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そうだ 知、育もう。
時は21世紀。狩猟に明け暮れ木の実を探し回った時代に別れを告げて、高度に発達した知能をもって緻密な社会システムを築きあげた人類。そんな時代の人として生まれたからには否が応でも知能を育て鍛えていかなくては生きていけない。
そんな時代だからであろうか、塾や生涯学習講座、オンラインセミナー。様々な形で知識や知能を鍛える試みが溢れかえっている。この流れに乗り遅れては現代社会で溺れてしまう。何か手近なものからでも始めるべきなのだ。
知を育む
最も身近に知を育める機会。それは日常生活で常に行なっている食にある。食を通して知を育もうとする試みは実に理にかなっている。
そんな訳で今回は知育菓子の食べ比べ。知を育める上にお菓子だなんて、なんて有難い存在だろうか。
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今回は10種類。そのほとんどがクラシエフーズから販売されている。知育菓子界に君臨する大企業である。
そして、これが終わった頃には知がすくすく育っていることになるであろういつもの二人。
にるぎり
最近ジャムの影響でF1を観戦するようになったジャムの嫁。レース中のチーム無線で放送禁止用語がピーっとなる度にキャッキャと喜んでいるあたり、まだまだ知を育む必要がありそうだ。
ジャム
最近にるぎりの影響で『遊☆戯☆王5D's』を履修しはじめ、今のところジャック推しのにるぎりの夫。さんすうが苦手でシンクロ召喚のレベル計算がとっさにできないあたり、もっと知を育む必要がある。
知の伸びしろだらけの二人でいざ、知育菓子に挑戦!ちなみにこれが今日の二人の昼ごはんになります。
ねるねるねるね ソーダあじ
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まさにキングオブ知育菓子。誰もが一度は通ったであろう道。迷信の闇を象徴するかのような魔女が可愛らしいマスコットキャラクターに代わったのも知の光に照らされた故であろうか。
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にるぎり
「ぬるい!もう少し冷たい方がおいしい気がする。ふわふわ食感なのにジャリジャリしてるのウケるよね、子供の頃買ってもらって食べたとき味が嫌&ジャリジャリが嫌でほとんど残して親にもう買わないと怒られたのを思い出す〜!
ソーダ味とかコーラ味あんまり好きじゃないので特に感動はない。味はただひたすら駄菓子のソーダ・ラムネ味。あとトッピング?のラムネ、硬いタイプか〜…自分ラムネはこういう硬いやつじゃなくてクッ●ーとかのボソボソ粉っぽいやつが好きなんだよね〜。
なんかめちゃくちゃ文句言いまくって嫌いみたいな文面になってしまったけど別に嫌いじゃないです、好きでもないが。付属のカップで水を掬って粉と混ぜるだけの知育菓子入門編という感じ。簡単だし混ぜてるうちに色変わったりモコモコ膨らんだり初めてやるときはテンションあがるよね。これをバケツでたくさん作りたいという欲は理解できる」
ジャム
「このわざとらしいソーダ味!心がウキウキしちゃうな。個人的には練って色が変わることより膨らんでいく方に楽しさを感じる。ふわふわで掴みどころのない食感の中トッピングのラムネが激しく自己主張してくるのも楽しい。粉と水を混ぜるだけで簡単だけど、強いて言えば粉の順番を間違える可能性があるか。まあ余程小さな子じゃなければ問題なく楽しめる」
粉と水を混ぜるだけなのにどうしてこんなに楽しいのだろう。この名状し難き甘い粘液をお菓子として発売しようとした勇気に拍手を贈りたい。
ねるねるねるね ブドウあじ
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にるぎり
「自分はソーダ・コーラ味よりフルーツ味の方が圧倒的に好きなので問答無用でぶどう味の方が好き。
あとトッピングが砕いた飴なのもよい、食感が面白いしソーダ味にラムネくっつけて食べるより味の変化がある。
どうでもいいけどねるねるぶどうのラベンダー×ブルーの色合わせ大好きなんだよね〜、飴の蛍光イエロー&ピンクが合わさって最高のカラーリングだからビジュアル的良さもあって、ソーダ味の方が推せる要素が一つもない」
ジャム
「おもちゃのようなブドウ味、結構好きなんだよね。トッピングの飴の破片に星型の何かが混ざってるのも地味に楽しい要素。数年前に大量のねるねるねるねを買ってきてディップパーティーやったのを思い出す」
フレーバーとトッピングの違いはあれどやることはソーダあじと一緒。色と味の好みに応じて好きな方を選ぼう!
