山の端(やまのは)と山際(やまぎは)

高校生の時
古文の授業で
はっと
したことが
ありました。

◆山の端(やまのは) と
◆山際(やまぎは)

という
二つの言葉です。

清少納言の
「枕草子」の授業
の時に出てきてました。

その時
その古文の
先生が

◆山の端と
◆山際の

違いを
黒板に
絵を描いて
説明して
くださいました。

文章にしますと

山の端(やまのは)
とは
山の、空に接する部分。
出典:国語2 光村図書

山際(やまぎは)
とは、
空の、山に接するように見える辺り。
出典:国語2 光村図書

といった
感じです。

その時
私は
平安時代の
日本人の感性の豊かさ
に驚きました。

夕暮れ時(と自分では
思ってますが)の山々と
夕暮れ時の空との
境界。

今の我々には
ただの
山と空との
境界としか
映らないと
思いますが

当時の
平安時代の人(清少納言だったから
かも知れませんが)は
山と空の境界を
こんなふうに
感じていたんだなあ、
と思いました。

山と空の境界を見て
こんな表現ができる
感性を持った
平安時代の人々。

古代ギリシャやローマ、
中世ヨーロッパ、アジアの
時代の人々で
こんなことを
考えた人は
いなかったのでは
ないでしょうか。

#山の端 (やまのは)と山際(やまぎは)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?