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全訳ハトホル54「On the Nature of Angels(天使の性質について)」

記事の概要

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、54番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 今回の記事では、天使の性質についてのハトホルの見解が述べられています。

 タイトルを見た時、ちょっと驚きました。ただ、彼らも述べているように、宗教ではなく、他次元現実との関連で述べています。

 天使を、「知性の電磁場」と捉えるのは、少なくとも、私は今回の記事で初めてお目にかかった見方です。

 この記事の文脈は、強まる「混沌の節目」のストレスを軽減し、この過程を、恐怖や不安ではなく、感謝や恩・喜び・愛などの"coherent emotions"で通過していくという、今までに公開された記事と同じものです。

 単体で読んでも問題ない記事ですが、そういう全体の文脈がわかっていると、なぜこれが公開されるかが、よく理解できるかと思われます。


ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四タイプの内、今回の記事は、四つ全部を扱っていると思われます。


On the Nature of Angels(天使の性質について) 2015/06/21

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/08/10(火)

原文:

瞑想使用音源:”A Bridge Between the Worlds”(12:01)

 このメッセージでは、天使の性質について、私たちの見解を述べたいと思います。

 これは宗教とは何の関係もありません。むしろ、他次元現実と関係しています。

 私たちの目的のために、天使の話題を、3つの大きなカテゴリーに分けます。

靈界の天使
 これらの儚い存在は、知性の電磁場です。認識できる「形」を持つものもあれば、そうでないものもあります。これらの知性の電磁場は、ユニークな方法で人間と相互作用し、人間の期待や信念が経験の性質に大きく関係します。つまり、人間の信念体系は、経験することに大きく影響するのです。

 靈界から来た天使は様々な形をしています。中には翼を持っているような印象を与えるエネルギー場を持っているものもいますが、そうでないものも多くいます。

 この種の天使は、「創造された存在」です。彼らは、創造主の命令を実行したり、行動をしたりするために、エーテルや宇宙に送り出された、知性の力場です。

 この創造主は、神・女神・半神・半女神・異次元間的存在・異星人の知性、あるいは人間存在の形を取ることがあります。これらのタイプの天使は、自分自身の自由意志を持ちません。特定の意図をもった目的のためだけに創られています。

 ほとんどの場合、天使は、天使を生み出したエネルギーが維持できなくなるまで、一心不乱にその使命を果たし続けます。非常に稀なケースですが、これらの天使的存在は自己認識のレベルを獲得し、自分を創造したり、誕生させたりした存在とは別の、個人的な選択をする能力を持つことがあります。これは非常に稀なケースですが、実際に存在します。

 天使というカテゴリーの中には、さまざまな意図を持った存在たちがいます。

 このメッセージでは、人生を肯定するポジティブな意図を持った天使に焦点を当てています。

内なる天使たち
 天使の第二のカテゴリーは、「人間の体内にのみ存在する知性の電磁場」と表現するのが最も適切でしょう。これらは、個々の人間の感情や信念によって作られた知性の力場です。それらは、信念や感情に反応して人間の体内を移動する微細エネルギーの力です。

 あなたが人間として持っている偉大な能力の一つは、ポジティブな意図とポジティブな感情を使って、体内に天使の力を創造することです。この最も重要なテーマについては、また後ほど御紹介します。

宇宙人の知性
 この第3のカテゴリーの天使は、全く天使ではなく、誤った解釈をしているのです。

 人間(human being)が宇宙人の知性(alien intelligence)に遭遇した時に起こる現象です。天使と遭遇したと誤解されることもあります。皆さんの靈的・宗教的な伝統の中には、天使的存在や、神や女神との出会いについての物語がありますが、それらは実際には、より高度な宇宙人の文明であったに過ぎません。

 天使の話題を取り上げる理由は、2つあります。

思考、恐怖、そして変化
 第一の理由は、地球上で起きている大きな変化を、あなた方が靈的に生き残るためという、現実的な理由です。簡単に言えば、地球上の急激な変化が反射的な恐怖を生み出しているということです。

 人間存在は例外なく、変化を嫌う性質を持っています。そして、地球上で起きているような大きな変化があると、この自然な恐怖反応がエスカレートし、体の中に有害な知性の電磁場が放出されてしまうのです。