夢のDXねるねる
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通常のねるねるの約2倍の大きさのパッケージ。さすがはデラックス。「超でっかい!」の文字に心は踊る。
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4種のトッピングを楽しめる他、味変用のパウダーまで付属したまさにデラックスなセット。この紙スプーン、給食を思い出して懐かしい気持ちになるのは世代によりますかね?
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にるぎり
「ウワッ味違う!普通のねるねるぶどうがガムとかグミのぶどう味とするとこっちはぶどう飴とかゼリーに近い感じ。若干の酸味とタンニン的風味・炭酸感があってぶどうソーダみたいな味わい。
シュワシュワパウダー?に関してはいまいちシュワシュワがわからんかった。シュワシュワ…?
すっぱいパウダーはなんか何味と言えないけど食べたことある味でおいしかった(知育菓子で遊んでいるのに知能ゼロの感想)。でも見た目がたまごふりかけ!
超ぶどうパウダーのビジュアルがやばい、ペットの餌みたい。ていうか入れ物のペットの餌皿感がすごい。しかも超ぶどうパウダーべつに全然おいしくなくてウケた。きみ入れる必要ある?
作り方は普通のねるねると変わらなかったけど、シェア用なのでねるねるよりめちゃくちゃ量が多くて溢さないように混ぜるの大変だったwもう少し大きい容器にしてほしいw」
ジャム
「なんかこっちの方がおもちゃ感の薄いブドウ味?食感もよりふわふわモチモチしてる気がする。トッピングが4種あるのも嬉しい。すっぱいパウダーが好きかな。パッケージのQRコードを読み込むとトッピングルーレットができる動画が見られるのが現代って感じ。デジタルネイティヴ!味変用の超ブドウパウダーをかければさらにジューシーなブドウ味に!散々ブドウ味食べてきて味変したらさらに濃いブドウ味になるストロングスタイル」
4種のトッピングでディップパーティー的な楽しみ方をするねるねる。パッケージのQRコードでトッピング選びのためのルーレットが楽しめる。
それはそうと、ブドウ味の味変でブドウ味がもっと濃くなる仕様に知を感じないのは私にまだまだ知が足りないからだろうか。
大人のねるねるねるね
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大人になったけど本当は楽しみたかったんだという心の声を聞き入れてくれた商品。
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にるぎり
「袋開けた瞬間めちゃくちゃシャンパンと赤ワインのにおいしてすごい!大人のねるねるだ!
普通においしいが???こういう味のグミとか飴とかありそう。あとなんか心持ち普通のねるねるより質感がねっとりしてるような?どっちもおいしいけど自分は白より赤の方が好きかな。
スパークリングトッピングの袋を開けて出た感想「お、お前は…!さっきのシュワシュワパウダー!」
シュワシュワはよくわからんけど味のせいか白の方がスパークリングトッピングが合ってるかな…?いやでもやっぱり粉類のトッピングいらんわ!ていうか量が多すぎるわ!
作り方は普通と同じ。フレーバー2つあるのでスプーンもう1本つけてくれると嬉しかったけどまあそこは自分で用意します!大人なので!!!」
ジャム
「確かに一番本物のブドウっぽい味!コンコードとシャルドネの果汁が入っているらしい。さらにソムリエが選んだワインアロマ入りでプレミアムな味わいは伊達じゃない!途中からトッピング用の粉をかければスパークリングワイン風?
