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【デュエマ】令和のカチュアイカズチ【じゃっき】【もふもふ連合会】

イカズチの『ズ』は、『す』に点々ですよ!(ご挨拶

 閲覧頂きありがとうございます。じゃっきと申します。
 この記事では、リモートCSで準優勝を果たした『カチュアイカズチ』というデュエル・マスターズでは古のコンボデッキを現代に蘇らせることに成功しましたので、ご紹介致します。

 先に申し上げます。CSの観点から言うと、このデッキは、「環境デッキ」ではなく「地雷デッキ」です。
 カジュアルデッキとしては申し分なく皆様にお楽しみ頂けると自信を持ってオススメします。


1.カチュアイカズチとは

 大まかなコンボについては、以下、デネブログ様の動画が面白く簡潔にわかりやすく解説されてますので、こちらをご視聴頂けると助かります。(掲載許可頂いております。)

 今回のカチュアイカズチは、最速4ターン、安定5ターン目始動を目指し、相手が1ターンでも動きが遅かったら即コンボを起動させて勝つことを目標にしました。以下詳しい解説です。
※余談だが、今回紹介する型とは違う、最初にカチュアイカズチを組んだ時の動画が以下にあります。こういう型もあるということで、ご参考までに。お時間がございましたら、こちらもご視聴頂けると幸いです。実演者は、こちらも私じゃっきです。


2.今回の使用リストと構築で意識したこと。

第137回VDCS〜オリジナル〜
準優勝レシピ

 Point1:初動の動きを2-4、3-5どちらも可能とする構築。
・2-4の動き(例
 《フェアリー・Re・ライフ》or《地龍神の魔神》→《イグゾースト・Ⅱ・フォー》or《T・T・T》でマナ加速&手札補充。
・3-5の動き(例
 《神秘の宝剣》→《ドンドン火噴くナウ》でコンボパーツを揃える。

 Point2:安定5ターン目にコンボスタートできるように構築。
 マナ加速、《T・T・T》、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》、《ドンドン火噴くナウ》を駆使して
 ①7マナを貯めつつ、手札に《T・T・T》《幻想妖精カチュア》、手札orマナに《聖霊王イカズチ》を揃える。
 ②墓地に《T・T・T》があれば、8マナを貯めつつ、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》《幻想妖精カチュア》、手札orマナに《聖霊王イカズチ》を揃える。(こちらは《アルカディアス・モモキング》が効かない構成になります。)

 Point3:コンボスタートすれば絶対に勝てるように構築。
 《大樹王 ギガンディダノス》でハンデスし、《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》でシールド焼却すれば、99.9%勝てます。
 ハンデスすれば、ニンジャ・ストライク、《一王二命三眼槍》、鬼エンド、革命0トリガーなど、手札から誘発するカードを封殺。
 ボルメテウス系に象徴される、シールド焼却すれば、S・トリガー、G・ストライクなどを封殺。
 ・・・これを潜り抜ける方法は、私は知りません。

 Point4:コンボスタートの条件は、メタクリーチャーがいるかどうか。
 《とこしえの超人》→デッキからドラゴンを出せなくなったらダメ。
 《赤い稲妻 テスタロッサ》→召喚以外を封じられたらダメ。
 《全能ゼンノー》→攻撃を封じられたらダメ。
 《異端流し オニカマス》→出たクリーチャーを手札に返されるのはダメ。
 《奇石 ミクセル》→このデッキでは一番緩いメタクリーチャー。
 《獣軍隊 ヤドック》→出た時効果を使えないのはダメ。
 《ジャミング・チャフ》→呪文止められてたらダメ、ゼッタイ。

(2022年1月23日追記)今回、このリストを使用して大手DMYotuber『リジェアカウント』様が対戦・解説動画を撮って頂きました。随所に肝のある解説がありますので、是非ご視聴下さい。


3.各カード解説

《フェアリー・Re:ライフ》《地龍神の魔陣》 各4枚
 初動受け札を兼ね備えた現代デュエマを象徴するカード。後述するドンドン火噴くナウと受け12枚体制(+α)だと環境に争えると判断し、カチュアイカズチを構築できた。

《T・T・T》4枚
 コンボパーツその1とドローソースにもなる万能カード。ドローソースとして使ったこのカードを、後述する《イグゾースト・Ⅱ・フォー》とのシナジーでドローソースorコンボ始動のパーツとしても使えます。

《ドンドン火噴くナウ》4枚
 トリガー除去できて、手札を整えつつ、マナ加速してくれる万能札。受け札12枚体制(+α)が実現。また、貴重な火マナにもなるので、今回採用。

