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ダイアナ妃の歩みその4:愛と光を放った人

 「その3」からの続きである。

 さて、JFKとダイアナ妃の歩みを書こうとしたのは、こういう目的からだった。

 二人がどんな家庭で育ち、どんな過程を経て、大統領あるいはプリンセス・オブ・ウェールズとなっていったのかを示すこと、また、ブラザーフッドの策謀がいかに広範囲にわたって、個人の人生を支配・掌握しているか、そして、そこから脱して、目覚めた人間として歩むことが、いかに奇跡的かを示すことであった。
 
 これまで述べてきたことで、ダイアナの人生もまた、広範囲にわたって、ブラザーフッドの手の内にあったこと、しかし、それにもかかわらず、彼女が自分の内なる力と本分に従って、人生を歩もうとしていたことがおわかりいただけたかと思う。

 だが、それでも、ブラザーフッドの巨大な力に抗うのは容易なことではなかった。

 少し違った角度から、ダイアナについて述べてみたい。

マリリン・モンローとダイアナの共通項

 アイクは、マリリン・モンローとダイアナの共通項を指摘している。

 “体制に利用され、捨てられて、殺された。マリリンにはケネディ大統領との情事があり(弟のボビーともあったらしい)、危険で必要以上の存在となって、殺された。つまり、知りすぎていたからだ。この二人には、ほかにもこういった驚くべき共時性の例があり、多くの「偶然の一致」がマリリンとダイアナの生涯を結びつけている。”

・どちらも生まれ月の一日生まれで、八月に三十六歳で死んだ。
・どちらも二十九日に結婚し、相手は十二歳年上だった。
・マリリンは自分を「ダイヤモンドの女王」と呼び、ダイアナは「心の女王」を自称した(「ダイヤのクイーン」と「ハートのクイーン」だ)。
・どちらもエルトン・ジョンの『キャンドル・イン・ザ・ウィンド』で取り上げられた
(以上はp,454を参照)

真実を語ったために、ダイアナの親友は仕事をなくされた

 ダイアナの親友のクリスティーン・フィッツジェラルドについて、アイクは高く評価している。

 “クリスティーン・フィッツジェラルドは、ダイアナの生活のごく細かな内密の部分まで本人と話し合っていたから、彼女ほどさまざまな面や立ち入った内面までダイアナのことを知っている人物はまずいない。”(p,452)

 そして、クリスティーン・フィッツジェラルドは、デーヴィッド・アイクと話をしたがために、「お前の仕事をつぶす」という脅しを実行されている。

 『大いなる秘密 下』の記述によれば、ロンドンの中心部で仕事をしているにもかかわらず、突然、予約の電話がなくなった。

 彼女は「イギリスでも特に才能のあるヒーラー(治療者)で、彼女の治療がよく効くことを考えれば」(p,455)、説明のつかないことである。

 勘のいい方は既にお気づきだろうが、これは、彼女が真実を知り、語っているために他ならない。

 彼女はこう述べている、「戦争をしたいとは思いません。ただ、このひどいことを終わりにしたいだけです」(p,455)と。

クリスティーン・フィッツジェラルドによるダイアナについての言葉

 クリスティーン・フィッツジェラルドによるダイアナについての言葉をいくつか、引用する。

 “かわいそうに、少しでも彼女のことを気にかけてはくれる人が、家中で誰もいなかったのです。まったくひどい状態でした。毒蛇の巣に、いつも一人ぼっちだったのです。私は、彼女の引き裂かれた心を縫い合わせていただけです。そんなとき、彼女は偶然に私のことを知り、訪ねて来たのです。でも私がその事情を飲み込むのに二週間もかかりました。” (p,455)

 “彼女ほどめちゃめちゃにされた人はいません。真実を話そうと思えば、あったことはすべて話さなければなりません。そうです、彼女は狂ってなどいません。精神的、肉体的に虐待され続けていたのです。多分、それは子供のころからでしょう。彼女の父親は汚れた人間でしたし、継母(レイン)もそうでした。” (p,456)

 “王室はものすごく恐れていました。やがて大衆は自分たちに背を向けてしまう、徐々に、世界中が彼女の味方になってしまう、と。彼女の価値を知り、長い時間をかけて、心の吸血鬼のようなやり方で、彼女を飼育していったのです。” (p,456)

 “彼女はただ、結婚して子供がほしかっただけなんです。とても可愛らしい心の持ち主でした。彼女は、それまでの自分とは違う自分を生きたいと思っていました。それができていれば、世界はダイアナにとって満足のいくものになっていたはずです。なぜなら、あれだけひどい目に遭っていながら、彼女は光の人で、どこへ行っても愛があふれてきていたからです。驚くべきことでした。”(p,456)

