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23年菊花賞の見解(+α)

♦見解
◎:14.ソールオリエンス
今年の菊花賞のポイントは3つ

①今年の3歳世代中距離路線はハイレベル
20年~23年(4年)の3歳時の成績を比較する。
期間:~菊花賞
対象:3歳以上・3勝C以上・距離1600m以上・
※短距離戦で斤量改定があるため、距離1600m以上を対象

20年

21年

22年

23年


21年、23年の成績が良いが、23年は母数が多く、全体レベルがここ数年で一番の可能性が高い。

②クラシック好走>>>上がり馬
今年の皐月賞とダービーは全く異なるレース質だったが、ソールオリエンスとタスティエーラの順番が入れ替わっただけ。
異なるレース質で着順が大きく変わらなかったのは、他馬とポテンシャルに差があったと考えるのが妥当で、この差を埋めるにはかなりの成長力が必要。ましてや①を考慮すると最低でも3勝Cを勝つポテンシャルがないと春からの序列をかえるのは無理だろう。

➂疲労度
青葉賞→ダービーの成績が悪いのは有名だが、一番の原因はレース間隔が短くなるからだと思う(目に見えない疲労が蓄積されている)。
そのため、全馬未知の長距離戦、菊花賞も前哨戦(セントライト記念、神戸新聞杯)で激走した馬は目に見えない疲労が蓄積されていると考えたほうがよい。近年、人気を背負って凡走した馬のほとんどが前哨戦で、タフな競馬をして好走した馬がほとんどだし、レコード決着の神戸新聞杯好走組は軽視したい。

これら三つのポイントを踏まえると、本命はソールオリエンス。
➂で引っかかる方もいると思いますが、前哨戦で好走とはいえ、勝ちに行かず負けて強しの2着なら、特に割り引く必要なし。

また前走のセントライト記念の見解では「超高速馬場かつイン有利馬場で外に膨れたら、ここを目標に調整してきた相手を差し切れるとは思わない」と記載したが、ポテンシャルでねじ伏せてきたのは正直かなり驚いたし、今の京都なら3~4角で多少ロスがあろうが影響は少ないので、皐月賞でタスティエーラを子ども扱いしたことを考慮すると、逆らいようがないというのが本音。

総合力勝負なら、この世代で1枚抜けているし、めちゃくちゃ上手く乗ったタスティエーラにしか負けるイメージがない。単勝3倍なら特に捻らず本命。

■続き

20年~23年(4年)の3歳時の成績を比較する。
期間:~有馬記念
対象:牡馬・3歳以上・OP以上・距離1600m以上・
※短距離戦で斤量改定があるため、距離1600m以上を対象

20年

21年

22年

23年


成績が一番悪くなったが、21年はエフフォーリア(天皇賞秋)、シュネルマイスター(安田記念、マイルCS、毎日王冠)、シャフリヤール(ジャパンC)
22年はイクイノックス(天皇賞秋)、セリフォス(マイルCS、富士S)など、世代上位の馬が古馬G1に出走していないからであって、この数値をみて世代レベルが引くと判断するのは早い。

べラジオオペラはダービーでも強い競馬をして4着だったように、この世代でも上位の馬。その馬がボッケリーニ(宝塚記念は力を出し切れず負けたが、力を出し切れていれば5着には食い込めたはず)と同斤量(58kg)で勝ち切ったのは、評価しなければいけないし、べラジオオペラよりもう一段階上のソールオリエンス、タスティエーラが古馬G1で通用しないとは思えない。

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