見出し画像

1回目の膝軟骨採取入院はアッという間!

自家培養軟骨移植術(JACC)は、軟骨の採取と移植がセット。2回入院することになる。1回目の入院は、自身の軟骨を内視鏡で採取される、その量わずか0.4g以下。それを4週間かけて培養される。培養は病院でなく、愛知県蒲郡市にある株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング。富士フイルムグループである。最近CMで目にする方もいるかと思う。

1回目の入院。採取のための入院であるが、3泊4日だった。手術前日に入院し、まずは患部である左脚の筋力測定や屈曲、進展など計測し、術前の状態を把握。これが意外に辛かった。そもそも痛いから手術を受けるので左膝は瀕死の状態。それを限界まで計測するので、悶絶。

手術当日。手術は麻酔時間も含めて2~3時間。全身麻酔だったので気が付いたら病室のベッドで、あっという間の感覚。手術自体も内視鏡で行われたので、膝頭に1~2cm程度の傷が2か所付くだけで、術後もいたって順調。とは言っても、膝をいじっているのでけっこう腫れていた。

術後1日目。膝は腫れているが、膝内の出血を出す管は外れ、シャワーも浴びれ、日常とまでは行かないがいつもの生活に戻れた。松葉杖もなく、自足歩行できるが、膝内に違和感があり、屈伸など敢えて膝を使う気にはなれなかった。違和感というよりは、膝が外れる様な怖さを感じていたのかも知れない。

術後2日目。退院。早々に精算して帰宅。費用は高額療養費制度を利用し、私の場合は10万円以下だったので助かった。細かいことを書くとベッド代(室料差額)や食事代などは別だったので合計10数万円、それでも助かる。

高額療養費制度を利用するには、入院される前に必ず保険者(市区町村役場・国保組合・協会けんぽ・共済組合・各健康保険組合など)に申請をして「限度額適用認定証」の交付を受けるべき。事後でも申請でき、数か月後に払い戻しを受けれる様だが、事前に大金を払うので支払い能力がある方は別だが、私は無理なので入院前に申請した。私は国保なので役所へ事前に必要な内容を確認した上で申請しに行き、その日に認定証を受け取れた。非常に簡単で早い。

退院後は日常生活に戻れたが、膝の腫れは3週間程度でひき、違和感も同様に薄れて来た。と思ったら、2回目の手術、軟骨移植の日が目前に迫っていた。あっという間である。2回目の手術や入院生活は次に。

因みに、私はデスクワークだったので大丈夫だったが、膝を使うような仕事、例えば荷物の搬出入や運送、工事現場などの方は仕事ができないと思っていたほうが良いと思う。営業で外出が多い方も辛いかも。

参考:自家培養軟骨移植術 治療スケジュール(再生医療ナビ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?