 ダイアナの姿勢と対照的だったのが、ウィンザー家の冷たさだ。

 ダイアナは、ウィンザー家の冷たさが信じられない、と言い続けていた。

 “大衆はそれを、彼女の死後数日で、目に見えるかたちで知ることになったのだ。王室は、スコットランドのバルモラル城から姿を見せなかった。大衆だけがダイアナを悼み、数千万人が集まった。かつて大衆が、あれほど悲しみを激しく表現したことはなかっただろう。マスコミを通しての大衆からの圧力を受けて、ようやく女王は腰をあげ(それも、すったもんだのあげくだ)、冷たく、感情のこもらない、まったく不充分なダイアナへの「言葉」を、葬儀の前夜になってテレビで読み上げた。”(p,456-457)

 ウィンザー家の冷たさは、ブラザーフッドとそのネットワークの心と感情の特徴でもある。

 そして、それは低層四次元に棲むレプティリアンの性格の特徴でもある。

 そういう中で、ダイアナは生き、愛と光を放った。

 ダイアナとはどんな人だったか。

 「良心も、モラルも、後悔も、感情も、情緒も、何もない」世界で、愛があふれた、光の人だった。

 「JFK暗殺考その3」で、JFK Jrについて、私はこう述べた。

 "彼(JFK Jr)は、暗い歴史を持つケネディ家と、ブラザーフッドに支配されたこの世界に、光をもたらすために生まれた人だと、思う。"

 同じことが、ダイアナ妃にも当てはまる。

 ケネディ家もスペンサー家も、エリートの、つまり、レプティリアン血族の家系であり、養育には、虐待とマインドコントロールがふつうに行われていた。

 それは、レプティリアンが愛を知らないのだから当然である。

 にもかかわらず、JFKとその息子JFK Jrと、ダイアナは、その傾向に抗い、光と愛をもたらす歩みをした。

 彼らの歩みは本当に奇跡と言うしかない。

ダイアナは生存しているのか?

 JFK Jr同様、ダイアナにも生存の噂がある。

 私は、JFK Jrほど、彼女の生存に確信を持てないので、この情報は保留している。

 アイクの記述を読む限り、どう考えても、ブラザーフッドは、確実にダイアナが死ぬように計画を遂行していたとしか、思えない。

 仮に、彼女が生きていたとしても、どうやってこの事件から生き延びたのかは、正直、全くわからない。

 この件は、とても慎重に扱うべきものだと思う。

 少なくとも、本当に彼女と心を通わせていた人にとっては、生存説は、無用の悩みをもたらすものにしか、感じられないのではないか。それは、JFK Jrについても同様だ。

 JFK Jrやダイアナの生存説を言う人には、その点について、もう少し配慮をもってほしいと思う。

もしダイアナが生存していたら、その意味は?

 もし仮に、彼女が生きていたとしならば、そのことが持つインパクトと意味は、JFK Jrの時と同じだ。

 ダイアナが公の場に、はっきりと姿を現わすということは、アルマ橋トンネルでの「事故」の真相を、完全な形で開示できる準備が整ったことを意味すると、私は考える(アイクが『大いなる秘密』を書いた時点では触れなかったか、あるいは知らなかった事柄も、そこには含まれているだろう)。

 これは、ダイアナの生存以上に、英国国民にとって、英国の歴史にとって、世界の歴史にとって、多大な衝撃を与えるニュースとなるだろう。

 全体として見れば、喜ばしいことであろうが、暗殺という非道・違法な手段で、一時的にでも、英国王室のメンバーとなって、また人々に広く知られていた人が葬り去られ、しかも、事件が隠蔽されたことに、多くの人は、強い憤りを抱くだろうと、想像される。

 英国王室の廃止という声が出るのは、必至だろう。

おわりに

 こうしてやっと、ダイアナ妃の困難な歩みと、彼女が放っていた愛と光を紹介できて、ホッとしている。

 この記事のために、アイクの『大いなる秘密 下』第7章を読んで、本当に過酷な歩みをしてきた人であることに驚き、また賞賛の念を抱いた。

 マインドコントロールと虐待を受け、自分の価値を信じられず、それでも、光と愛を放つ人間になっていくというのが、どれほどむずかしいか。

 JFKやダイアナの歩みは、同種の苦しい環境で生きてきた人たちにとって――私にとっても――も、大きな希望となるように思われる。

 長い記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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[2021/06/30追記]

デーヴィッド・アイクによる、アリゾナ・ワイルダーさんへのインタビューでも、ダイアナ妃の受けてきたマインドコントロール、また彼女の暗殺について触れられていました。

長大なインタビューなので、関心とお時間のある方だけ、お読みください。


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