッセージを受け取ったのは、西アフリカに端を発し、国境を越えて広がっているアメリカのエボラ出血熱の初期段階でした。このことをハトホルに尋ねたところ、エボラウイルスは環境変化の結果として起こることのほんの一例に過ぎないとのことでした。具体的には、森林伐採や生態系の複雑な変化により、これまで西洋医学では知られていなかった新しいウイルスやバクテリアが環境の中に侵入しており、私たちの科学ではまだ解明できていないと、彼らは述べていました。さらにハトホルは、多くのウイルスやバクテリアが突然変異しており、今後も加速的に変異していくだろうと述べています。これらの突然変異の中には、今後数年の内に、治療で問題や困難が生じるものもあるでしょう。

 これはとても恐ろしいことです。ただ、少なくともハトホルたちの視点では、人生の目的は肉体的な生存そのものではない。それは、魂(the soul)、アートマン(the Atman)、あるいは不滅の雫(the Indestructible Drop)と呼ばれるような、異次元の意識の進化と向上であることを、彼らは思い出させてくれました。

 彼らは、悪化しつつある生態系や、個人と国家の両方とその間にあるコミュニケーションに関する課題について、もっと深く掘り下げることもできたはずです。しかし、彼らは、私たち個人が直面している課題を取り上げることにしました。

 彼らが懸念しているのは、3次元の現実が急激に変化する中での生活のストレスが、「非適応性の狂気(maladaptive madness)」と呼ばれるものを生み出しており、今後も生み出し続けるだろうということです。「非適応性の狂気」とは、変化する現実に臨機応変に対応する能力を低下させる、精神的・感情的な不安定さを意味しています。もっと激しくなると、人々は完全に気が狂ってしまい、あらゆる種類の奇妙な自己破壊的行動を取るようになります。このことをハトホルたちに聞いてみると、今はまだ「混沌の節目」の連動が始まったばかりで、何か不測の事態が起こらない限り、想像を絶するような「世界的なフリー・フォール」に陥ると、彼らは言いました。

 「世界的なフリー・フォール(global-free fall)」とは、「世界の終わり」を意味するのではなく、「これまで知られていた世界の終わり」を暗示しています。そして、このような新しい現実への変化は、様々なレベルで、気の遠くなるような速さで、私たちの周りで起こっています。

 この「自由落下」こそが、「私たちは個人的にも集団的にも「分かれ道」、つまり「選択のポイント」にいる」ということを意味していました。その選択のポイントとは、混沌とした力に屈するのか、それとも、自分の中や周りで起こっているように見えることにかかわらず、より大きなまとまりの中へと上昇していくのかということです。

エレヴァトロン
 ハトホルたちの自己評価によれば、この「エレヴァトロン・サウンド・メディテーション」は、惑星の変容の中でも最も困難な段階の一つである現在の通過点を通過する際に、私たちを支援するためのものです。

 この特別なサウンド・メディテーションの効果について、彼らはこう言いました。「身体の細胞構造がほぐされ、ストレスや妄想状態から解放されます。」この謎めいた言葉の意味は、「エレヴァトロンは身体のストレス反応を軽減し、過剰なストレス反応は妄想状態を引き起こす」というものです。つまり、過度のストレスを受けると、精神的・感情的な視点がねじれ、過度のストレスを受けていない時よりも、生活の中での反応が鈍くなるということです。

 このサウンド・メディテーションへの取り組み方については、ハトホルたちの説明を見れば一目瞭然だと思いますので、これ以上の説明はしません。ただ、このサウンド・メディテーションは、ステレオのヘッドフォンかイヤホンで聴くのがベストだと思います。さらに、「百聞は一見に如かず」です。そして、その瞑想が自分に「語りかける」ものであれば、私は日々のストレス・マネジメント・プログラムに取り入れます。もし、心に響かなければ、私はそれとワークをしません。しかし、このサウンド・メディテーションに取り組むかどうかに関わらず、日常的に精神的・感情的・靈的に自分の中心に戻るための何らかの方法を用いることは賢明だと思います。

