【誰か教えて!】三体問題(多体系)とリーマン幾何(測地線)と速度限界による確率過程について

こちらの質問にも、東北大学の堀田先生からご回答をいただきました( *ˊᵕˋ* )
いつもまことにありがとうございます(*'▽')


三体問題(多体系)について、
・時空の幾何(リーマン幾何・計量テンソル・測地線)
・確率過程
・(量子)速度限界(時空の線素として)
を組み合わせて

全系のエネルギー(ハミルトニアン)によって計算された
 (量子または熱力学的)【速度限界
 {孤立系なら全系のエネルギーは
  確率過程の、任意の時刻においても全て保存されているので、
  速度限界の計算値は常に、どの時刻においても一定で不変}
に基づいて 【離散化された確率過程】 」
における 【リーマン幾何学(の測地線)

として解くことはできますか?(数値計算と大差ない?

(簡素化のために、重力波を扱わないことにして、
 ヒルベルト空間側の【全系の状態ベクトルの】確率過程のみ考えて
 {そして、各部分系について解釈する}、
 物理時空側の確率過程は考えない。
 また、期待値のみ扱って、偏差は扱わない。)

※ある1時点・1つの系のみを切り取って考える場合、自身の系をユークリッド計量に取ることによって、自身が持つ「空間速度/運動量」と「空間加速度」については、自身が感じる「時空の幾何/空間曲率」の方へ押し付けてしまう(強い等価原理)、「測地線の計算」の側へ押し付けてしまう、ということが常に可能(?)

他の系が生じる重力ポテンシャルによる空間曲率も含めた上で、これは「各系が感じる時空の幾何を、どのような順番で計算するか」によって変化することが無い、「計算順序に依存しない」「常に一意な解」が得られる(?)

(数学的には別問題として、現実世界での物理現象に限定して言えば)【速度限界】が存在するので、この「測地線に従う運動」は固有時間次元軸に対して【離散化されている(連続量ではない)】ので、「離散化された確率過程」として扱うことができる(?)

※※つまり、ある時刻における「各系が感じる測地線」を求めて、【全系の】速度限界に応じた「離散化された固有時間の経過(時間発展)τ_DSL_tot」「(各系について)測地線に従う慣性運動」を行い、(各系について)新しい空間座標・空間速度(運動量)・空間加速度が得られた後、再度、各系の測地線を再計算する。
このような流れで、三体問題(多体系)は「速度限界τ_DSL_totを用いた確率過程」として扱うことができる?
(結局、数値計算と同じで、解析的には解くことができない?)

→どの道「測地線を計算する」という過程で、他の系の情報を必要とするので、例え確率過程として扱うように変更したとしても、運動方程式の時の変わらず求積法は不能?
「離散化された確率過程」への変更によって、求積法が可能になる?

→あるいは「全系のハミルトニアン」をそもそも定義することができない?
(それがそもそも「三体問題の解」なので、本末転倒?)


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