味でいえば確かにねるねるねるねで一番クオリティが高いかも。しかしおもちゃっぽい味こそねるねるねるねだという気持ちも無くはない」
大人向けというだけあり確かに味のクオリティは高かった。ねるねるねるねの本気。お洒落なバーのカウンターでこれを練ってみたい。
ドキドキスライム
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色が変わるスライムができるという商品。確かに粘り気があって伸びる物の方がかき混ぜる楽しさが増しそう。
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にるぎり
「スライムにする前の状態を食べたらゆるいねるねるだった。
子供の頃作ったよね〜スライム。こういうの好きなキッズだったので懐かしい。でもわたしは気付いた。スライムは手で伸ばしたり捏ねたりして遊ぶもので食べるものではない。食感、想像の500倍くらいヤダみがすごい。
なんだこの…味はグミとかと同じ感じなのに…ヌメヌメドロドロして…。マジで無理!までいったらそれはそういうものとして受け入れられるのに、我慢すれば食べられるくらいの微妙な嫌悪感なのが余計ムカつくな。
ねるねるより粉の袋が多いのでちゃんと説明書が読める子供でないと作れない気がする。スライムにする最後の過程、好きな量を入れて作れという指示があるので理系的レシピを求める人には苦痛かもしれない。
あとねるねるよりめちゃくちゃ混ぜるから!!!子供絶対途中で嫌になるから!!!お菓子作り並みに混ぜて腕が疲れました」
ジャム
「へんしんのこなを入れないと水入れすぎたねるねるねるねだな。味も見た目も。しかし粉を入れればだんだん粘りが出てスライムに!色が変わる、膨らむに続く三つ目のバリエーション、粘る!
プルプルして楽しい。山芋みたい。へんしんのこなの分量を自由に入れるという指示は小さな子には難易度高いかも。
駄菓子の味のとろろですねこれは。色も形も知らない人が見たら名状し難きものを喰らうやばい人にしか見えない。特にマスカット味の方は昔の特撮映画で使われたモンスターの体液的なものにしか見えない。こういうの、デジタルでは味わえない体験だなあ」
プルプルねばねばで嫌う人もいそうな食感だった。本当にフルーティーで甘いとろろ。混ぜて伸ばして楽しむのがメイン。ねるねるねるねに飽きたら試してみるといいかも。
ピザパーティー
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ピザを再現したセット。箱に入っていて値段もちょっとお高めな商品。女児向けままごとクッキングセットみたいな趣がある。
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ただのトッピングではない材料の小袋が7つもあることからも、これが上級者向けであることが分かる。粉と水を混ぜるだけじゃなく電子レンジで加熱するという手順が加わった。さらに中袋を切り取ってお皿にするなど工作的な要素もある。小さな子供は絶対大人と一緒に作ろう。
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にるぎり
「作るのすっごい夢中になった…楽しかった…。でも工程多いし丁寧な作業を求められるので子供一人では難しそうかも?大人も楽しめるので親子向けかな?
ポテトはあれだ、じゃがりこにお湯注いで食べるやつみたいな味だ!じゃがいも蒸しパンみたいな味と食感で食べやすい。子供好きそう。
ピザはピザ味のスナックだ!とろけるチーズのおかげでそれっぽさが増しててすごい。トッピングがひなあられみたいな甘いやつなのでスナック感が助長されているw
作るのは楽しいけど味は一口食べてギブアップのやつかもしれん…とドキドキしてたので普通に食べられる味で安心した。
ただしメロンソーダは駄菓子屋で売ってる粉を溶かして飲むジュースと同じ味だったのでダメでした。普通に本物のコーラ添えた方がよい。
みんなで集まって何箱か買って、誰が一番上手に出来るかな?みたいな遊びやっても盛り上がると思う」
ジャム
「粉と水を星印のトレーに入れて混ぜるべきところをいきなりポテト型に直入れしてしまう痛恨のミス。まだまだ知が足りてなかった。だからこそこのセットで知育されるのさ!電子レンジを使うので小さな子は大人と一緒にやろう!