 そこで、これに対抗するために、素粒子の天使の形を創造することによって、人間(human)の生理にポジティブな結果を生み出すことについて御説明します。

 思考や感情が免疫系にどのような影響を与えるかを研究する心理神経免疫学や、思考や感情がDNAにどのような影響を与えるかを研究する新たに生まれつつある科学であるエピジェネティクス(後成的遺伝学)は、原因因子となる化学物質や分子を明らかにしつつあります。

 しかし、私たちはさらに一歩進んで、あなたが生み出す思考や感情によって、あなたの体という宇宙に、実際に、量子場効果を創造することを提案したいと思います。

 ここで分岐点となります。

 あなた方の世界における混沌とした力の増大により、多くの人間が、恐怖・不安・敵意・疲弊などの感情を増大させています。その気になれば、ますます危険で脅威に満ちた世界に住んでいるという信念を立証することは簡単ですが、リストはまだまだ続きます。

 一方で、これは正しい評価です。しかし、このような知覚的現実の島に留まっていると、生物学的に言えば、体に有害な影響を与えることになります。

 もしそうであれば、このような認識に対抗するには、個人的な再生と慰めの期間を設けることが必要です。つまり、素粒子の天使の形を創造することで、生物学的にポジティブな結果を放出する方法を、創り出すということです。

 これをどのように実現するかは、非常に複雑です。しかし、最もシンプルな形で言えば、あなたがポジティブな思考やポジティブな感情を作るたびに、生物学的に、ポジティブな素粒子の天使たちが、あなたの体という宇宙を動き回ることになります。これらの力場は量子場効果を生み出し、ポジティブな生体反応にスイッチを入れ、ストレスの影響を軽減します。

 ポジティブな思考や感情を意図的に作り出すことに加えて、前回提供したサウンド・メディテーション『世界を結ぶ架け橋(A Bridge between the Worlds)』には、あなたにとって有益なリソースがあると、私たちは考えています。このサウンド・メディテーションを1日に1~2回、12分間聞くだけで、気持ちが大きく変わります。

 私たちは、あなたの周りで渦巻く、エスカレートする狂気に対抗するために、あなたが意識的に、生物学的にポジティブな力場を定期的に体内に放出することが、非常に重要であると考えています。

 ここで、以前のメッセージ「Ecstasy and the Heart エクスタシーと心臓 2005/04/18」を御紹介しますが、この情報はあなたの役に立つかもしれません。

 天使をテーマにする2つ目の理由は、惑星的なものです。

 あなた方は集合的に、非常に困難で危険な地点を通過しているのです。宗教的狂信、気候変動、企業の強欲さと操作、そして生態系の基盤に対する悲惨な脅威など、地球上の破壊的な力は増大しています。

 私たちの視点では、あなた方は今、この惑星がしばらく見たことのないような、大規模な「混沌の節目(Chaotic Node)」に突入しています。この「混沌の節目」が放置された場合、多くの人間を含む、非常に多くの生命体が大量に絶滅する可能性があります。

 そのため私たちは、全ての靈的伝統、あらゆる生命を肯定する他次元の存在、ポジティブな意図を持つ全ての宇宙文明、そして私たちの意図と同調する全ての人間存在、これらから、全てのポジティブな天使の形態を、行動へと呼び起こしています。

 2015年9月5日に、結節点(nexus point)の作成を行います。そして、地球規模の瞑想を通して、私たちはこれらの多くの多様な、生命を肯定する天使の形態を、この地球上の生命の保護とその向上のための同盟に呼び寄せます。

 この意味を明確にしておきましょう。

 人間意識が、現在現れているものよりも高いレベルに自らを高めるならば、それは生き延びるに値します。もし、自分自身を高められなければ、あなた方が知っているように、人類(humanity)はこの通過を生き残れないでしょう。これは、あなた方が今、様々なレベルで直面している、宇宙の集合的な知能テストです。

 この結節点を作ることで、これらのポジティブな知性の電磁場が一貫性のある力(coherent force)を発揮できるようにするというのは、普通では考えられない提案です。

 というのも、これらの天使たちの創造主(複数)は、様々な靈的領域、宇宙人、他次元のソースから来ているからです。これらの「天使的存在」は、お互いに交流することはほとんどありませんが、私たちは人類(humanity)とこの惑星上の全ての生命のために、彼らを「運命のテーブル」に呼んでいるのです。

 この結節点は、2015年9月5日、マンハッタンで開催される『In the Company of Angels』というイベントの最後の30分に起こります。瞑想は午後5時30分に始まり、夏時間(米国)で午後6時に終わります。または、午後9:30―午後10:00(GMT)となります。

