子供時代と被害者意識

私の被害者意識は、子供時代と密接に関わっていると思う。

母親が被害者側を大切に扱ってくれた経験からだと思う。例えば、兄妹間で喧嘩があると誰かが怪我をしたりなんかする。母は怪我した側を心配して、怪我させた側を、本気で怒ってくれた。寂しかった私は、それが嬉しかったんだと思う。心配してくれるし怒ってくれるから。だから被害者が好きなんじゃないかな。

大人になった私も、これをやり続けていた。(今も気が抜けた瞬間に被害者になることがあるけど、意識的にやめるようにしている)お母さんになんとかしてほしい、という気持ちからだと思う。お母さんの代わりに、常に誰かの正解が必要で、誰かの許可が必要だった。

寂しかった子供時代を癒していくことで、被害者意識も取れていく気がしている。小さい自分のお母さんになったつもりで、生活している。自分のしたいことを自分がしてあげる、モヤモヤとした気持ちを言語化したりして理解してあげる。時には人の力を借りて。

私は、私の気持ちをわかって欲しいって気持ちが強かった。子供の頃からエスパーみたいに気持ちを読み取られてるものだと思っていたから。でも、人の気持ちは分からなくて当然。だからこそ自分を説明する力は大切。というか言葉を使ってコミュニケーション取れていること自体が奇跡。という考え方になりつつある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?