出来上がりは結構本格的。チーズがとろけてるのがポイント高い。ベーコンは謎のモチモチ食感。全体としてはピザ味のプリングルズみたいな味。ポテトは食感も味もしんなりしたフライドポテト。メロンソーダもかき氷シロップみたいな味でジャンクさが良い。これは大人の方が楽しめるのでは?難易度に見合ったクオリティ」
うまくできるのか半信半疑だったけど、案外それらしいピザができて感動した。知育菓子にしては珍しい甘くない(メロンソーダを除く)商品。これは大人でも十分楽しめるオススメのセット。
たのしいおすしやさん
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握り寿司を再現したセット。まぐろ、いくら、たまごの寿司が作れるが、ピザパーティーと違いこちらは味までは再現されていない。
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付属のスポイトが目を引く。これがいくらを作るための鍵となる。
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いくらをつくる工程はまさに驚きと感動。ミニチュアサイズだけど確かにいくらだ!
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まぐろとたまごは粉と水を混ぜて固めたゼリー状のもの。半透明な色なのでまぐろはそれっぽいが、たまごはややチープな印象。しかしいくらのクオリティは目を見張るものがある。
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にるぎり
「これはね〜作るのは楽しいけど、甘いしどれも似たような味だから食べる喜びは皆無なんだよな…いや知育菓子でお寿司再現されてもそれはそれで疑ってしまうけどさ…。
いくらを作るのがめちゃくちゃ楽しいからそれだけのために買う物と言っても過言ではない。味的面白さがなさすぎて褒めるところがいくらしかないんだよな〜。米の部分の食感がもちもちしてるのは好き。
難易度はどうだろう?ピザよりは簡単だと思うけど、ちょっと容器が小さくて混ぜるのが難しいかな?」
ジャム
「これも難易度高い。知が求められる。こちらはピザパーティーと違って電子レンジを使わないけどその分形を整えるのに気を使う。スポイトを使って雫を垂らすことでいくらを作ることを思いついた人は天才。このいくらを作る体験するだけでも価値があると思える。完成品は形が崩れやすく神経を使うけど中々良い見た目。しょうゆもそれっぽい。ただし味はフルーティーなお菓子味。見た目とのギャップがすごい。
粉と水だけでここまでできることに感動。これは体験を買うお菓子。動画を見るだけでは味わえないので店で見かけたら是非やってみてほしい」
シャリはソーダ味、まぐろはグレープ味、たまごはリンゴ味、いくらはみかんソーダ味とバリエーションに富んでいるが、正直そこまで味の違いが分からなかった。しかし、いくらが本当に天才。この体験は是非味わっておくべき。
ハンバーガー
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ハンバーガーを再現できるセット。こちらも女児向けままごとクッキングセット感のあるパッケージ。
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パンはともかくハンバーグも粉と水で作るところにディストピア感を抱いてしまう。
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ジャムには綺麗にスライスするスキルがないので、ここはにるぎり任せだった。
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にるぎり
「ポテトはさっきのピザについてたのとおんなじや〜つ!粉コーラはメロンソーダよりちょっとすっぱい。
味の方向性はさっきのピザとほぼ同じ。ハンバーグをチンしたときコンビーフ臭がすごくて(コンビーフ無理星人)大丈夫か?と思ったけどハンバーガー全部を一口でいくとあんまり肉っぽさは気にならず。バンズがふかふかなのでピザとは食感が違うのと、チーズもあんまり主張してこないので再現としてはハンバーガーの方がちょっと弱いかな?でもビジュアルがいいね〜。
成形自体はピザとかお寿司屋さんの方が難しいけど、こっちはプラスチックのナイフでポテトとかバンズ・パティを均等に切り分ける作業があるので、子供一人だときれいに作るの難しそうかも。大人のフォローが必要な気配。