 このサウンド・メディテーションは録音され、イベント終了後にウェブサイトに掲載されます。このサウンド・ピースに共鳴された方は、継続的にお聴きになって下さい。言い換えれば、これは一回限りの瞑想ではなく、聴くたびに強化される、連続したコヒーレントなエネルギーの場として作られているのです。

 サウンド・メディテーションのためにニューヨークに行くことができない方で、形成されつつある結節点に自分を同調させたい方は、ニューヨークでのメディテーションの時間帯に、『A Bridge Between the Worlds』を聴くことをお勧めします。この間、頭頂部にあるクラウンチャクラに意識を置きます。瞑想を3回聞いた後、少なくとも、30分以上の休息を取ってから、外の活動に移りましょう。(注:このメッセージの最後に、このサウンド・ピースへのリンクがあります。この音源は、事前にパソコンにダウンロードしてお聞き下さい)。

 もしあなたが遠くからこの結節点の瞑想に参加することを選んだなら、私たちはあなたを歓迎します。そして、この意識のレベルでは、物理的な距離による分離は制約ではないことを知って下さい。

ハトホル 2015/06/21


トム・ケニオンによる見解と考察
 当初、『In the Company of Angels』をマンハッタンで1日だけのイベントとして開催することを考えていた時には、まさかハトホルたちが登場して、世界瞑想を行う機会を求めてくるとは想像もしていませんでした。

 このメッセージを受け取った翌日、私とジュディは、スタンフォード大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校が共同で行った研究に関する、ハフィントン・ポストの記事を読みました。2015年6月5日付の「Science Advances」Vol.1 No.5に掲載された本研究の結論は、地球の生態系が、実際に、「第6次大量絶滅期(sixth mass extinction phase)」に入ったというものでした。

 御自身でこの研究を読みたいと思われる方のために、記事へのリンクを御紹介します。

 この研究に続いて、他の研究や逸話的な報告の全てが、当初考えられていたよりも、急速に生態系が悪化していることを裏付けているように思えてなりません。

 現実的なレベルでは、私たちの生態系の悪化を遅らせるためには、地球規模での全面的な取り組みが必要であり、現時点では想像できないレベルの地球規模での協力が必要になると思います。

 宇宙物理学者のカール・セーガンはかつてこう言いました。「絶滅はルールである。生存は例外である。」

 私たちは地球の歴史の中で例外的な瞬間を迎えています。この成長する「混沌の節目」を乗り越えるためには、例外的な解決策が必要になると言えるでしょう。

 私がハトホルをチャネリングしてきた中で、差し迫った災害の可能性について、これほど直接的な表現をしたことはありませんでした。また、天使の同盟によって、人類(humanity)と地球のための解決策を共同で創造するための結節点を作るという、これほど巨大なタスクを引き受けたこともありませんでした。

 これはSFの世界で、神話的なヒーローやヒロインが登場するようなものです。しかし、ハトホルの見るところ、天使の領域は――少なくとも異次元の視点では――、宇宙の根源的な力とつながっています。そして、国際協力の新たな基準を作り、この地球上の全生命体が本質的につながっていると認識される新たな現実を作るために、彼らと私たちが一緒になって、意志の統一を図ることを、彼らは呼びかけているのです。

 この壮大な意識の実験に呼ばれていると感じながらも、物理的にイベントに参加できない方のために、このメッセージの最後にハトホルたちが言っていたことを、もう一度伝えたいと思います。

 “もしあなたが遠くからこの結節点の瞑想に参加することを選んだなら、私たちはあなたを歓迎します。そして、この意識のレベルでは、物理的な距離による分離は制約ではないことを知って下さい。”

 長年にわたって、多くの、ハトホルの世界瞑想を促進してきた私は、正直に言って、この通りだと思います。これは、世界中の人々から寄せられた、地球規模の瞑想に「同調」した時の体験談に基づいています。世界のどこにいても、彼らには魔法が起こったと言っても過言ではないでしょう。

 2015年9月5日に靈的に参加したい方は、サウンド・メディテーション『A Bridge Between the Worlds』をサーバーから聴くのではなく、ダウンロードして下さい。これは、多くの人が同時にサイトからこの曲を聴こうとすると、サーバーが処理しきれずにクラッシュしてしまい、誰も聴くことができなくなるからです。