 このメッセージを受け取った時、ハトホルからの強いエネルギーを感じた私は、9年生の代数学の先生が、数学の複雑な分野に入る時にクラスでよく言っていた言葉を思い出しました。「良くなる前に悪くなるのです。」

 最後に、連動する「混沌の節目」と3次元現実の急激な変化という困難な課題に、私たちがどう対応するかは、まったくもって完全に個人の責任です。誰も私たちを救ってはくれません。

 このメッセージのトーンは、確かに憂慮すべきものです。しかし、私たちはユーモアのセンスを失わず、そばに置いておいたほうがいいと思います。アメリカの作家、マーク・トウェインはかつてこう言いました、「人生には、笑うしかないほど深刻なことがある」と。

 私の経験では、この種のユーモアは、この世界が多くの意味で幻想であることを認識することから生まれます。私たちの受肉した人間の部分は、変化する3次元の現実に立ち向かわなければなりません。しかし、私たちの超越的あるいは靈的な部分は、時空間や地球の重力圏を超えた次元にあるため、争いの外にあります。

 「具現化した人間」と「超越的な自由」という二極の間に、意識内の「面白い場所」があります。この「面白い場所」を見つけることは、王道を追求する私たちにとって、欠かせない味方だと思います。

 あなたとあなたの愛する人たち、そしてあらゆる存在領域の全生命体が、より高い道への迅速な道を見つけることができますように。

トム・ケニオン


※なお、音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。

※瞑想音源は、個人使用に限り、無料で使用できます(トムの公式サイトの「リスニングセクション」注意書きより)。


コメント

 まずハトホルの述べている部分を読んで、これまで彼らが、私たちが多次元存在であり、3次元以外の自分の側面とつながる必要性と重要性を強調していたことを思い出しました。

 恐怖や不安が高じると、多角的に物事を見たり、創造的・調和的な問題解決がむずかしくなる傾向があります。

 また、視野が狭まり、自分の意識が3次元世界に限定されがちです。

 こういう時だからこそ、自分の多次元的側面につながって、意識を拡大することが必要です。

 ただでさえ、私たちは、知覚・認識の牢獄に入っているわけで、それを加速させる方向を選ぶ必然性はありません。

 もちろん、ハトホルたちが過去の記事で指摘していたように、自分の多次元的な部分につながることを、3次元世界からの逃避に使う危険性はあります。しかし、3次元世界の困難を軽減し、より良く生きる方向にも使うことはできます。もしハトホルの真意がわかっている人は、いずれが、彼らの求めているあり方かは、おわかりになるはずです。

 また、トムのコメントで、「非適応性の狂気」という概念がありました。

「非適応性の狂気」とは、変化する現実に臨機応変に対応する能力を低下させる、精神的・感情的な不安定さを意味しています。もっと激しくなると、人々は完全に気が狂ってしまい、あらゆる種類の奇妙な自己破壊的行動を取るようになります。

 枠珍の危険性を知りながら、あるいは、事実を指摘されても、接種する人がいます。また、どう考えても、合理的とは言い難い理由で接種している人々もいます。

 この一部は、「非適応性の狂気」で説明できるのかもしれないと、今回の記事を読んで感じました。もちろん、これが当たっているかどうか、私には何とも言えません。

 真偽は不明ながら、安全性が確認されておらず、死者・重篤な副反応者の多い枠珍接種は、私には、「奇妙な自己破壊的行動」に見えて仕方ありません。

 サウンド・メディテーションは、好みの問題はありますが、私には合っていると感じました。

 これから、「エレヴァトロン」のように、ヒーリング系のサウンド・メディテーションもいくつか、出てきます。「福島」も、こちらの系統に分類されると言って良いでしょう。

 もっとも、"heal"という言葉は、"whole"という言葉と深い関係を持っていることを考えれば、ハトホルのサウンド・メディテーションは、この「混沌の節目」の最中、私たちが、自分の全体性(自分の多次元的側面とのつながりを含む)を取り戻すのを目的としてデザインされています。そういう意味では、彼らのサウンド・メディテーションは全て、瞑想のためのツールであると同時に、ヒーリングも意図されていると言ってよいでしょう。


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。


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