個人的にはピザのほうが再現度高くておいしいし、工程もピザ作ってる感を強く感じるのでオススメ」
ジャム
「相変わらず難易度高いけど楽しい。出来上がりもポップでゴキゲンだ。ピザと同じく作ってる時はプリングルズみたいな匂いだけど完成品を食べると結構ハンバーガーしてる。ポテトもしなしなのフライドポテト感があって実にそれっぽい。出来上がりのサイズがミニチュアサイズなのもかわいい。
しかしその分一瞬で食べてしまうし全く腹にたまらない。腹に溜めるためのものではないのだから仕方ないけど、さっきから食べ続けているのにお腹が減り続けている。餓鬼道に落ちたかのようだ」
こちらもピザに続く甘くない知育菓子。ピザに負けず劣らずのハイクオリティなのでオススメ。しかし、知育菓子、作る過程を楽しむものなので食べ応えという点はまるで無い。やはり大量とはいえ知育菓子を昼ごはんにするのは無謀だったか。
つかめる実験!ふしぎ玉
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これはにるぎりの希望で選んだ商品。食べ物を素手で触ると怒られることが多いけど、これなら堂々と手で触ることができるのだ。
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どんなものかと思ったら、おすしやさんで大好評だったいくらの作成だけピックアップしたような商品だった。
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パッケージのQRコードを読み込むとお楽しみコンテンツが楽しめる。デジタル世代!知育菓子のマスコットキャラクター「ねるね」が泳いでいる写真が撮れたりする。
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にるぎり
「お寿司屋さんのいくらをひたすら作るだけの知育菓子出してくれないかな…と思ったらこれだった!!!これひたすらいくら作れるやつ!!!
レシピ通りにやると大体1〜2センチくらいの球体のものができる。触り心地がプニ…モチ…プヨ…て感じであまりにも最高で「ァアーーーーーッ」て声出た。永遠に触っていられる。
作るのも難しくない上に最高のプニョモチ体験ができるので強くオススメします!!!でもこれ1〜2センチの球体だと中のジュースがめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ甘くて味には不満足なので、お寿司屋さんみたいにスポイトで小さい粒々をたくさん作ってスプーンで食べるのも味的な観点としてはいいかもしれない。カラフルなタピオカみたいな。ていうか小さいやつをたくさん作ってソーダとかに入れて飲む(食べる?)と映えドリンクができるのでは…?」
ジャム
「どんなものかと思ったらさっきのおすしやさんのいくらと同じ仕組みだった。4色から好きな組み合わせ2色を選んで作る巨大ないくら。それなりに丸く固まってくれて触るとプニプニで気持ちいい。なんでも触りたがる子供にはもってこいのお菓子。出来上がった玉の中身までは固まっていないので食べると中からジュワッと甘い汁があふれてくる。味はいつものおもちゃ味。これは触るためにあるお菓子。おすしやさんのいくらだけをひたすらやりたい人向け。
しかし本当に良い手触りだ。ミャクミャク様を触るとこんな感じなのだろうか」
お触りが大好きな方向け。直接手で触ることで脳が得られる情報って、きっと認識している以上に多いんだろうな。
こちらもDXねるねると同じくQRコードで楽しめるコンテンツがあり世代を感じる。
盆栽
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最後に登場するのは盆栽が作れるというお菓子。テーマ、パッケージからも分かるとおり、これは株式会社ハートという会社が販売している商品。店頭で見つけた時あまりのレアさに二度見してしまった。
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基本はチューイングキャンディを練って型に押し込み冷やし固めるのだけれど、葉っぱ部分は粉と水を混ぜて電子レンジで加熱し作るスポンジ生地。
そしてハサミは剪定のような気分を味わうためだけに付いているという他に類を見ない付属品。もちろん食べられないし切れない。ついに概念を味わうステージへとたどり着いた。これが侘び寂び!
