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新ミニボックス-ザ・キング・オブ・ヴァーミリオン-ゆるっと紹介

ご挨拶

どうも皆様。ジャックジャックです。
今回はタイトルの通り、先日発表された新ミニボックスのカードの使い方や各カードを使ったデッキをゆるく考えたいと思います。
まあ完全にエアプで考えているので、いきなり最適解な構築を出すことは難しいと思っています。
こんな感じでデッキを組めばいいんだぁ程度の参考にでもなれば幸いです。
前置きは短めに、早速見ていきましょう。

カード考察~UR・SR編~

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン

今回の看板モンスター。
特徴的なのはこの圧倒的攻撃力で、ベイルも貫通して一撃でデュエルが終わらせられます。
また、①の効果で攻撃力4500超えをするので、攻撃力ダウンを気にしなくてもよくなる聖槍でピンポイントな妨害対策を出来る時も魅力です。
破壊耐性も持っているおかげでほとんどの妨害に強く、因果や底なしから確実に守っていきましょう。
レベル12かつチューナー2体を要求する召喚条件は厳しいですが、それは新弾の別のカードで解決するので後述。
余談ですが、アニメではダーク・シグナ―ですら制御出来なかった最強の地縛神"スカーレット・ノヴァ"の力を取り込んだというとってつけたような後付け設定で生まれたカードでもあります。

BF-アーマード・ウィング

ちょっと、今更このカードがURはありえないでしょと言うのが正直な感想。
①の戦闘で破壊されないのは悪くないですが、それだけ。
②と③に至っては一度相手ターンを跨がないと効果が有効に使えず、回りくどすぎます。
このカードでチマチマ殴っているくらいだったら、ライキリで効果破壊したりチドリの高攻撃力でブン殴ったりした方が早いです。

TG ワンダー・マジシャン

フライトコントロール型のTGに入るのではという1枚。
レベル5なので特殊召喚出来るストライカーとワーウルフの組み合わせで召喚権を使うことなく展開し、相手の魔法罠を1枚破壊出来ます。
しかし、単純に展開をするだけならスター・ガーディアンの方が優れているので、本当に入れるかどうかは微妙。

A・O・J カタストル

ハーピィ、青眼、鮫の領域、オノマト、炎王、サイバードラゴンといった現環境の主要テーマは闇属性以外のデッキであり、活躍が見込めます。
戦闘を介すのは遅いと言う意見もありますが、それでも青眼やスパイダー・シャークを抜くのに苦労していることを考えると、出されたら割と処理に困るモンスターではないでしょうか。
なお、対象耐性を持つ最大の仮想敵である月光は闇属性なので、普通に殴り倒されます。
対人以外では、除去を持たない非闇属性デッキのレジェンド周回にも使えるかと。

古神クトグア

①の効果を有効に使うためには相手ターンシンクロを狙いたいところで、新ストラクのフォーミュラシンクロンを買ってねというところでしょうか。
自分のターンに普通にシンクロ召喚をするなら、深海のディーヴァやライティ・ドライバーといった1枚初動から展開出来ます。
また、クドグアとカゲトカゲ等でエクシーズ召喚を行い、1ドロー+黒白の波動を狙うという動きも考えられます。

アームズ・エイド

リンクスだと後半のバーン効果は半分となります。
装備した場合の上昇値もデーモンの斧クラスであり、リンクスの少ないEXデッキを埋めてまで使いたいカードではないです。

機皇帝ワイゼル∞

【悲報】プラシドのエースカード、まさかのSR。
同じエースカードでもデス・ガーディウスとかはストーリー上重要ではないカードなのでわかるのですが、何故このカードが……。
環境的にはハーピィ、青眼、シューティング・スターのメタになります。
吸収効果は効果発動にチェーンしてワイゼルが除去されても有効なので、ハーピィSCのバウンスが一手遅いと確実に除去出来ます。
また、プラシドのスキル:シンクロキラーを使うことで、召喚時のチェーンを挟むことなく確実にシンクロモンスターの除去が撃てることは生かしたいところ。
レベル1なのでワンチャン、機械族なのでギアギガントX、闇属性機械族なのでデスペラードとサポートも豊富です。

