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岳の新太郎さん
コンパス
佐賀県民謡「岳の新太郎さん」
中:西:どーも、コンパスです
中:漫才師なのに何故民謡を?と、よく聞かれますね
西:漫才だけじゃなく、芸に幅を持たせようと正真正銘私が言いました
中:自分だけの手柄みたいに言うなよ!
西:僕は自ら三味線を始め、貴方はナイツ塙さんに後押しされ渋々
中:誤解を招くから!決め手にはなりましたけど。塙さんがいなかったら今頃漫才協会に僕らはイナイ
西:イナイツ?
中:協会を辞めます笑。とにかく公私ともにお世話になってます
西:今日はそんな塙さんの育った佐賀県、兄はなわさんの曲「佐賀県」をご紹介
中:しないわ!スーパーヒット・ソングですけど。佐賀県で1番慕われる民謡をご紹介
【岳の新太郎さん。佐賀県藤津郡太良町の民謡。江戸時代中期に流行したザンザ節の1つ。ザンザ節は伊勢神宮の木挽き唄が元。歌詞は地元に伝わっているものだが、旋律はこのザンザ節を借りている】
西:ところでこの岳新ってのは誰なの?
中:勝新太郎みたいな略し方するなよ!岳の新太郎は多良岳の頂にある金泉寺の寺侍です
西:別名、盲目の座頭市
中:まだ勝新だわ!じゃなく、新太郎は端正な顔立ちの美男子で、この曲は彼への歌によるラブレターと言われてます
西:他人事とは思えない
中:何処がだよ!とにかく新太郎のモテっぷりが詰まった歌詞です。当時の多良岳は女人禁制で、新太郎が月に何度か里に用事で下りてきた時が唯一会えるチャンス
西:LINEしたら?
中:昔の神話なんだよ!っで1番の歌詞に新太郎が来た時は、千の灯籠をともして足元を明るくしよう
西:はいはい、モテますね
中:2番に、帰る時は道に水を撒いて滑りやすくして少しでも長くとどめてたい
西:あっそう
中:3番に、こんなに思ってるのに高い木の熟柿のように届かない人だって
西:ふーん
中:囃子にザンザザンザとありますが、太良町内の道の駅にある新太郎の銅像に説明があるんです
西:今は簡単に会えるんかい
中:多良岳から下る道中の水車がたてるザアザアという音と、新太郎にときめく娘たちの恋心のざわめきをかけたと
西:大してかかってない!
中:さっきから嫉妬が酷いな!今は地域の皆様が集まる食事やお酒の席で楽しく歌うみたいです。素敵な民謡!
西:確かに素敵です!ナイツの塙さん
中:岳の新太郎さんね!笑
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