エプソムカップ・道悪想定考察
今週末の関東地方はまた雨予報のようですね。今週の東京競馬も道悪競馬が予想されます。簡潔ではありますが、日曜日の東京メイン、「エプソムカップ」出走有力馬の過去の道悪時の競馬レビュー、そして経験がない場合は血統背景を元に考察していきます。もし良馬場で行われそうでしたら、スルー案件になってしまいますが😅
・マテンロウスカイ
昨年5月の1勝クラス「あずさ賞」で重馬場を経験しており、3着でした。しかしこの時に彼が出した上がりタイムは34秒4(レースの上がりタイムも34秒4)と、純粋な重馬場とは言い難いものでした。これだけでは、参考にならないと思ってましたが、昨年9月のセントライト記念(やや重)では最下位の13着に沈んでいます。私自身は距離が長かったことが主原因と思ってますが、直線入り口で鞍上の横山典騎手が仕掛けて、数完歩したところで走法が乱れだし、残り200㍍で追うのをやめていました。あまり走路が良くないとパフォーマンスを落とす馬なのかもしれません。
血統的にですが、この馬の母系は2004年菊花賞、2006年海外GⅠメルボルンカップを制したデルタブルース、2011年のシンザン記念、毎日杯、鳴尾記念を制したレッドデイヴィスがいますが、両馬とも道悪は得意ではなく、その他の兄弟・近親馬にも道悪を得意にしていた馬はいません。
前走のメイステークス(エプソムカップと同条件)では良馬場で2着だったように、この馬は良馬場で力を発揮する馬と見ます。
・インダストリア
道悪の経験はゼロですが、昨年末に行われました中山競馬の3勝クラスでは、力を要する馬場コンディション下で差し切り勝ちを決めています。この馬の兄で重賞ウィナーのケイデンスコールは道悪下手でしたが、母インダクティは現役時代に道悪競馬で高配当を何度も演出していましたし、母系には「GⅡ横綱」という異名をとり、道悪競馬も得意としていた個性派、バランスオブゲームがいる一族です。
私的には道悪競馬でパフォーマンスを上げる可能性は大いにあると感じている1頭です。
・レインフロムヘヴン
競馬サイトの想定オッズでは結構人気になっているようです。ダミアン・レーン騎手が乗るからなのかもしれません。ですが、2021年3月、重馬場で行われましたスプリングステークスでは13着と大敗しており、レース後騎乗した石橋脩騎手は「スタートの出遅れもあったけど、それ以上に馬場を気にして走ってました」というコメントを残しています。戦績からも力を要する良馬場でしたら問題なさそうですが、道悪、特に滑る走路になるようでしたら、割引が必要と見ています。
・エアロロノア
重以上の道悪競馬の経験はありませんが、昨年4月のマイラーズカップではやや重馬場で5着でした。この時は馬場以上に走路が悪く、脚を滑らせる、脚をとられる馬が多くいたなかでの5着。血統的にも近親に2~9歳まで長きに渡り活躍した個性派、エアスピネルがおり、スピネル自身、道悪競馬は得意としていました。なかなか人気になりにくいロロノアですが、道悪でパフォーマンスを落とすことは考えにくいのでは思います。
・エアファンディタ
1勝クラス時のものとはいえ、過去に重馬場のコンディションで1着の経験があります。ですが、前出しました昨年のマイラーズカップに彼も出走し11着(3番人気)と大敗しており、レースを見る限り、滑る悪路、または脚元を取られる馬場は良くないと私は思います。前走は斤量58㌔を背負いながら強い競馬を魅せましたが、もし道悪になると……という印象です。
・ジャスティンカフェ
この競走で1番人気が予想される彼ですが、昨年のエプソムカップでは1番人気で4着。一昨年4月のアーリントンカップでは3番人気で13着大敗。両レースとも当時の馬場状態は「重」でした。そして昨年の毎日王冠では、良馬場で2着。やはり走路の整った良馬場でこそ持ち味を発揮します。悪路が予想される今回の条件では人気以上にリスクが大きいと見ています。
以上、取りまとめではありますが、エプソムカップ出走有力馬の道悪時になった際の、私的考察でございました。
まだnoteを活用したばかりで、もっと見やすくしたいと思っていますが、勉強不足でして……。見にくいようでしたらスミマセン。徐々にではありますが、改善に努めていきます。ここまでお読みいただいた皆さま、ありがとうございました😌🙏
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