地震について

2024年が幕を開け、初日の元旦から驚愕の事態が発生した。
日本中の誰もが知っている事態である。
16:10頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震があり、震度7の揺れが発生した。
(余談であるが、地震の最高震度は7であり、震度8とか震度9は存在しない。)
気象庁は、今回の地震を「令和6年能登半島地震」と名付けたらしい。まだ、令和6年が始まったばかりなのに早々とそのような名づけをして良いものだろうかと思ってしまった。令和6年の最初で最後の大地震になってほしいものである。
猛暑の夏であったが、時は既に冬となり、雪が降り積もる時期となった。
石川県も雪国であり、被災者のご苦労も多いことだろうと心配してしまう。
また、大地震発生から数日経過しているが、いまだ地震が発生しているので心穏やかにはなれないと思う。

今回の地震では、お正月休みも真っ只中、ご家族で団らんしている最中に被災した人も多いと思う。この規模の地震になると実に様々な地震関連災害が誘発される。
輪島市街地で発生した火災では、複数の建物が炎上し、爆発音のような音も聞こえたとのことである。爆発音はプロパンガスのボンベではないかとの話であった。観光で有名な輪島朝市通りがかなりの被災となったようだ。
道路の地割れや陥没によって、また、建物の倒壊によって交通が遮断された。土砂崩れにより孤立している人もいる。孤立集落に物資を届けるため、土砂崩れなどが広がる道なき道を進む自衛隊員たちを応援したい。
津波により壊滅的な被害を受けた地域もあるようで、東日本大震災の甚大な津波の映像が脳裏を横切った。
1日も早く地震が終息し、1日も早く復興できることを願いたい。

私の住んでいる東海地方も地震が来るぞ来るぞと言われつつ、おおきな地震は来ていない。南海トラフ地震である。いつ起きてもおかしくないと言われている。
いまだ発生していないこの地震は予知できるのであろうか?
調べてみると東海地震については、その発生場所と規模が特定され、時期的にいつ起きてもおかしくない状況にあると考えられてきたことに加え、前兆現象を伴う可能性があるため、「日本で唯一直前予知の可能性がある地震」と考えられているようである。
今回の能登半島地震は、数年来の群発地震の一環として捉えられているようだった。2021年6月19日の震度6弱、2022年5月5日の震度6強、そして今回の2024年1月1日の震度7である。
群発地震の一環は、地震の予知が困難であるようだ。
来るぞ来るぞと言われつつ来ていない南海トラフ地震であるが、どのような規模が想定されているのか気になって調べてみた。
マグニチュード8クラスが想定されていて、今回の能登半島地震より強烈なようだ。伴って、家屋倒壊や津波も大規模が予想されている。
26万棟の建物の全壊、9200人の死者が発生する予想のようで、また、太平洋沿岸の広範囲で津波が発生すると予想されている。
このような被害の状況だと、「予知の可能性」に期待をしたいところであるが、期待は禁物である。

自分が被害にあわないために、被害にあっても何とかなるように・・地震対策についての準備は大切だと思う。
家庭にとっても企業にとっても人命だけは救う手立てをしていかなければならない。
自分でできる地震対策や震災対策を考えてみた。実際には、すでにいろいろなことを実践している。
地震対策については、エアコンの下やテレビの近くには寝ないようにしている。また、テレビは、飛んでこないようにテレビ台に固定してある。
日頃から、高所に固いものを置かないように気を付けている。窓の外には、サンダルを置いたりして万一の脱出にも備えている。座るときには座布団を使用して、発生したらすぐに防災頭巾代わりにできるようにしてある。
身を守る対策が重要だと思う。
今後は、重量物の固定をしていきたいと考えている。
震災対策は、万一震災したときに備え、非常食や非常水を用意してある。キャンプ道具のテントやバーベキューコンロも有効だと思う。これらは、整理してどこに置いてあるか覚えておいて、万一の際でも取りだせること持ち出せることが大事だと思う。ちなみに私は使わないリュックに着ない衣類を数着いれて用意してある。
地震に限らず、大雨の際の浸水等も考慮して防災マップやハザードマップの確認は大事だと思う。どのあたりまで逃げれば大丈夫なのか、しっかり準備しておきたいものである。どの自治体からも発行されていると思うので是非確認したいものである。
最近では、通信手段が重要視されているようである。情報源として連絡手段として、スマホ用のモバイルバッテリーも用意したいところである。

最後に「地震発生時には無理して火を消さない」を心に留めておきたい。
大地震が発生すると、大きな揺れが邪魔をして火を消しに行くことが困難であり、無理に火を消そうとすると、揺れで手元が狂って負傷する可能性もある。そのため、揺れている状態で火を消そうとするのは危険。
最近の器具は、揺れで遮断できるような仕組みのようなので古くなければ安心できるようだ。
「地震だ 身を守れ!」 火を消すのは揺れがおさまってから!
 






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