許せないのは自分だけ
この病気(統合失調症)は不思議だ。
最近、夢の中で快適に動き回る夢をみる。現実の自分は体が動かないけれど、家事をしたい気持ちはあるんだろうな。
ただ、前よりも家事をしない自分を責めなくなった。病気になる前は、責めエネルギーで動いていた感覚がある。「やりたい」という気持ちよりも「やらなきゃいけない」という強迫観念から家事をしていた。家事なんてしなくても死にはしないのに。
体はとても賢くできていて、体が無理!って悲鳴をあげた結果、この病気になっていると思う。元々自分のキャバがものすごく小さかったけれど無理してなんとかなっていたイメージ。だから、発症後の方が本来の自分に近いんじゃないか?って思うことがある。
体育会系で理想が高い私は、仕事ができない自分や家事ができない自分が嫌になった。そうやって、自分だと思っていたものが削られて、ありのままの自分になっていくんじゃないか。いつの日か、ありのままの自分を愛せるようになっていくんじゃなかろうか。統合していくんじゃないだろうか。
私は、その時その時、常に自分に必要な環境の中に囲まれていると信じている。幸いにも、お金には困らない環境と、家事をしてくれる夫がいる。
仕事ができない自分や、家事ができない自分を許せないのは自分だけなのである。あとは自分を許して優しくしてあげるだけなんだけど、それが難しいのよね。この葛藤も必要だからやっている、そう信じている。
そうそう、不思議なんだけど、自分で自分のことを責めるのをやめると、人から責められることがなくなる。家事をしない自分を、まあいいかと思えるようになってから、人から指摘されることがなくなった。極端に言うとこの世界は自分しかいないのよ。
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