機動要塞フォルテシモ

レベル4である機皇兵モンスターを展開出来るので、ランク4エクシーズ召喚の助けとなります。
オノマト使お。
一応、機械族の機皇兵を使ってギアギガントXが出せるので、ファンデッキでなら悪くない性能です。

横綱犬

自身がチューナーであるのに展開先がチューナーなのは頂けない。
せめてレベル2なら魔獣の懐柔を使った古狸デッキの採用も考えられましたが……。

クリムゾン・リゾネーター

最初見た時②の効果でビックリした。
まさにこいつでスカーレッド・ノヴァを出してねというカードですね。
このカードとレベル4モンスターでレッド・ライジング・ドラゴンをシンクロ召喚し、レッド・ライジングの効果で蘇生することで②の効果が使えます。
しかし、よく考えるとフィールドが3枠しかないデュエルリンクスではチューナーが1体しか展開出来ず、スカーレット・ノヴァに繋げるには一工夫が必要となります。
その辺りは後述のデッキ紹介で触れたいと思います。

コール・リゾネーター

リゾネーター万能サーチの最強カードが遂にリンクスに実装されました。
しかも発動回数に制限がないので実質リゾネーターの金剛核と言えます。
上述のクリムゾン・リゾネーターの他に、汎用性が高いレッド・リゾネーターをサーチすることが出来、様々なデッキへの出張パーツになります。
出張例は最後のデッキ紹介にて。

調律

こちらもシンクロン万能サーチの最強カードとなります。
スキルとストラクで強化されたスターダストデッキはジャンク・シンクロンが6枚体制となって高い安定感を手に入れました。
サーチ時、ついでにデッキトップを1枚落とす効果は墓地肥やしが必要となるデッキとも相性がよく、出張性能はコール・リゾネーターを上回ります。

星屑の願い

スターダスト・ドラゴンの効果発動に呼応し、即時蘇生と戦闘破壊耐性を与えます。
しかし、そもそも無効にされるとわかっている相手がスターダストに破壊効果を使ってくるかは甚だ疑問です。

カード考察~R・N編~

機皇城

ワイゼルサポートですが、①は正直、カバー範囲が狭くて微妙。
ハーピィSCの効果からは守れますが、オマケ程度の価値と思った方がいいです。
ただ、メインとなる②のサーチ効果も魔法カードの嵐が現役だった頃なら良かったのですが、現在嵐はリミット1なので能動的な破壊手段は限られます。

レッド・ノヴァ

特殊召喚条件はレッド・デーモンズドラゴンで満たせ、スカーレット・ノヴァのシンクロ召喚用のチューナーとして使えます。
②の効果は悪魔族・炎属性モンスターが対象なので、紅蓮魔獣ダ・イーザをリクルート出来るのがちょっと面白い。

D・チャッカン

リンクスではバーン効果が300ポイントとなります。
効果に名称ターン1が付いていないおかげで、チャッカンの無限蘇生が叶えば理論上先行ワンキルが出来ます。

アーマード・スターフィッシュ

滅茶滅茶懐かしい。
アーマード・スターフィッシュの実装に4年もかかるゲームがあるってマジ?


デッキ考察

※本章では、以下の略式を使用しています。
NS→通常召喚(Normal Summon)
SS→特殊召喚(Special Summon)

レッド・デーモンズデッキ

まずはシンプルにレッド・デーモンズデッキ。
スキルのデモンズレゾナンスコール・リゾネーターでキーカードのクリムゾン・リゾネーターや風来王ワイルドワインドが簡単にサーチ出来て高い安定感を誇ります。
レベル2のチューナーとレベル4の非チューナーを駆使し、素材に使用したリゾネーターを蘇生出来るレッド・ライジングドラゴン経由でレッド・デーモンズ・ドラゴンのシンクロ召喚に繋げます。

クリムゾンとワイルドワインドでレッド・デーモンズに繋いだ場合は召喚権が残るので、クリムゾンの②の効果と手札のレベル2リゾネーターNSでスカーレッド・ノヴァドラゴンに繋がります。
また、サブルートとしては黒き森のウィッチを採用しており、効果が発動出来なくても特殊召喚が出来るシンクローン・リゾネータークリエイト・リゾネーターをサーチしてスカーレッド・ノヴァに繋げます。
汎用札は超攻撃力を通すための局所の採用とスカーレット・ノヴァの高打点でワンキルするためにモンスターをどかす死者への供物の採用をしています。

