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楽天ポイントせどり!〜確定申告・ポイント付与に関する仕訳〜

じゃっくです。
閲覧いただき、ありがとうございます!

今回は、楽天ポイントせどり!〜確定申告・ポイント付与に関する仕訳〜についてお話ししたいと思います。

これから確定申告シーズンに入っていくので、ポイント付与に関する、気になる仕訳について何点かお話ししたいと思います。

税務署の担当者によっては捉え方や考え方が違います。
皆様のお住まいの税務署によっても考え方が違うと思いますが、これから確定申告をされる人も多いと思います。

確定申告の参考になればと思い、記事にしました。

管轄の税務署によっては考え方が違うので、不安な方は一度最寄りの税務署に連絡して確認してください。

パソコンやスマホ画面を見ながら仕訳するのは大変だと思い、印刷して見れるようにPDF化をしました。

よろしければお使いください。
くれぐれも自己責任でお願いします。

少し長くなりますが、
最後までよろしくお願いします!

計上する日付


会計ソフト等で記帳する場合、計上する日をいつにすればいいのか、分からなかったり、不安になったりすると思います。

今回、計上のタイミングも最寄りの税務署に確認しました。
要点を先に言います。

ポイントは付与された日に付与された金額を計上するのではなく、使ったときに使った分だけを計上します。

仕入時は購入日の日付

売上時(荷造運賃を含む)は取引が完結した日付
ポイントでの買い物は購入した日付
未払金は、カード支払日の日付
メルカリ等は売上が確定し、資金の入金があった日付(取引完了時)
(メルカリ等で月末まで資金を貯めておいて、まとめて回収した場合は、上記で計上しているので、まとめて回収した場合でも記帳なし。だが、まとめて資金を回収した場合は、税務署に説明出来るようにしておけばOK)

メルカリに関しては相手者から入金があっても、メルカリに貯めておけるので、月末にまとめて資金を回収してもOKでした。

要するに、資金を使える状態になれば計上し、口座に入金していなくても、ちゃんと説明出来るようにしておけばOKみたいです。

商品を仕入れた時


A:1万円の商品をクレジットで仕入れた際
計上日は仕入れた日(購入した日)

借方      貸方
仕入 10,000 /未払金 10,000

商品を仕入れた際、よく出てくるのが買掛金
最寄りの税務署の見解では、買掛金ではなく、クレジットカードで仕入れているので、貸方は未払金になるそうです。

B:1万円の商品を全額ポイントを使って仕入れた時
計上日は仕入れた日(購入した日)

借方      貸方
仕入 10,000 /未払金10,000
未払金10,000 /雑収入10,000

この場合、貸方 未払金で一度計上します。
ポイントで全額支払っているので、貸方の未払金を消すために、借方に未払金を持っていきます。支払いはポイントなので、貸方 雑収入で支払ったことになります。

同じ項目の未払金10,000が借方・貸方にあるので、消してもいいと思いますが、最寄りの税務署の見解では、明確にするため記載しておいてください。

C:1万円の商品を一部ポイントを使って仕入れた時
計上日は仕入れた日(購入した日)

使用したポイントは3,000Pとする。

借方      貸方
仕入 10,000 /未払金10,000←下段で3000円を計上するので実質7000円
未払金 3,000 /雑収入 3,000←一部ポイントで支払った金額

一部ポイントで支払った場合も貸方に仕入れ金額の未払金10,000円を計上します。

そして、使ったポイント分を計上するため、借方に未払金3,000円とします。ポイントで一部支払っているので、貸方の未払金は実質7,000円です。

一部ポイントを支払った場合でも、一旦仕入金額で計上して、そこからポイント分を雑収入で引いてください。と言うことです。

クレジットカードでの引き落とし時


D:購入した商品の代金10000円を支払った時
計上日はカード支払日の日付(カード引き落とし日)

借方      貸方
未払金10,000 /普通預金10,000

個人用の口座を事業用に使っている場合でも普通預金とします。

E:楽天ポイント支払いサービスを利用して未払金を支払った時
計上日はカード支払日の日付(カード引き落とし日)

支払いに使ったポイントは2,000Pとする

借方      貸方
未払金10,000 /普通預金8,000
       /雑収入  2,000←一部ポイントで支払った金額

ポイント支払いサービスは、毎月20日前後まで受け付けていますが、受け付けた日ではなく、カード支払日(引き落とし)の日付で計上する。

※引き落としされる前に、仕入れた商品金額の支払い金額合計と未払金の合計が一致しているか、確かめておくこと。要確認!

