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引用で考える その8:エネルギーと密度

 本の引用の8回目です。

 前回から間が空きました。

 どの本を選び、どの言葉を引用するかに私の解釈は入りますが、できる限り、引用された言葉だけで、理解できるように配慮します。

 個々の言葉を読んで、気になったことがあれば、本を読む、関心を持って調べてみる、考えてみる、そうしたきっかけにしてくだされば幸いです。

 引用された言葉を、声に出して読むのも良いかもしれません。

 もしかするとそこには、自分を鼓舞し、萎えた気持ちを奮い立たせ、勇気づける言葉があるかもしれません。

 引用された言葉を黙読するのと、声に出して読むのは、また違った趣があります。

 今回は、デーヴィッド・アイク『ムーンマトリックス1』(ヒカルランド、2019)から引用します。

 原書は、2010年にイギリスで発行された『人類よ、起ち上がれ――眠れる獅子が目覚めるとき』(Human Race Get Off Your Knees: The Lion Sleeps No More)という、約700ページの大著です。

 日本語では全10巻の文庫本で出版され、後に全5巻の新装版が出されました。

 今回、私が引用するのは、この新装版の第1巻からです。

“形態は異なれど、全てはエネルギーである。(中略)心身もエネルギーであり、自由に流れること(開かれた心)もできれば、高密度で重くなること(閉ざされた心)もある。恐怖と頑固な思い込みほど、エネルギーを高密度にするものはない。”(p,69)


“脳が固定観念に合致するように現実を濾過(ろか)し、固定観念が居座り続けることが、「脳地図(ブレイン・マッピング)」を描くと現れる。陰から世界の出来事を操ろうとしている人々は、我々の心(マインド)を狙っている。「思い込み」を求めているのだ。宗教であろうと政治思想であろうと、彼らにとっては固定観念なら何でもよい。固定観念さえあれば、我々が大局的に物事を理解することが阻止できる。”(p,69-70)

 [だから、固定観念を手放すことが大事。

 絶え間なくやるしかない。]


“固定観念と固定観念を対立させることで、分断して支配することが可能になる。”(p,70)

[グローバリズム対ナショナリズム、自由思想対保守主義、いろんな思想の対立も、固定観念と固定観念の対立と言える。そして、それに人々が熱中していてくれれば、「陰の人々」による操作は容易となる。

 中身は変わっても、構造は常に同じ。あと何回引っかかればいいのだろうか?]


“開かれた心(マインド)で「無限の認識(インフィニット・アウェアネス)」に意識的に接続されることは、支配者にとっては最悪の悪夢である。だから、そうした心(マインド)を開くような覚醒に対しては、ありとあらゆる手段で抑圧できるよう社会の仕組みを作ってきた。”(p,70)


“思考はエネルギーの渦であり、固定化・硬直しうる(中略)この渦は、神経細胞ネットワークにつながった別レベルのプロセスであり、神経細胞が繰り返し同じ順序で発火するように固定化する。こうした硬直化した高密度の渦が、硬直的で柔軟性のない考え方、固定的な現実認識の正体ではないか”(p,70)


“また、反対方向もあり、固定的な考え方が、高密度の渦と硬直的な神経細胞ネットワークを作り出す。こうしたネットワークと低振動のエネルギー場(同じ思い込みをさまざまな形で表現)こそが、経路を塞ぎ、我々を五感の現実につなぎ止め、「無限の認識(インフィニット・アウェアネス)」への意識的な接続を阻害しているのである。これが思い込みに合致するように脳が情報を選択して構築する電気的・振動的な濾過プロセスのレベルである。具体的に言えば、同じグラスを見ても、グラスが半分空であると思う人もいれば、半分残っていると思う人もいる。何事もポジティブに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいる、ということだ。”(p,70-71)


“同じ順序で神経細胞の発火を繰り返す「脳地図」は、コンピュータで実行されるソフトウェア・プログラムに似ている。プログラムのコードを書き換えたり、ディスクを入れ替えたりしなければ、同じことが繰り返される。大半の人は変更したりしない。だから認識や行動が限定され、行動が容易に予測できる。”(p,71)


“我々がそうした硬直的な思考から脱出すると、神経細胞の蜘蛛の巣はパチンと切れてしまい、新しい現実に即した別の蜘蛛の巣が形成される。そして、濾過プロセスも新しくなり、以前はアクセスされなかった別の可能性の領域が解読される。我々は、この変化を、「人生を変えるような出来事」とか、今までなかったような展望(好機)が急に開けた感覚として経験する。だが、この「好機」は、急に出現したわけではなく、「全ての可能性」にあるエネルギーの密集体の中には常に存在していたのである。脳がそれを読み込み、物質界の経験として出力することを、個人の思い込みが阻害していただけなのだ。”(p,71-72)


“硬直的な思考と低振動状態(特に恐怖)は、我々のエネルギー場を振動の遅い高密度状態に落とし入れ、「無限の認識(インフィニット・アウェアネス)」に対する防火壁(ファイアウォール)を築いてしまう。”(p,72)


[連日、メディアやネットでは、恐怖ポルノが演じられ、恐怖が惹起される。それは、低振動状態に誘導・強制されるということだ。だから、これから抜けて、高振動状態に行く必要がある。そのもっとも手っ取り早い方法は、感謝の感情を感じることだ。

 5○7の恐怖を煽るのは、枠珍を打たせたいだけではない。私たちを、低振動状態という牢獄に閉じ込める目的もある。]


“1990年に初めて目覚めて以来、私は大半の人々の思考体系から大きく外れることを言ってきた。それで人々の「脳地図」は、私を狂人(危険人物とさえも)として解読するように発火したのである。だが、本当のところは、私が私の心(マインド)から脱し、根源意識へと向かう過程にあったのである。”(p,72)

[ロボット人間――大半の人間がそうだ――からすれば、根源意識から生きる存在は、狂人に映る。

映画『マトリックス』のネオは、トーマス・アンダーソンだった時の同僚からすれば、狂人に見えるだろう。]

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