《幻想妖精カチュア》4枚
 コンボパーツその2。《T・T・T》と組み合わせて出したら勝ち。

《蒼狼の王妃 イザナミテラス》4枚
 コンボパーツその3。《幻想妖精カチュア》から出して《聖霊王イカズチ》に進化するのが基本運用。
 赤単などのビート関連に対して、小型クリーチャーをマナに送ることもしばしばあるので、覚えておきたい対処法。

《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》4枚
 自由枠。後述する《大樹王 ギガンディダノス》との兼ね合いで黒マナの確保と、確定除去を採用することで、スピーディに試合を終わらせられるので、今回採用しました。

《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》3枚
 影のキーカード。
 《神秘の宝剣》は、確実に《聖霊王イカズチ》をマナにおける重要な役割を持ってる。このカードのおかげで実質光が10枚入ってると考えられ、初動11投と安定感を持たせることが可能。マナの色が偏ってる場合は、《T・T・T》を直接マナに置いて、色マナを安定させることもしばしば。
 《八頭竜 ACE-Yamata》は、ロングゲームやコンボができない緊急事態用に活躍。このカードも実は、《幻想妖精カチュア》から呼び出せる上、種族にオリジンを持っているので、マッハファイターで攻撃して、そのままマナから《聖霊王イカズチ》を出すというプランも取れる。

《聖霊王イカズチ》3枚
 コンボパーツその4。このカードは1体出せば良い、《神秘の宝剣》を採用していて、マナにおける見込みがあるので、3枚に抑えてある。

《イグゾースト・Ⅱ・フォー》3枚
 対ビートデッキの解答札隠れコンボパーツ。先に述べた、8マナから始動するパターンは、《アルカディアス・モモキング》をすり抜けてコンボ始動するパターンなので、覚えておくと便利。
 赤単やビート系に関しては、2-4の動きで早期にこのカードを出し、初動マナ加速や《T・T・T》でリソースを稼ぎつつ、盤面を止めて、Point4を確認したら、コンボを始動させます。12マナ貯まれば、後述する、《大樹王 ギガンディダノス》を出して完封or時間を稼ぎます。

《大樹王 ギガンディダノス》3枚
 自由枠。ハンデス担当だが、素出ししたり、フシギバースしたりすればビートデッキは完封できる。このカードを対策するデッキもないだろうと思って今回採用。

4.第137回VDCS戦績

予選
1回戦:光水火鬼羅Star. 先
2回戦:火単我我我 先
3回戦:光水火t闇ギャラクシールド 後
4回戦:水闇自然墓地退化 先
5回戦:水闇青魔道具 後
予選5-0 1位通過

本戦(規定により全て先攻)
ベスト16:火単我我我 
準々決勝:水闇t火青魔道具
準決勝:5色コントロール(ドラサイ、革命チェンジ両刀)
決勝:水t闇スコーラーループ 負

5.採用候補カード

 こちらは調整するにあたり、検討した結果今回は見送ったカードを解説します。(読者の皆様におかれまして、疑問、質問に思うカードがありましたら、じゃっきのTwitterにDM下さいませ。)

《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンGS》
 自由枠のドラゴン候補。コンボパーツ受け札を兼ね備えてる。コンボ始動の火の単色受け札16枚になることもGoodポイント。

《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》
 自由枠のドラゴン候補。初動から中盤の動き、コンボに必要な火と水を持ち、《八頭竜 ACE-Yamata》からすぐに出して攻撃できるなど、場に出しやすいのはこのカードの特徴と言える。

《ニコル・ボーラス》
 自由枠のドラゴン候補。初動から中盤の動き、コンボ始動に必要な火と水を兼ね備えたハンデスカード。《幻想妖精カチュア》から出すとすぐに攻撃できるので確定除去としても期待できる。

《蒼狼の大王 イザナギテラス》
 《イグゾースト・Ⅱ・フォー》の枠。必要なパーツを手札に加えつつ、デッキの中に必要なカードを山札の下に送れる潤滑油に適したカード。自身もオリジンを持っているので、素で《聖霊王イカズチ》に進化も可能。

《神秘の宝箱》
 初動の調整枠。確定でイカズチを置きたいが、このカードを採用してまで置きたいかと言われたらそうでもない。デッキの性質がさらにコンボ特化になって、相手からのメタに対応できなくなる危険性があるため、今回採用を見送った。

《ドンドン水撒くナウ》
 《ドンドン火噴くナウ》の枠。マナに置いたコンボパーツ(クリーチャー限定なので、主にカチュア)を回収しつつ除去ができる器用なカード。今回は火のマナも確保する必要があるため、採用を見送った。