売り上げ時(買取業者・メルカリ等)


F:購入した商品を10,000円で買取業者などに販売した時
計上日は取引が完了した日付

借方      貸方
売掛金10,000 /売上10,000

G:買取業者等から売上金が入金された時
計上日は取引が完了し、入金された日付

借方       貸方
普通預金10,000 /売掛金10,000

※仕入れる件数が増えると管理出来なくなるので、銀行明細の印刷やスクショして証拠を残しておいてください。

H:買取業者から代金を回収する際、振込手数料がかかる時
(ほとんど手数料はかからないと思いますが、念のために載せておきます。)
計上日は取引が完了し、入金された日付

借方      貸方
普通預金9,800 /売掛金10,000
支払手数料200

手数料がかかる時は売掛金から手数料分を差し引く。
この場合も口座明細の印刷や証拠を残しておくこと。

補足1(2020年12月3日追記)

友人等に商品を販売し、商品と引き換えに現金を受け取った場合
計上日は、売り上げた日付

借方      貸方
現金  8,000 /売上 8,000

※よく出てくる売掛金は使わず、借方現金で処理をする。
この場合、会計ソフト等で現金出納帳にも記帳する。

補足2(2020年12月3日追記)

(友人等から受け取った)上記の現金を口座へ入金した場合 
計上日は、入金した日付

借方       貸方
普通預金 8,000 /現金 8,000

売上に関する送料関連

I:売り上げて送料をクレジットで支払った時
売上が10,000円で送料が1,000円を想定します。
計上日は取引が完了した日付

借方      貸方
売掛金10,000  /売上10,000
荷造運賃1,000  /未払金1,000

この場合、送料は荷造運賃になり、
また、クレジットで送料を支払っているので、未払金を使う。

J:上記の送料の未払金をカード支払日に支払った場合
計上日は引き落とし(カード支払日)の日付

借方      貸方
未払金1,000 /普通預金1,000

K:上記の送料の未払金を楽天のポイント支払サービスで支払った場合
計上日は引き落とし(カード支払日)の日付

借方      貸方
未払金1,000 /雑収入1,000

これも雑収入で計上する。

また、ポイント支払サービスを申し込んだ日付ではなく、実際に引き落としされる日付で計上する。

L:売り上げた際、送料をポイントで支払った場合
売り上げは、10,000円、送料は1,000円でポイント支払いを想定する。
計上日は取引が完了した日付

借方      貸方
売掛金10,000 /売上10,000
荷造運賃1,000 /雑収入1,000

最近は、郵便局でも楽天ペイ等、電子マネーやポイントを使えるようになり、本当に便利になりました。上記は、楽天ペイで残高のポイントで支払った場合のを想定した処理になります。

M:メルカリ等で売り上げて送料や手数料を差し引きされる場合
売上が10,000円、送料が1,000円、手数料が500円を想定する。
計上日は取引が完了した日付

借方       貸方
売掛金  8,500 /売上10,000
荷造運賃 1,000 /
支払手数料 500 /

N:メルカリの売上が確定し、売上金を回収する場合(売上毎に資金を回収)
売上金が8,500円で売上毎に資金を口座に入金し、売上を回収することを想定する。
計上日は取引が完了し、入金がされた日付

借方        貸方
普通預金  8,500 /売掛金8,500

自分の口座にメルカリから資金を回収していなくても、売上金を自由に使えるようになった(入金された)日付で計上します。

O:メルカリの売上が確定し、売上金を回収する場合(月末にまとめて資金を回収)

記帳なし

になります。
この場合、上記のNで売上金が確定し、一度計上しているので、記帳なしになります。

※メルカリ等で、まとめて売上金を自分の口座に回収する際、合計金額で口座に記帳されます。この合計金額は、いつの売上の分か、税務署に説明出来るようにしておく。ちなみに自分は、毎月口座明細を印刷し、入金金額の横に手書きで内訳を書くようにしています。

P:ポイントを生活費に充てた場合
コンビニで1000円の弁当を購入を想定する。
計上日はポイントを使用した日付

借方       貸方
事業主貸 1,000 /雑収入1,000

この場合も雑収入で計上する。

また、利用したことを説明出来るようにしておくため、楽天ペイの利用履歴を印刷するか、スクショしておくこと。

補足として、本来なら下記の仕訳になります。

借方       貸方
事業主貸 1,000 /未払金1,000
未払金  1,000 /雑収入1,000

※最寄りの税務署の見解では、未払金は重複しているので、借方・貸方双方の未払金を消して問題ありません。

消耗品を購入した場合


Q:ポイントで消耗品を支払った時
ポイントで消耗品を1000円分購入した場合
計上日はポイントを使用した日付

借方      貸方
消耗品費1,000 /雑収入1,000

この場合も未払金は消して問題ありません。

R:クレジットカードで消耗品を支払った場合
クレジットカードで消耗品を1,000円分購入した場合
計上日は購入した日付

借方      貸方
消耗品費1,000 /未払金1,000

この場合は、クレジットカードなので、未払金になります。

経費として家賃の一部を支払った時


S:経費として家賃の一部をクレジットで支払った時(2回処理が必要)
家賃の一部、5,000円をクレジットで支払いを想定する。

例:1月の家賃をクレジットで支払い、2月に引き落とされた場合
1回目(1月の家賃発生日に1回目の計上)

借方      貸方
地代家賃5,000 /未払金 5,000

2回目(2月のカード引き落とし日に計上)

