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タイ入国申請から入国までのまとめ

7月29日についに4か月ぶりにタイに入国することが出来ました。せっかくなので、ここまでの手続きや体験したことをまとめておきます。

大使館への申請を行いCOEを入手する

基本的には、必要書類をまとめて大使館に提出し、COE (Certificate of Entry =入国許可証)をゲットする必要があります。在京タイ王国大使館に最新情報が常に出ていますのでチェックするようにしてください。

在京タイ王国大使館

※なお、7月31日、8月7日と臨時便が出ましたがすぐに一杯になってしまったため、次の便は現在アナウンスされていません。私は6月から申請していたためか、7月29日のタイ人帰国便にたまたま乗せてもらう事が出来ました。8月は随時、日本からの便を運航させていくという情報があるので必要な準備をしつつ情報を待つのが良いと思います。

COE申請に必要な書類(大使館HPから)

(1) パスポートのコピー(生体(顔写真)ページ及び再入国許可証印があるページ、もしくはビザがあるページ)

(2) 記入済みの申告書(Declaration Form)


(3) 入国の理由を示した書類:
(筆者注)→就労者、学生、など立場によって必要書類が異なりますので大使館のHPをご覧ください。基本的に就労者であればWPが必要となります。

(4) 滞在期間中の10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額の英文医療保険証。1年以上タイで滞在を希望する場合、医療保険期間は1年以上でなければなりません。また、海外医療保険証には新型コロナウイルス関連疾病治療費を付保することを確認し、明確に記載しなければなりません。

(5) 14日間隔離施設(ASQ)の予約確認書

ここでネックとなるのが、(1)および(3)に関係する労働許可証(WP)です。新規赴任者やこれからタイで働きたい現地採用者などはWP(動労許可証)が無い状態のため、申請しても却下されたという情報があります。一方で、BOI(タイ投資委員会)認可企業は申請が通ったという説もあり、現時点ではどうもはっきりしません。ケースバイケースで結果が異なるようですので、個別に問い合わせて頂くほかありません。いずれにせよ現時点ではWP無しでの入国申請はとても不透明であると言わざるを得ません。

また、(5)隔離施設については大使館HPにもリストはありますが、日々新しいホテル情報が追加されてきます。また基本的にはどこも埋まっていますので、最新の情報はこちらで確認するのが良いです。

ただし、書類提出時点ではフライトが確定していませんので、ホテルの予約も入れられないことになります。ゆえに、それ以外の申請書類を揃え、提出し、フライトが確定したらすぐにホテルを押さえるという流れになります。ホテルは15日間のパッケージでだいたい3万バーツ~8万バーツくらいで、安いところの方がやはり混んでいます。

申請から入国まで

申請が受理され、うまくフライトに空きがあればフライトが割り当てられます。

私の場合は、大使館からメールで「●月●日のフライトに空きがありますが、乗りますか?今日中に返事を下さい」と言われました。(7月31日、8月7日など日付が決まっているフライトを押さえた方は違うかもしれません)

搭乗を確定させると、航空会社からのメールが届きチケット購入となります。フライト代は7月の情報でエコノミー14万+諸費用、ビジネス25.5万+諸費用という感じです。フライトを押さえたらホテルも押さえ、これでCOEに必要な情報がすべて揃いますので、それらを大使館に提出するとCOEが届きます。

加えて、渡航当日までにあと2つ準備することがあります。それがPCR検査と健康証明書です。

・英文の搭乗可能健康証明書(Fit to Fly or Fit to Travel Health Certificate)
・渡航前72時間以内に発行された英文のRT-PCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書

フライトが確定したら、72時間以内になるように検査の予約を入れます。東京では多くのところがPCRを行っているようですが、私が情報収集している中で名前が出た2か所を紹介しておきます。

私は亀田京橋クリニックで行いましたが、とてもスムーズでした。朝8:30に予約を入れ、検査完了まで約15分。あとは夕方16時に結果を取りに行きます。また、健康証明書(Fit to Fly)の作成も慣れているようですぐに出してくれます。フォームを印刷していくのを忘れないようにしてください。なお、PCR検査はだいたい4万円前後くらいかかります。

いよいよ渡航当日

当日に空港に持参する必要する書類は以下です。これもCOEが出る際に大使館がリストにして送ってくれます。

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空港のチェックインカウンターでこれらの書類の有無をすべて確認し、OKであれば後は通常の搭乗手続きとなります。書類確認に少し時間がかかるので、窓口には早めに行った方が良いでしょう。書類確認が済んでしまえば、空港は基本的にはガラガラですので、手荷物検査などはスピーディに終わります。

以上が、タイ王国への入国申請から搭乗までの流れとなります。

私は、申請してから約1か月で搭乗出来ることとなりましたが、あくまで個別のケースということでご参考までにとどめてください。7月31日と8月7日の臨時便が出ることになったことで、私より後に申請してCOEが出た方もたくさんいらっしゃるようです。

一方で、昨今の東京やタイの感染拡大の動きから一旦緩和した流れが元に戻るのではという説もあります。状況は刻一刻と変わりますので、あくまでの現時点での経験談と捉えて頂ければと思います。

総じて、在京タイ大使館のスタッフの方の対応はとても良かったです。もちろん申請待ちの期間は長かったのですがそれはスタッフの対応とは恐らく関係ありません。

いざ申請が通ってCOE発行の手続きが開始されると、そこからは恐らく数百、数千の案件を抱えているとは思えないほどスピーディーでした。平日の夜や休日にもメールがすぐに帰ってきました。電話や窓口に行ってもなかなか対応してくれなかったという話も聞きますので、連絡手段はメールが良いように思います。いずれにせよ、かなり大変な作業を処理してくださっている大使館の方々には深く感謝いたします。

何らかの事情でタイに入国できずにいる方々のご参考に少しでもなれば幸いです。

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