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斎太郎節

コンパス 中島、西本
宮城県民謡『斎太郎節』


中:西:どーも、コンパスです
中:以前、富山の番組ロケで城端むぎや祭りに行きましたね。やっぱり生のむぎや節演奏に踊り、圧巻でした!  
西:中島がむぎや節を難しくて歌えないのは内緒です 
 中:貴方も弾けないでしょ!いずれ、改めてご紹介させてください。さて、今日は落語家の皆様と宮城県石巻市を訪れたお話を  
西:行きましたね!その時いただいた牛タン、舌を巻く美味さに舌鼓を打ちました  
中:言い回しが分かりずらいよ!大きなステージでの漫才、宮城県民謡の斎太郎節を取り入れ、とても喜んでいただけましたね  
西:その日疲れてたのか、舌が回らなかったです  中:舌の話やめろよ!今回は斎太郎節
(宮城県牡鹿半島、遠島地方で歌われた艪漕の際に歌う労作民謡。サイトコやサイタラ節とよばれていたものに斎太郎の文字をあてられた。大正14年、のど自慢の会で紹介され、後藤桃水が今の形に整えて発表し広まる)  
中:師、小沢千月先生から最初に教わった思い出深い民謡なんです  
西:先生は宮城県出身  
中:違います!埼玉県飯能です!先生は稽古時、僕の歌に臨場感や男の力強さをもたす為、木刀のような物を櫂に見立て船を漕ぐ動作をしながら歌わせました  
西:パワハラだな!
中:だからそれも違うわ!櫂を漕ぎながら掛け声でエンヤートットーエンヤートットー  
西:ふざけてる?
中:情景を浮かべてんだよ!そういえば僕らステージで歌い手の後ろで漕ぐ躍りをしましたね。そして、続けて遠島甚句を歌うと踊りも変化し会場が盛り上がった!  
西:大漁唄い込みだ!  
中:そう!時にはどや節も歌い、3つで大漁唄い込み!  
西:でも何で組合わさる事で曲名まで変わるの?3人合わせてPerfumeみたいな?ALFEEみたいな?このボケ、お笑いとしてはベタだな
中:だとしたら言うなよ!大正から昭和にかけて後藤桃水が3曲組み合わせ、大漁唄い込みとしたと言われてるんです。よりステージが盛り上がる訳です  
西:じゃあ僕らも漫才3つ重ねると盛り上がる!  中:訳わかんないよ!用途に応じて民謡を変化させる。戦後、民謡の興行と共に歌の変化が増え、NHK開局、そしてレコードが出来てまた随分歌が変化したと言われてるんです  
西:確かに。営業では20分、テレビでは1分しか漫才出来ません  
中:それに近いのかな?その時の最善に変化出来るのが民謡の魅力ですね  
西:でも何で先生は最初に斎太郎節を教えたの?  中:それは芸人とゆう荒波に負けず漕げとゆう意味でしょうね?  
西:違います  
中:知ってます

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