借方      貸方
未払金 5,000 /普通預金 5,000

※カード払いをしている方は、2回処理をしないといけない。
2回処理とは、家賃発生日と家賃引き落とし日(カード支払日)です。

T:経費として家賃の一部をポイントで支払った時(2回処理が必要)

家賃の一部、5,000円を楽天ポイント支払サービスで支払いを想定する。
1回目(1月の家賃発生日に1回目の計上)

借方      貸方
地代家賃5,000 /未払金 5,000

2回目(2月のカード引き落とし日=ポイント利用日に計上)

借方      貸方
未払金 5,000 /雑収入 5,000←ポイント支払い分

これも2回処理が必要になる。

U:経費として家賃の一部をポイントとクレジット併用で支払った時(2回処理が必要)

家賃の一部、5,000円を2,500円ずつ、ポイントとクレジットで支払いを想定する。

借方      貸方
地代家賃5,000 /未払金 5,000

2回目(2月のカード引き落とし日=ポイント利用日に計上)

借方      貸方
未払金 5,000 /普通預金 2,500←カード支払い分
         /雑収入  2,500←ポイント支払い分

これも引き落としされる日付で計上する。
クレジットで支払うなら、普通預金、ポイントで支払うなら雑収入で計上する。

補足

家賃を口座から引き落としで支払った時(1回の処理でOK)
計上日は、引き落としされる日付

借方      貸方
地代家賃5,000 /普通預金5,000

経費の計算について


最寄りの税務署に確認したところ、家賃の一部は経費で落とせますか?と聞きました。

税務署の見解では、経費で計上してOKでした。

家賃の計算方法を紹介!

家賃50,000円(家賃45,000円+共益費3,000円+保証料2,000円)の10畳のアパートに住んでいて、せどりをするのに1畳分の場所を使っていることを想定します。

計算式として、

(家賃÷部屋全体の広さ)×作業や保管スペース=経費としての家賃代
になります。

(50,000÷10畳)×1畳=5,000円
5,000円分が経費として計上出来ます。
作業や保管スペースですが、

大きく見積もらず、常識の範囲内で計上するようにしましょう。

事業用口座と個人用口座についての見解


最寄りの税務署の見解を説明します。

よくネットでは事業用と個人用の口座を分けた方がいいと記載されています。

税務署としては、分けなくてもいいです。

ですが、事業用と個人用を分けておいた方が自分も楽なので、分けておいた方が無難です。

また、事業用には運転資金を入金しておき、支払日前に引き落とし用の口座に入金するのもOKだそうです。資金を送金するのに手数料がかかるなら、手数料も経費として計上してOKでした。

支払ったという証明として、引き落とし口座の明細とクレジット明細を印刷・保管し、ひとつひとつ説明出来るようにしておけば問題ないらしいです。

ここで、じゃっくが使用の銀行口座を2つ紹介します。

個人用は、楽天銀行を引き落とし用の口座にしています。
せどり(事業)用としてジャパンネット銀行を開設しました。


せどり(事業)用と言ってもただの個人口座です。
個人事業主用の口座を作らなくてもいいです。

当面は、楽天銀行(引き落とし用)+ジャパンネット銀行(事業用)を使います。

引き落とし前に資金を移動する際、手数料を浮かす例:


1、ATM手数料無料の時間帯に自分で現金を引き出し、移動させる。

メリット:ジャパンネットも楽天銀行もコンビニで手数料無料で引き出せる

デメリット:手作業になるため、面倒。また、50万を超える場合、ATM利用上限に引っ掛かり、1日で移動させられない場合がある。

2、振込手数料のかからない口座をせどり(事業)用として作っておき、ネットから振り込む

メリット:手数料がかからないなら手間を省ける

デメリット:手数料がかかるなら、もったいない

極端な例として

3、楽天証券経由で送金する

ジャパンネット銀行から引き落とし金額を一旦楽天証券に入金し、自動スイープ等で楽天銀行へ入金する。

税務署に聞いたら、別にそれでも構わないそうです。

たとえ手数料がかかっても経費として計上してもらってもOKなので、何のお金がどう動いたか、しっかり説明出来るようにしておけば問題ないそうです。

※これは極端な例です。

楽天証券側からすると、よくないと思うので、自分は、上記1・2のどちらかを利用したいと思います。

まとめ


簿記の知識がなくても会計ソフト&サポートがあればある程度は出来ると思います。

自分で管理をするのは本当に大変です。
副業&確定申告は脱税をして稼ぐための手段ではありません。

あくまでも今の生活を豊かにして、場合によっては節税をする手段です。
なんでもかんでも経費で落としたりすることはやめましょう。

今読んでいる皆様はマネーリテラシーの高い方ばかりだと思いますので、今認められているルールや限られた手法を使って、今よりも良い生活を手に入れましょう!

そして、簿記の知識を持っていても迷うところがたくさんあります。
税務署に聞く際、確定申告をされる際、少しでも参考になれば嬉しいです。

長くなりましたが、皆様お疲れ様でした〜。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

あと、コメントやいいね等のサポートをしていたけますと励みになりますので、何卒よろしくお願いいたします。

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