以上まとめると、スカーレット・ノヴァに繋がる要求手札・展開ルート例は下記となります。
※各リゾネーターは、コール・リゾネーターと読み替えてもよいです。

①手札:クリムゾン+ワイルドワインド+クリムゾン2枚目 or レッド・リゾネーター
クリムゾンSS+ワインドSS→レッド・ライジングSS&クリムゾン蘇生→クリムゾン効果でレッド・リゾネーターSS→レッド・デーモンズSS→クリムゾン2枚目 or レッド・リゾネーターNS→スカーレット・ノヴァSS

②手札:レッド・リゾネーター+ウィッチ+シンクローン or クリエイト
レッド・リゾネーターNS+ウィッチSS→レッド・ライジングSS&レッド・リゾネーター蘇生&ウィッチ効果でシンクロン(クリエイト)サーチ→レッド・デーモンズSS→手札のシンクローンとクリエイトSS→スカーレット・ノヴァSS

②手札:クリムゾン+ウィッチ
クリムゾンSS+ウィッチNS→レッド・ライジングSS&クリムゾン蘇生&ウィッチ効果でシンクロン(クリエイト)サーチ→クリムゾン効果でクリエイト(シンクローン)SS&レッド・デーモンズSS→手札のシンクローン(クリエイト)SS→スカーレット・ノヴァSS

セイヴァー・デモンデッキ

こちらはロマン寄り・ファン寄りのデッキとなります。
コール・リゾネーターでレッド・リゾネーターを簡単に手札に加えられるようになったので、スキルの救世の導きと合わせたセイヴァー・デモンのシンクロ召喚が容易となりました。
レッド・デーモンズまではレッド・リゾネーター+ウィッチ or ローズニクスでシンクロ召喚し、セイヴァー・デモンはスキルで出した救世竜とジェスター・コンフィ(ウィッチを素材とした場合にサーチ)か水晶機巧トークン(ローズニクスを素材とした場合にSS)を使ってシンクロ召喚します。
このデッキに関しては既に動画化しているので、興味があったらご覧ください。

シューティング・スターデッキ

これは今も流行りのシューティング・スターデッキに調律をそのままブチ込んだだけのデッキです。
2枚が必要となるジャンク・コンバーターのサーチだけでなく、1枚サーチの調律が加わったことでジャンク・シンクロンへのアクセス手段は格段に増えます。
調律の墓地に落とす効果で幻獣機オライオンが落ちてくれると、幻獣機トークンがSS出来て少しお得な気分になります。
個人的なオシャレポイントとしてはジャンク・デストロイヤーの2体素材シンクロ召喚を可能とするTG ワーウルフです(サイコ・トラッカーでもいいかも)

炎星デッキ

ここからは出張デッキの考察となります。
コール・リゾネーターによってサーチ出来るレッド・リゾネーターと猛炎星-テンレイを使ったレッドテンレイ型の炎星デッキです。
コール・リゾネーターに加えてテンレイをサーチ出来る炎舞-「天キ」も採用し、脅威のサーチカード6枚体制で戦います。
テンレイは炎星シンクロ(このデッキでは炎星侯-ホウシン)の素材となった場合に魔法カードの炎舞をセット出来ます。
そして、ホウシンの効果で立炎星-トウケイをSSし、その効果で好きな炎星カードをサーチ出来ます。
前述のテンレイで炎舞-「天枢」をセットしておけばトウケイでサーチした炎星のNSが可能となり、暗炎星-ユウシでモンスターの破壊、威炎星-ヒエンシャクでの対象耐性付与+粉砕による打点アップを狙うことが出来ます。
さらに、効果を使い終わった天枢はトウケイの効果で罠炎舞の炎舞-「天セン」極炎舞-「辰斗」に張り替えられ、打点強化か魔法・罠の無効で先行の守りも固められます。

長々と書きましたがまとめると、レッド・リゾネーターとテンレイによるシンクロでホウシンが1枚、テンレイの効果で魔法炎舞が1枚、ホウシンの効果でトウケイ1枚、トウケイの効果で炎星モンスターが1枚、トウケイの張り替えで炎舞が1枚と2枚のカードから5枚のカードをプレイするという常軌を逸したアドの取り方をするという話です。