《S・S・S》
 色マナとしては申し分ない最強の受け札。しかし、受け札しか機能しないカードはコンボデッキにおいてノイズになりやすいため、今回は採用を見送った。

《チキチキ・jet・サーキット》
 除去されにくい自軍スピードアタッカー与えるD2フィールド

《キリモミ・ヤマアラシ》
 コストの軽いSA付与呪文。リソースを稼げる呪文を豊富に採用してる点と、前述した《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で《T・T・T》を再利用できるので、実質《T・T・T》7枚あるという考えのもと、以上2種のスピードアタッカー付与カードは、今回は採用を見送った。

(2022年1月21日追記:フォロワー様より質問)
《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》
 ロングゲームになれば、重宝するカード。メタクリを破壊しつつ、墓地からドラゴン(主に《八頭竜 ACE-Yamata》)を出せる色を生まないのが懸念材料。

《【ガチ】アイスバトルチャレンジ【対決】》
 《キリモミ・ヤマアラシ》のマッハファイター版。これにより、《流星のガイアッシュカイザー》《こたつむり》など、相手を攻撃できない系をケアすることが出来る。貴重な初動の色なので、《キリモミ・ヤマアラシ》より優先度は高いと思われる。

(2022年1月23日追記:大手Youtuber様オリジナルリストより)
《フェアリー・ライフ》
 近年は、G・ストライクが強いせいで、このカードの採用が激減しましたが、このデッキに置いては、採用していいカード。何より、安定5ターンを最速4ターンに出来る可能性が高まるのが一番の理由。多色が多いと感じた場合も採用を検討していいと思われる。

《悪魔龍 ダークマスターズ》
 自由枠のドラゴン枠。ハンデス枠。7マナでのコンボパーツが揃っていなければ、このカードを出して、相手の動きを大幅に鈍らせることが出来る。コンボの不要色ではあるものの、場に出しやすいのが良い点。

《白蒼混成 B・W・M》
 自由枠のドラゴン枠。ボルメテウス枠。EXライフが現裁定ではできないものの、何より《T・T・T》の色を全て網羅できるフィニッシュクリーチャーなのが特徴。また、《蒼狼の大王 イザナギテラス》とのコンボで一気に出力を高められる。

(2022年1月26日追記)
《超竜バジュラ》
 デュエル・マスターズを知ってる人なら知ってるであろう、最強のドラゴンの一つ。攻撃する時がネックだが、2マナを破壊することは、相手の行動をかなり制限する(≒コンボをかなり安定して始動できる)ことになる。《神秘の宝剣》でマナに容易に埋められるのがGood

《ブラキオ龍樹》
 あらゆる「出た時」能力を無効化できる上、《大樹王 ギガンディダノス》と同様、フシギバースで自身で、蘇生も可能。制圧力は劣るものの、多色にお困りの方はこちらを。

以上が、採用候補カード一覧です。このカードどうですか?などありましたら、何なりとご質問くださいませ。


6.最後に

謝辞:大矢さん(デュエレコch)
 たまたまの機会でしたが、カチュアイカズチのデッキの相談と《T・T・T》の案を頂いてここまで出来るとは思っていなかったです。大矢さん自身も構築に挑戦されたことをお伺いしました。今回私が形を作り、実を結ばせて頂いたのも大矢さんのおかげです。本当に感謝。

謝辞:N×N DM局さん、NNのDiscordでいつも相手して下さる皆々様。
 ドラゴン大好きで個性的なデッキをずっと調整相談にお付き合い頂いてるからこそ、このような変態デッキ(褒め言葉)が出来たと思っています。いつもありがとうございます。これからも自分らしいデッキでデュエマを救って行きましょう✊

謝辞:ここまでご一読して下さった皆々様。
 筆者じゃっきは、第1弾からデュエル・マスターズを嗜み、戦国編頃から本格的に競技、デッキ構築に勤しむようになりました。カチュアイカズチも古来からの型も知っており、この頃がデュエル・マスターズにおいて、かなり盛り上がっていたと、私は記憶しています。今は引退されてる方でも、「デュエマ懐かしいなぁ・・・」「カチュアイカズチすげぇ!」って声を聴く、見るだけで、自分は本当に嬉しい限りです。世知辛い世の中ですが、好きなデュエマのデッキを一つ持って、カードショップでフリー対戦をして「やっぱデュエマ楽しい!」って思える一助になれたら、と願っています。
 我儘を言いますが、今回投げ銭システムを導入させて頂きました。もし応援頂けましたら、新しく楽しいデッキを構築できるように頑張ります。よろしくお願い致します。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。皆様良きデュエマライフを。

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