桃源Qをみたよ! #1

最近、南極ゴジラさんの『桃源Q』にはまっているので、感想や考察などを書きました(ネタバレも含まれているので、まだ観ていない方は注意!です)!

桃源Qとは

劇団・南極ゴジラ さんがインスタライブで配信している奇想天外なラブストーリーです。独立した各話のストーリーは、やがて“世界のバグ”についての大きな物語へとつながるらしい……。
詳しく知りたい方はこちらを! 

→南極ゴジラさんの『桃源Q』に関するnote(https://note.com/nankyokugodzilla/n/nf381a334e6c6)

→南極ゴジラさんのインスタ(instagram.com/gekitin555)

→桃源Q特別予告〈1.2.3話編〉の動画(https://youtu.be/jfFqi-TrdOY)


それでは、『桃源Q』第1話「ウーピー、ミンミン、カンフーパンダ」の感想・考察などを書いていきます。

まずはタイトルがかわいらしい!「ウーピー、ミンミン、カンフーパンダ」ってついつい口にしたくなる呪文みたいなかわいさ!

「ウーピー」の意味が分からなかったのでググったら、「わーい!」や「やったー!」という歓声を意味する言葉ってのが、一番上に出てきました。音の響きだけじゃなくて意味までかわいい……。

「ミンミン」はたぶん劇中に出てくる「ミンミン姫」のことかなあ?
あとは、薬屋が中華料理屋っぽいから中華料理チェーン店の「珉珉」から?
薬屋を営む娘が「私は一年中ウトウトしています」と言うセリフがあるので「眠眠」の可能性もあるかもしれない。

「カンフーパンダ」はジャッキー・リーがカンフー映画に出てきそうな感じだからなのかな?
Wikipediaで「カンフー」を調べたら、中国武術で重要視される「練習・鍛錬・訓練の蓄積」、また、それに掛けた「時間や労力」の意であると書かれてありました。これは「赤星はQに何度も出会い何度も恋に落ちる。」というコピーと関係がありそう?!
あと、「パンダ(ジャイアントパンダ)」もWikipediaで調べたら、毛皮は寝具とすると夢により未来を予知できると信じられたこともあると書かれてありました。これは関係あるのかな……?

タイトルのかわいさを満喫したところで、本編に移ります(色のついた部分は大まかな内容です)。

薬屋を営む娘(以下、娘)のもとへ現れる剣使いの青年ジャッキー・リー(以下、ジャッキー)。ジャッキーは伝説の漢方「とうげん」(たぶん、桃源?)を手に入れるため、薬屋を訪れる。「もりぶでんえっくす」(たぶん、モリブデンX?)という敵を倒すためには「桃源」が必要っぽい。残り一つの桃源をジャッキーに渡す娘。ジャッキーはそれにかぶりついて、敵を倒すために薬屋を飛び出していく。

RPGっぽい世界観。
「モリブデンX」は「桃源Q」と対の関係なのかな?「モリブデン」でググったら、原子番号42の元素が出てきました。
けっこう序盤のほうでジャッキーの髭がとれちゃうところが愛おしくて好き。
ジャッキーが桃源(たぶん、桃)にかぶりつくときにやる、ちょっと待っててね!みたいな仕草もかわいい。
伝説の漢方「桃源」が桃なのは、桃には邪気を払う力があると言われているから。だけではなく、ひっくり返すとハートの形にみえるからなのかなと思いました。

娘は一年中ウトウトしており、毎日夢を見ているらしい。遠い国でずっと誰かを待っている夢。誰を待っているのかは思い出せずに、いつもと同じ朝が始まる。
薬屋に現れるジャッキー。伝説の漢方「桃源」を探しているらしい。前にも会った気がするが思い出せない娘。娘はジャッキーと会話していて、「これ、ループしてない?」って気づきながらも桃源を渡してしまう。そして、桃源にかぶりついたジャッキーは薬屋を飛び出していく。

娘のセリフで「春眠暁を覚えず~(以下略)」が出てくるんだけど、「赤星」ともしかして関係ある?
アイスクリームのくだりの二人がめちゃくちゃかわいい!見ていてニヤニヤが止まらないです!
第一話の「バグ」はループバグのことっぽい?
ジャッキーが桃源にかぶりつくときに、グッと親指を立てているのもかわいい。

毎日ずっと誰かを待っている夢を見る娘。誰を待っているのかは思い出せずに目が覚めて、またいつもと同じ朝が始まる。
薬屋に現れるジャッキー。娘は「この人、やっぱり会ったことがあるような気がする」と思う。ジャッキーのことが気になって、いろんなことを聞きたいのに憚られて聞くことができない娘。桃源を渡さなければ、ジャッキーはここにいてくれるのかな……と娘は思うも、ジャッキーは桃源にかぶりついてまた薬屋を飛び出していく。「待って!」と叫ぶ娘。そして現れる「GAME OVER」の文字。

娘のセリフの「まちびとA」は「町人」と「待ち人」のダブル・ミーニングなんだろうなあ。「A」はひょっとして「赤星」のイニシャル?あとは、疑問・質問の「Q」に対するAnswerの「A」だったりする?「赤星」は恒星アンタレスの和名だからAntaresの「A」だったりもするかも?
娘「聞きたいことはたくさんあって」、ジャッキー「桃源。(以下略)」のくだりのすれ違いな感じはすごく切ない。今、第5話まで観たところなんだけど、このすれ違いみたいなシーンは毎回出てきている(ような気がする)から重要なシーンなんだと思う。このあたりのシーンは毎回好きです!

薬屋にまた現れて、桃源について尋ねるジャッキー。娘が「私も冒険に連れていって欲しい」とお願いするが、ジャッキーはそれを断る。娘はデジャブだと気付き、夢の中でもジャッキーと会っているのを伝える。そして、ジャッキーが「Q」であることを娘は思い出す。娘は「全部作り物みたい」「このつまらない世界を、その剣で切って」と告げて、Qの鼻の下に触れる。Qの「あっ、きみ……」という言葉で、終劇。

ここで、ジャッキー・リーの名前が「Q」であることが判明!だとしたら、薬屋を営む娘はやっぱり「赤星」?
娘の「その嘘っぱちの剣で?」に対するジャッキーの「やーめーろ」の言い方がかわいい。
そして、娘がQの鼻の下を触れるところ!人中から唇の両端へと両親指でゆっくり撫でるところ!めちゃくちゃ良い!きゅんです!
Qの「あっ、きみ」の続きはめちゃくちゃ気になる!たぶん、Qも娘のことを思い出したのかなあ。

というわけで、本編に関する感想や考察は以上です。
ジャッキー・リーのことばかり「かわいい!」と言っていますが、薬屋を営む娘もめちゃくちゃかわいいですよ!

最後に、メインビジュアルについて!
桃源Qのメインビジュアルはカンブリア紀の生物をモチーフに全9パターンあるみたいなので、それについて語ります。
第一話のメインビジュアルは、アノマロカリス。
目玉がくりくりしていて、不気味かわいい!中華っぽい紋様「雷門」が象ってあるのも良いなあ。
アノマロカリスの名前には「奇妙なエビ」という意味があるらしい(Wikipediaより)。『桃源Q』は第一話はもちろん、毎話「奇妙な」ストーリーなので、それを表しているのかなあと思いました。

おわり!

蛇足の一首!

つまらないせかいをかえるおまじない ウーピー、ミンミン、カンフーパンダ (西淳子)