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引用から考える その3:この世は、心(マインド)人間ばかり

 本の引用の3回目です。

 どの本を選び、どの言葉を引用するかに私の解釈は入りますが、できる限り、引用された言葉だけで、理解できるように配慮します。

 個々の言葉を読んで、気になったことがあれば、本を読む、関心を持って調べてみる、考えてみる、そうしたきっかけにしてくだされば幸いです。

 引用された言葉を、声に出して読むのも良いかもしれません。

 もしかするとそこには、自分を鼓舞し、萎えた気持ちを奮い立たせ、勇気づける言葉があるかもしれません。

 引用された言葉を黙読するのと、声に出して読むのは、また違った趣があります。


 今回は、デーヴィッド・アイク『ムーンマトリックス1』(ヒカルランド、2019)から引用します。

 原書は、2010年にイギリスで発行された『人類よ、起ち上がれ――眠れる獅子が目覚めるとき』(Human Race Get Off Your Knees: The Lion Sleeps No More)という、約700ページの大著です。

 日本語では全10巻の文庫本で出版され、後に全5巻の新装版が出されました。

 今回、私が引用するのは、この新装版の第1巻からです。


“心(マインド)は、区別、構造、言語、階層、法律、時間、空間、個別性として現実を知覚する。こうした事物を「体験(エクスピアレンス)」として根源意識(コンシャスネス)に伝えるのが、もともと心(マインド)の仕事である。” (p,61)
“問題なのは、人類が心(マインド)の知覚にすっかり埋没してしまい、「体験」そのものが自己だと思ってしまっているところにある。それはまるで、キーボードに向かい、マウスを手にして、コンピュータが認識するがままに全てを認識しているようなものである。そうなると、どんなコンピュータにも入っている共通ソフトに従うだけで、創造性も独自性も失われてしまう。” (p,61)

[心(マインド)の知覚に埋没すると、名前・出身・性別・社会階層・経歴といった「体験」を自己そのものだと思い込む。こうなると、創造性と独自性を失うと言うが、実際、そうではないだろうか。
 履歴書を一瞥した人から、「あなたはこういう人ですね」と言われて、曰く言い難い思いを感じたことのある人は少なくないだろう。「いや、私はそんな一枚の紙切れに収まる人間ではない」という思いが湧いてくる。それは、人間を一枚の紙きれに収めようという心(マインド)の横暴に対する、根源意識からの否かもしれない。完全に心(マインド)の知覚に埋没すると、履歴書を自己とみなされても、何も疑問に感じなくなる。そんな人は、実に操りやすい。]


“人間も、心身に囚われることで、本来の無限の能力を忘れてしまう。もっとも、自然に忘れたわけではない。幾世代にもわたり、忘れるように操られてきたのである。”(p,61)
“その操作をしているのが、相互交配により血筋を維持している家系ネットワークである。私は「影の人々(シャドー・ピープル)」と呼んでいるが、私は今まで何年もかけて彼らのことを暴露してきた。彼らは現実を創造する仕組みを知っている。彼らの目的は、人間を心(マインド)の中に閉じ込めたままにし、根源意識から絶縁した状態のまま維持することである。その状態の人間なら、まとめて操縦可能だからだ。我々を心身コンピュータの知覚レベルに閉じ込めた上で、我々が受信する情報、電気・化学作用を操り、現実感覚プログラムを作成・動作させるのである。”(p,61-62)

[アイクは他の本では、イルミナティ血族、レプティリアン血族と呼んでいる。今であれば、Deep State(DS)であろう。
 この一節は、DSがいかに我々を隷従状態に置き、またそれを維持し続けていられるか、その核心の話である。
 また、根源意識から絶縁した状態の人(まだまだ多くはそうである)は、「影の人々」が望むように現実を知覚するので、行動はパターン化し、ロボットのようにふるまう。
 おそらく、彼らの操作・洗脳から脱出できる人とは、わずかなりとも、根源意識とのつながりを持っている人のことではないだろうか。]

参考サイト

 デコードのインタビュー記事の、「天界の裁判所でのカバールに対する起訴」という見出しのところにある、「思考がエネルギーとなり、そのエネルギーが形を形成してこの物質界、現実界を創り出している事も彼らは知っています」から始まる文章をお読みください。それがつまり、「現実を創造する仕組み」だ。


“「根源意識」と言うときは、不変にして無限の認識レベル、つまり、我々の原初の状態を意味している。それは全知であり、全能である。自覚した永遠なる「一つの意識」である。全てはこの「一つの意識」が現われたものである。「あるもの全て」を含むのだから当然だ。自覚した「一つの意識」と比べると、心(マインド)は、その全てが同じ認識・覚醒状態にあるわけではなく、偏屈な愚か者である。”(p,62)
“意識とは、自己認識(自分自身の存在に気付くこと)だと定義されている。私はそうは思わない。自己認識とは、自分の存在を自覚していることなのかもしれないが、私が用いているような意味で「意識」があることではない。心(マインド)は自己認識するが、それは「エセル・ブラウン」とか「チャーリー・スミス」といった名前や、それに付随する「人生談」を自己と認識する間違った自己認識である。”(p,62-64)

[ここで述べられていることは、ふつう理解されている「意識」とはかなり違うように思われる。よって、アイクの言う「意識」に、他の意味を持ち込まないことが大事だ。]