シュトロームベルクの金の城デッキ

ホウシンがリクルート出来るのは何も炎星モンスターに限らず、炎属性のレベル3モンスターであれば何でもよいです。
そこで、ホウシンとコール・リゾネーター、レッド・リゾネーターを出張させ、金の城の除外コストで打点が4000となる紅蓮魔獣ダ・イーザをリクルートする金の城デッキの強化も見込めます。
スキルに関しては、ダ・イーザをサーチすることが出来るデモンズレゾナンスも面白いですが、EXデッキに縛りにより、せっかくの1枚初動ランク4が出来なくなるのは寒いので、無難なDドロで考えています。
この金の城も動画化しているので、興味があれば是非視聴をお願いします。

ヴァンパイアデッキ

調律の出張はサンダー・ドラゴンが一番注目されているようですが、本noteではいつもの逆張りでヴァンパイアを推します。
調律で手札のヴァンパイアの使い魔ヴァンパイアの眷属を墓地へ送れるクイック・シンクロンをサーチし、ヴァンパイアの初動盤面を作ります。
勿論、調律でこれらの下級ヴァンパイアが落ちても美味しい。
クイック・シンクロンは使い魔や眷属とのシンクロ素材にしても良し、上級ヴァンパイアのアドバンス召喚のコストにしても良しと相性は抜群です。
今回は事故要素を減らす目的で入れてませんが、闇属性のヴァンパイアや風属性のクイック・シンクロンのアドバンス召喚をトリガーに出てくるダークネス・シムルグを入れても面白いです。
そして、このデッキも過去に動画化しているので興味があれば是非。
動画投稿時と比べるとエクシーズ召喚が登場したことにより、ヴァンパイア・スカージレットの蘇生効果を生かしたランク6ギミックが増えています。

機皇帝デッキ(デスペラード混合)

最後は機皇帝ワイゼル∞を使ったデッキの紹介。
闇属性機械族というワイゼルの特徴を生かし、デスペラード・リボルバードラゴンと組み合わせよう!という安直な発想です。
ワイゼルはピン刺しですが、展開効果を持つゴールド/シルバー・ガジェットブリキンギョギアギガントXをエクシーズ召喚し、その効果でサーチします。
ワイゼルの特殊召喚に必要な効果破壊は自身と相手を道連れにするBM4-ボムスパイダーやデスペラードの自爆がありますが、この辺りはあくまでオマケ。
メイン戦術はスキルのシンクロキラーを使ってワイゼルを出し、妨害されることなく確実に相手のシンクロモンスターの除去を行うことです。

機皇帝デッキ(TG混合)

これはちょっと面白い型。ジェットロイドはニューロンに収録されていないカイトロイドの代わりです。
幻創のミセラサウルスの効果でTG ブースター・ラプトルをSS出来、エンドフェイズに破壊されることによってワイゼルのSS及びTG スクリュー・サーペントのサーチが可能となります。
また、ブースター・ラプトルがレベル1であることを生かし、ワンチャン!?でワイゼルをサーチするプランも取り入れています。
このコンボで先行魔法無効モンスターが立てられることになりますが、後攻でこのコンボを行うのは非常に遅いので、メガロイド都市による破壊やシンクロキラーで後手出しもやりやすく出来るようにしています。
あんまり強くなさそう。

総括

以上、各カードやデッキ例を解説してきましたが、最後にこのパックを一言。
このパックは調律とコール・リゾネーターを人質に取った893パックです。
調律とコール・リゾネーターが群を抜いて強いものの、R以下の悲惨なラインナップに加え、UR・SRにも汎用性が低く弱いカードが多い印象です。
正直、アーマードウィング、ワンダーマジシャン、アームズエイド、フォルテシモ辺りはレアリティを一段下げるべきでしょう。

というわけで、このパックを引くべきなのは調律とコール・リゾネーターに興味があり、シンクロ召喚が好きな人だけです。
興味がある人は3周、ない人は0周とはっきり別れることでしょう。

…私?勿論引くに決まってるじゃあないですか。



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