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中国せどり〜仕訳や計上方法〜

じゃっくです。
閲覧いただき、ありがとうございます!

今回は、少しずつ流行り始めている中国せどりに関する仕訳や計上方法についてご紹介します。

毎度のことですが、税務署の担当者によっては捉え方や考え方が違います。これからご紹介する仕訳は、自分の住んでいる地域の税務署や税関に電話して聞きました。

やはり管轄の税務署によっては考え方が違い、仕訳も若干違いました。皆様のお住まいの税務署によっても考え方が違うと思いますが、これから確定申告をされる人も多いと思います。

参考になればと思い、記事にしました。
これは最寄りの税務署に確認した仕訳です。

各自自己責任でお願いします。
最後までよろしくお願いします!

中国せどりの計上日

商品を仕入れた時は、仕入れた日付
商品を販売した時は、売り上げた日付
カードで支払った時は、引き落とし日
(為替でレートが変わった時は処理が必要)
関税を支払った時は、支払日

商品を仕入れた時


A、商品を仕入れた時

1ドル100円を想定し、10,000円の物を仕入れる
支払いは、クレジットカードで仕入れることを想定。

借方       貸方
仕入高10,000 /未払金10,000

上記は、仕入ではなく、仕入高になる。

また、買掛金が一般的だが、自分の最寄りの税務署はクレジットでの支払いの場合は、未払金を使ってください。と指示を受けました。

商品代金の引き落とし(支払った)時(為替)


B:上記の商品代金の引き落とし(支払った)時(通常の場合)

借方     貸方
未払金10,000/普通預金10,000

B−1:引き落としの際、海外事務手数料がかかった時
手数料の額は、分かりやすいように 1,000円を想定します。

借方        貸方
未払金  10,000 /普通預金11,000
支払手数料 1,000

Cについて話す前の補足!

外国の商品を外貨を使って購入・決済した場合、日本円に換算して計算します。

分かりやすいように例えを出すと、
購入した時は、購入日の為替、
支払った時は、支払日の為替

になります。

もし円高や円安になれば、支払い金額が購入時より変わって来ます。
その際の仕訳の仕方をご紹介します。

C:上記の商品代金の引き落とし(支払った)時(円高の場合)

支払い時には、1ドル90円と円高になっていた。=1,000円支払いが減る
( 1,000円は分かりやすいようにきりの良い数字で表示しています。)

借方      貸方
未払金10,000 /普通預金9,000
        為替差益1,000

上記は、円高で未払金(買掛金)を減らす仕訳になります。

実際は、10,000円を支払わないといけないが、円高により、支払いが9,000円で済みました。

そのため、商品代10,000円ー為替分9,000円= 1,000円の未払金を消すための処理が必要になり、貸方 為替差益の勘定項目を使い、処理をします。

D:上記の商品代金の引き落とし(支払った)時(円安の場合)

支払い時には、1ドル110円と円安になっていた。
= 1,000円分支払いが増える
( 1000円は分かりやすいようにきりの良い数字で表示しています。)

借方      貸方
為替差損 1,000/未払金 1,000

上記は、まず円安で未払金(買掛金)を増やす仕訳になります。

そして、下記の支払う仕訳をします。

借方     貸方
未払金11,000/普通預金11,000

実際は、10,000円で購入したが、円安により、11,000円支払わなければならなくなりました。

そのため、商品代10,000円とは別に為替分1,000円の未払金を増やす仕分けが必要になり、借方 為替差損 1,000円で未払金を増やす処理が必要になります。

上記2点(B.C)の仕訳は、日本国内で購入すれば為替レートは関係ありませんが、輸入ビジネスには常に為替レートがつきまといます

円高になれば、未払金を減らす仕訳が必要になり、
円安になれば、未払金を増やす仕訳が必要になります。

関税を支払った時


関税を支払う方法は2つあります。

1.国際郵便などで届く場合は、配達の際に郵便局員さんに現金で支払う場合
2.輸入代行業者から請求書等(インボイス)が届く場合

になります。

計算がややこしいですが、インボイスなどの請求書を見れば書いてあると思いますので、それを見ながら金額を当てはめ、仕訳すれば良いと思います。

E:郵便局員さんに現金で支払う場合

代行業者に支払う手数料が500円、国税300(7.8%)、地方消費税100円(2.2%)、関税が 1000円を想定します。

計算がややこしいので、きりの良い数字で表示しています。

借方               貸方
支払手数料または仕入高  500 /現金 1,900 ←代行業者に支払うお金
仕入高または仮払消費税等 300 /   ←輸入消費税(国税)7.8%
仕入高または仮払消費税等 100 /   ←輸入消費税(地方消費税)2.2%
仕入高         1,000 /     ←関税

宅配業者などに現金で支払った時は現金出納帳も必要

F:後日、インボイスが届き、請求書をカードで支払った場合

計算がややこしいので、上記と同様、きりの良い数字で表示しています。

借方               貸方
支払手数料または仕入高  500 /未払金 1,900←代行業者に支払うお金
仕入高または仮払消費税等 300 /    ←輸入消費税(国税)7.8%
仕入高または仮払消費税等 100 /   ←輸入消費税(地方消費税)2.2%
仕入高          1,000 /      ←関税

上記、D.Eの仕訳ですが、国税と地方消費税は分けて記載する必要があります。

上記の貸方の未払金を支払うと、

未払金1,900/普通預金1,900

になります。

税関に確認したこと

郵便と船の税関に電話をして確認したところ、個人輸入や小口輸入はあまり気にしなくても良いそうです。

気にしなくても良いと言っても、関税などの税金を支払う必要がないと言っているわけではありません。

20万円以下なら簡易税率が適用されるそうです。(一部例外あり)

物によりますが、1万円以下なら関税はかからないと言われますが、物によってはかかります。(一部例外あり)

関税に関しては、国内に入り、自分の手元に届いた時点では輸入自体は問題ないそうです。

ですが、税関も人間なので、見落とす場合があります。

例えば、

スマホケースを3個輸入した際、3個だから問題なしと思い、通る可能性もあります。
実際は、中身がスマホケース100個入ってる可能性もあります。

そうなると、商用目的の可能性が出てきます。
また、業者が内容を改ざんしている場合も考えられます。

税金の請求がなく、届いた場合、数量が多い、関税がかかるはずなのにかかってない場合は必ず税関に確認するようにしましょう。後でも申告して納税出来るそうです。

もし万が一黙っていたら、問題になる可能性もあります。

まとめ


商売は信用が大事です。

一度でも改ざんしたり、脱税したら信用を失い、回復するまでの道のりは遠いです。

税金の請求なく届いた商品は、税関の方には悪いですが、自分は、その都度連絡して確認します。

分からない事があれば聞いたら丁寧に教えてくれます。
自分も税務署や税関に連絡する際は、緊張しました。

繋がった瞬間、聞くことが飛んで、頭が真っ白になりました笑
でも、向こうはプロですから、ちゃんと教えてくれました。

中国せどりは、利益率も高いので、今後参入が増えると思います。
参入した際は、胸を張って商売をしています!と言えるようにしましょう!

最後にこれは最寄りの税務署や税関に確認した物です。
住んでいる地域の担当者によっては違う可能性もあるので、各自自己責任でお願いします。

長くなりましたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

あと、コメントやいいね等のサポートをしていたけますと励みになりますので、何卒よろしくお願いいたします。

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