 遠くからグローバル・メディテーションに同調される方には、ハトホルは、クラウンチャクラに意識を向けて、サウンド・メディテーション(“A Bridge Between the Worlds”)を、3回聞くことを提案しています。また、その後、30分ほどかけて、自分の経験を統合することをお勧めします。

 天使の領域に深く触れることで、意識が大きく変化すると、ハトホルたちが指摘していました。よって、もし柔軟に対応できるのであれば、この統合期間には、もっと時間をかけたいと思います。また、人によっては、その後に長い眠りに就くことをお勧めします。

※なお、音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。

※瞑想音源は、個人使用に限り、無料で使用できます(トムの公式サイトの「リスニングセクション」注意書きより)。


コメント

 ワークというほどでもなく、簡単に説明していますが、「人間の体内にのみ存在する知性の電磁場」としての天使の活性化について、おさらいしましょう。

 "最もシンプルな形で言えば、あなたがポジティブな思考やポジティブな感情を作るたびに、生物学的に、ポジティブな素粒子の天使たちが、あなたの体という宇宙を動き回ることになります。これらの力場は量子場効果を生み出し、ポジティブな生体反応にスイッチを入れ、ストレスの影響を軽減します。"

 注意が必要なのは、ハトホルは単なる「ポジティブ・シンキング」を述べているわけではない点です。

 そして、時に容易でないからこそ、「エクスタシーと心臓」の記事を参照するように勧めているのです。

 恐怖や不安を感じているというのは、爬虫類脳に主導権を握られている状態です。この状態から、ポジティブな思考にシフトするのは、人によってはかなりむずかしいと思われます。

 それよりは、感情状態を、"incoherent emotion"から"coherent emotion"にシフトした方が簡単です。

 その中でも最もシフトしやすい"coherent emotion"が、感謝や恩といった感情であるのは、これまで何度も、彼らは述べてきました。

 これらの感情状態になると、爬虫類脳の上にある高次脳中枢が活性化することは、この分野の研究で既にわかっています。

 それを再三伝えてきたから、今回のメッセージで、「素粒子の天使の形を創造する」ことが、これほど簡単な説明になっているのだと思われます。

知性の電磁場としての天使の創造の仕方

 だから、先に引用したハトホルのメッセージを敷衍して表現するならば、こうなるでしょう。

"あなた方の世界における混沌とした力の増大により、多くの人間が、恐怖・不安・敵意・疲弊などの感情を増大させています。(中略)このような知覚的現実の島に留まっていると、生物学的に言えば、体に有害な影響を与えることになります。

 もしそうであれば、このような認識に対抗するには、個人的な再生と慰めの期間を設けることが必要です。つまり、素粒子の天使の形を創造することで、生物学的にポジティブな結果を放出する方法を、創り出すということです。

 (中略)最もシンプルな形で言えば、あなたがポジティブな思考やポジティブな感情を作るたびに、生物学的に、ポジティブな素粒子の天使たちが、あなたの体という宇宙を動き回ることになります。これらの力場は量子場効果を生み出し、ポジティブな生体反応にスイッチを入れ、ストレスの影響を軽減します。

 このためには、「エクスタシーと心臓」の記事で伝えたように、感謝や恩の感情状態に入り、ポジティブな意図と思考を抱いて、それを維持することです。そうすることで、あなたの体という宇宙を、素粒子の天使が動き回り、量子場効果を生み出して、ポジティブな生体反応にスイッチを入れ、ストレスの影響を軽減します。

 さらに、これらに加えて、前回提供されたサウンド・メディテーション『世界を結ぶ架け橋(A Bridge between the Worlds)』を、1日に1~2回、12分間聴くことを、彼らは推奨しています。BGM的に聴くのではなく、記事にある聴き方で聴いて下さい。

"私たちは、あなたの周りで渦巻く、エスカレートする狂気に対抗するために、あなたが意識的に、生物学的にポジティブな力場を定期的に体内に放出することが、非常に重要であると考えています。"

 「エクスタシーと心臓」のワークや他のワーク同様、これも訓練です。一度やって終わりではありません。しかし、望めばいつでもできるようになれば、周りで起こることに、少なくとも、感情や思考で巻き込まれるのを減らせるようになります。反射的な行動ではなく、より状況にふさわしい行動を冷静に取るためには、恐怖や不安という感情を、一時的にでも克服することが必要です。


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。


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