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サウジ短期留学記:直前のZoom説明会



出発まで残り1か月ほどとなった8月半ば、合格発表以降、学校からは何の音沙汰もないので「質問あればどうぞ」と教えられていたWhatsAppのアカウントに、宿泊地の場所や空港への出迎えの件などいくつか質問を送ってみたところ、宿泊地らしきホテルの名前がたった1行だけ、薔薇の絵文字🌹とともに返ってきました(笑)。

1か月もの長期休暇を取るべく、日々の業務をこなし、根回しと引継ぎに追われる中で、出発日は着々と近づいていきます。

本当にこれ大丈夫かな?とやや不安になっていた9月初旬、ついに学校側からメールが届き、「明日、プログラムに関するZoom説明会をやる」とのことでした。

ZOOMミーティング

サウジ時間で午後3時、日本時間の夜9時にZoomのリンクにアクセスすると、30人ほどの参加者がいました。

アラブ服を身に着けた責任者と思しき先生が「アッサラーム・アレイクム」とアラビア語の挨拶をした後、早口のアラビア語でまくしたてるように話し始めました。

「来週から遂にプログラムが始まりますが、皆さん、航空券やビザのコピーはもう送ってくれましたね?」といった事務的な話から始まり、別の先生が「皆さんをサウジアラビアにお迎えすることを非常に楽しみにしています」などと歓迎のあいさつの言葉をくれました。

その後も結構なスピードのアラビア語でプログラム概要について説明があり、参加者の皆さんついて来れてるのかな?レベル高いな〜と思いながら聞いていました。もっとも説明のほとんどは事前に送られてきたパンフレットに書かれていた内容でしたが。

具体的には、空港への出迎えの件、滞在先のホテルの名前、ホテルの部屋は2人部屋で滞在費は無料であること、プログラム期間中は3度の食事が提供されること、平日5日間アラビア語の授業があること(9時~14時)、サウジ人の家庭訪問など様々な文化体験アクティビティがあること、週末は旅行に行くこと、ホテルではWifiが使えることなどでした。

参加者の国籍など

ひととおりの説明後、先生が「ではせっかくだからこの場で皆さんの自己紹介をしてください。名前と国名だけでいいよ」と言ったので、みんな次々に自己紹介していきました。

全部は聞き取れなかったのですが、インド、ポーランド、ウクライナ、米国、英国、カザフスタン、トルコ、キルギスタン、ウズベキスタン、韓国、シンガポール、メキシコ、ベルギーなどの参加者がいることが判明しました。

質疑応答タイム

自己紹介がひととおり終わると英語しかできない参加者もいるとわかり、ようやく先生が英語でもちょっと説明をし始めました。(ミーティング開始から既に30分ほど経っていましたが😅)

その後、「質問を受け付けます」と先生が言うと参加者の皆さんが次々にアラビア語や英語で質問し始めました。具体的には以下のような質問が出ました。

  • 空港で出迎えの人とどこで落ち合うのか?➡ターミナルの説明など

  • 服をどう洗えばいいのか?➡近所に洗濯屋が沢山ある

  • アラビア語の授業内容について➡文法や読み書きよりもスピーキングが重視される

  • クラスはどのようにレベル分けされるのか?➡プレイスメントテストによる。観光コース、文化コースでそれぞれ2クラスに分けられる

  • クラスは男女混合なのか?➡混合

  • 授業はどこで行われるのか?➡宿泊地と同じホテル内で行われる

  • 女性の服装規定について➡アバヤ着用は義務ではない、visit Saudiサイトを確認して

などなど。

中には、「仕事の関係で2か月参加するのが難しいのだが、文化コースから観光コースに変えてもいいか?」などの質問も。え?この後におよんでそんなのありなの?と思いましたが、先生は「個別にメールしなさい」と言っていました。(結局、その方はコース変更していませんでしたが。)

また「空いた時間にリモートワークの調整をしたいので、できたら事前に全体的なスケジュールを知りたい」との質問には「プログラム初日までに期間中すべての予定表を作成して渡します」とのことでした。(しかし、最後の最後までかなりざっくりした予定表しかもらえませんでした。)

メッカ巡礼について

ところでZoom上の表示名などから、参加者の半数以上はムスリムと見受けられました(サウジアラビアのプログラムなので想定内でしたが)。

彼らの最大の関心事は・・・、そう、メッカに行けるのか?というものでした。

ある女性が「メッカとマディーナに行けるのですか?」と質問し、先生が「もちろんです」と答えると、「おぉ~!」という感じで関連の質問が次々に出ました。

メッカには日帰り、マディーナには宿泊することなどが説明されました。

先生いわく、ウムラ(小巡礼)には2回ほど行く機会があるだろうとのことでしたが、「僕はプログラム終了後も2日間残るのですが、3回行ってもいいですか?」などと発言する人もありました。

そんなに何回も行きたいものなのだな〜と興味深く話を聞いていました。残念ながら非ムスリムの参加者には関係ありませんがw

こんな具合で約1時間ほどでミーティングは終了しました。

次回は現地到着後のプログラムについて書きたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。

ジェッダのランドマーク的存在・ファハド王の噴水



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