“心(マインド)が閉鎖回路になると(多くの人はなっている)、不変の意識、永遠なる認識という意味での本当の「意識」にはならない。ごく限られた範囲内での覚醒、可能性、自己認識で活動することになる。こんなことを初めて聞く人にとっては、受け入れることが大変だろう。だが、点と点をつなぎ合わせていけば、実に単純明快に分かることだ。”(p,64)

[理解できなければ、棚上げして、意識の中に漂わせておくだけでいい。]


“心(マインド)は、思考を介して通信する。心(マインド)は休みなく考えている。人間は、心(マインド)こそが自己であると信じているため、心(マインド)なしではいられず、ゆえに「思考依存症」になっている。さらに思考が感情になる。思考に対する心身の反応が感情だからである。そのため、人間は「感情依存症」でもある。何かを直に経験しないときでさえ、感情が生じる。考えるだけで感情を抱く。”(p,64)

[モンキートークというのは、絶えず、頭の中で響き渡るおしゃべりを言う。これが、「心が休みなく考えている」状態だ。これを止めるには、瞑想や呼吸法をやって、そうしたおしゃべりに気付くようにしていく必要がある。
のべつまくなしにしゃべっている人は、焦燥に駆られているように見えるだけでなく、他人の言葉を聞こうとしない。同様に、思考依存症の人には、根源意識の声がほとんど聞こえないのかもしれない。だから、「影の人々」からすれば、こういう人は操りやすく、洗脳しやすい。
 逆に立ち止まって、根源意識の声を聞ける人、頭のおしゃべりを止められる人を操るのは容易ではない。]


“我々は、心(マインド)が作る世界に生きている。世界は心(マインド)が作った人間であふれている。心(マインド)が神の世界である。「彼は大きな心を持っている」「彼女は素晴らしい心の持ち主だ」「なんて美しい心なんだろう」と。”(p,64)
“心(マインド)が作る現実においては、心(マインド)が全てである。そのため、いわゆる現代社会では、知能(思考力)が崇めたてられる。我々の屈折した解釈では、「知識人」や「大学の研究者(アカデミック)」であることが、「賢い(クレバー)」ことの証になる。「賢い」とは何を意味するかによるだろう。辞書では「心の動きが迅速で、独創的なこと、明晰さ」とある。”(p,64-65)

[思考力に秀でた人は、本当に「賢い」のか?
 また、我々は、そんな人を「賢い人」とみなすように洗脳されている。我々がそうみなすことが、彼らにとって利益になるからだ。本当は、彼らが「賢い人」とみなす人が愚人で、「愚人」とみなされている人が「賢い人」なのかもしれない。]


“そもそも思考することで問題を解くことが心(マインド)の役目であり、「心の動きが迅速」は良しとしよう。だが、「独創的」は違う。独創性は心(マインド)ではなく、根源意識に由来している。「明晰」とは何だ? たくさんの事実を記憶に蓄積し、自在にそれを繰り出す能力を意味するならば、心(マインド)の役目である。”(p,65)

[独創性や独自性に乏しい人々が崇めたてられるのは、崇める側も、同じように心(マインド)が全てという状態になっているからである。しかし、心(マインド)は全てではない。
 また、ロボットは独創的たり得ない。]


「賢さ(クレバー)」は心(マインド)から、「知恵(ウィズダム)」は根源意識から生じている。(中略)「知恵のない賢さ」こそが、地球上で最も危険な破壊力になっている。例えば、とても賢くなければ原子爆弾を作ることはできないが、実際に原子爆弾を作ることは賢明なことではない。”(p,65)

[そこら中、「知恵のない賢さ」だらけではないだろうか。同調圧力や報道による恐怖に煽られて、それが何であるかを正確に知らないまま、自分の体に薬品を注入して喜ぶのは、賢明なことだろうか。]


“賢い人間はたくさんいるが、賢明な人は少ない。本来の自己ではなく、心(マインド コンピュータ的な回路)に支配された状態で、ものごとを認識しているからだ。”(p,65)

[賢明な人とは、「知恵のある人」、つまり、根源意識とつながっている人である。そして、そうでなければ、洗脳から目覚めることは、ほとんどむずかしいように思う。]


“私はこれまで50カ国以上、20年以上にわたり、多くの人を相手に講演してきた。その中でも、「箱の外側」に何の反応も示さないタイプの典型が、知識人・学者である。この「箱」が心(マインド)のことだ。このタイプの人は、心(マインド)に固く閉じ込められているため、根源意識から情報・ひらめきを受け取って考えることができない。彼らにとって根源意識は、映画『トワイライトゾーン』からやってきた存在のように異次元の存在なのだ。にもかかわらず、知性が高いと称賛される。社会を管理する組織を動かしているのも彼らだ。”(p,65-66)

[知識人・学者、あるいは同様のタイプの人々は、自分たちが箱の中で生きているものだから、箱の外側に世界があることが想像できず、根源意識の声を受け取れない。そんな人たちが称賛される社会とは、何だろうか。]


“心(マインド)が作る世界(システム)が、心(マインド)が作るロボットを量産し、心(マインド)が作る世界(システム)を管理している。このプロセスが何度も何度も、何年も何年も繰り返されてきた。”(p,66)

[教育によって、マスコミの洗脳によって、ロボットは今も、常に、作られ続けている。知恵のない教育は、「賢い人」「高い知性の人」を作るかもしれないが、「知恵ある人」を生み出しはしない。それに居心地の悪さや窮屈さを感じる人は、むしろ、根源意識と心(マインド)のバランスが取れており、正常だと、私は思う。だが、心(マインド)に埋没した社会は、彼らを異常とみなす。全てではない心(マインド)が、である。]


引用から考える その2


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