ペルシアの諺とグルジェフの言葉
C・S・ノット『回想のグルジェフ ある弟子の手記』を読んでいる。
パリ時代のグルジェフとその門弟たちとの神話的な日々の回顧と、グルジェフの『ベルゼバブの孫への話』のコメンタリーが収録されている。
今日は、この本から四つの言葉を引用するだけにしよう。
最初の二つはペルシアの諺あるいは格言である。
“賢い人間は愚かな人間を理解している。なぜなら、彼自身かつては馬鹿だったからだ。しかし馬鹿は賢い人間を理解していない。彼は一度も賢くなったことがないからだ。” (C・S・ノット『回想のグルジェフ』コスモス・ライブラリー、2002、p,205)
“「起きろ! 起きろ! 残されているのはくだらない人生ばかりだ。あなたの前にある道は長い。しかしあなたは幻影にとらわれている」。” (p,205)
次の二つはグルジェフの言葉である。
“「過去の喜びは現在の人間には無意味だ。それは去年の雪のようなもので、何の痕も残さないので思い出すことができない。意識的労働と自発的な苦悩のみが現実であり、幸福を得ることに将来役立ちうるのだ」。” (p,205)
“「人間は、蒔いたものを刈り取る。未来は現在の行動によって決定される。現在は、良かれ悪しかれ、過去の結果だ。現在の瞬間ごとに未来に向けて準備し、誤ってなされたことを正すことは、人間の義務だ。これは天の掟だ。あらゆる掟の根源だ!」。” (p,205-206)
グルジェフについては、以下で触れている。
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