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会いたくない人に、会いに行こう

突然ですが、みなさんには「会いたくない人」というのはいますか?

誰しも「会いたくない人」というのは一人や二人、胸の中にいるものです。

なんとなく過去にいざこざがあり、会うのが気まずい。
連絡を取るのをやめたまま、それっきりになっている。
過去にその人にしてしまったことを後悔し、それをまだ引きずっている。

・・・色んなパターンがあるかもしれません。何でもない人であればこんなことは感じませんから、「会いたくない人」は得てしてあなたにとって重要な意味を持つ人でしょう。

昔の友人、元恋人、恩師、元ビジネスパートナーやお客様、あるいはご両親という場合もあるかもしれません。これらの人は、忘れたつもりでも心の奥底には常にいて、時々夢にふっと現れたりして私たちを過去に引き戻します。

いきなり提案ですが、その人に会いに行ってみてはいかがでしょうか。

この「最も会いたくない人にこそ、会いに行け」は、実は私の元上司の教えです。

若い頃、元上司からこの教えを聞いて、「これって人生の本質だな」と感じて、思わず手帳にメモをしました。以来、ことあるごとにこの言葉を思い出しています。

ちなみに自分はこういう「人生の格言」のようなものをストックする習慣があって、長きにわたりそれを見返しつつストックしておくと、時の経過とともにだんだん磨かれ、自分を導く指針になります。経営にも、人生にも、とても役立つのでお勧めです。(興味ある方は私のリストお見せします)

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「会いたくない人」に会いたくないのは何故なのでしょう。

それは、自分が「守っている何か」に関係しているから、ということが多いのではと思っています。仏教的に言うと、「執着」しているもの、囚われているもの、とも言えるかもしれません。

人は、良かれあしかれ、何かに執着しています。過去の栄光やプライド。消したい過去や、コンプレックス。そういうものに囚われていると、なかなか前に進むことが出来ません。

「会いたくない人」というのは、そうした自分の執着を生んだタイミングや出来事に関係していたりすることが多い。なのでその人に会うとその箱のフタが空いてしまい、見たくないものを見ることになってしまう。我々はみな、それを恐れる。だから見たくない、会いたくないという感情が芽生えるのではないでしょうか。

それでも今日あえて提案するのは、「その人に会いに行ってみる」ということです。

会うことで、自分が守っていたものは実はたいしたものじゃなかったことに気づくかもしれません。また、時と共に自分も成長し、その執着を手放し、受け入れられる自分になっているかもしれません。

また、あなたが会いたくないと思っている「相手」の方も、もしかしたら同じように苦しんでいるかもしれません。

お互いに”お見合い状態”になってしまっているだけだとしたら、どちらかが勇気を出して、一歩踏み出すことでお互いの人生が前に進むかもしれません。どうせどちらかが一歩踏み出すのなら、あなたが踏み出す側になってみてはいかがでしょうか。

一つだけ言えるのは、「会いたくない人」に会っておかないことは、後できっと後悔すると言うことです。

先ほど書いたように、あなたが「会いたくない人」は、あなたが守っている大切なものに関係しています。その箱を開くカギを持ったままその人がどこかに行ってしまって、もう二度と会えなくなってしまったら。あなたはきっと後悔するのではないでしょうか。

今はコロナのせいもあり、遠くにいる人になかなか会えません。放っておくと2年、3年とあっという間に経ってしまうでしょう。いつかコロナが終わったら、いつかわだかまりが解けたら、そう思っている間に時間は過ぎていってしまいます。

大変な一年だった2020年も、あと少しで終わります。今年が終わる前に、「会いたくない人に、会う」。よかったらやってみて下さい。きっとあなたにとって大切な時間になるはずです。

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Asian Identity Co., Ltd. CEO & Founder。タイ・バンコク在住。ネスレ、リンクアンドモチベーション、グロービスを経て2014年にタイで起業。アジア×人事×経営。2児の父。”異文化”と”関係性”をキーワードにアジア組織の活性化に取り組む。