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スポンジ生地で葉っぱが再現できるのかとも思ったが、完成すると確かにそれっぽく見える。
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にるぎり
「見た目はリアルだな〜、こういうフィギュア売ってそう。
作る過程は、樹の部分のキャラメルを型に入れるのがめちゃくちゃ楽しかった(一人で全部やった)。が、型から出した樹を組み立てて葉っぱを飾って…という立体になったらまったく面白くなくてウケた。自分は粘土遊びが好きなのかもしれない。
味はね〜う〜ん…キャラメルと蒸しパンというまったり甘め×まったり甘めの組み合わせなのになんか甘いだけの虚無感がすごい。ぼんやりした味だ…。
食感がどこもかしもモッチャモッチャしてて歯にまとわりついて嫌じゃ〜!!!
食べる喜びはあんまり高くない。ていうかここまでやっといて何だけど知育菓子に味を求める人いるのか?」
ジャム
「ソフトキャンディを型に押し込み成型するのがメインのお菓子だった。葉っぱの部分は粉と水を混ぜて電子レンジで温めて作るスポンジ生地。
型に押し込むだけなら簡単かと思いきやキャンディがゆびに引っ付きまくって型に押し込むどころではなかった。指先の体温高いひと程難易度が高まるお菓子なので末端冷え性向きかも。成型後も室温で枝が垂れ下がってしまい綺麗な形を維持するのは難しい。
味は甘いだけのキャラメル。題材的にも大人向け知育菓子かな」
まさかの盆栽。これぞ侘び寂びジャパニーズクール!ソフトキャンディが指にくっつきすぎてまるで型に入れられなかったから、そこは全てにるぎりに任せた。
雰囲気のためだけに、食べられず作成にも必要のないハサミを付属させるという決断!知が育まれた結果、我々はついに概念世界へと旅立つのだ。
総評
にるぎり
「作るの楽しかったな〜という気持ちはめちゃくちゃあるけど味の記憶ぜんぶ失った。何も覚えてない。強いて言うならピザが一番おいしかったかな?振り返ると何もかも全部似たような味だった気がする。
味覚に関する知能が著しく低下したわ。知育とは味覚に働きかけるものではないってワケ🤦♀️
作るのはねるねるみたいにただ混ぜるだけみたいなやつはまあ置いとくとしても、ピザとかハンバーガーとか盆栽とか生地をこねこねしたり成形したりするやつがすごく楽しかった。粘土遊びに夢中になった記憶ないけど、いま触ったら何か素晴らしい作品を創り出すことができるのかもしれない。
盆栽の型にキャラメル詰めるやつ、じゃむしが全くできなくて即投げ出したので全部わたしがやったんだけど、そのあとじゃむしが恨めしそうな目で詰めてるところをガン見してきたのが地味にツボってしまったので永遠に記憶に残りそう。
あといくらを作り続ける…なんか謎のプニョモチ玉を作るやつ、触り心地が本当に最高だからみんなもやって!
これ一人でやっても楽しいけどおんなじセットいくつか買って複数人でやっても楽しいと思うな〜。でも1種類やれば十分だよ。え?今日こんなに知育菓子作りまくってたの?バカなの?」
ジャム
「知育菓子ってなんでこんなにワクワクするんだろう。よく食べ物で遊ぶなと言うけど、食べ物で遊ぶのは楽しいよね。というより知育菓子は料理への興味の最初の一歩になるのかもしれない。
今回一番印象に残ったのはピザパーティー。基本的にブドウ味かソーダ味が多い知育菓子の中にあって珍しいしょっぱいお菓子だし、作る楽しさも出来上がりの見た目も味も全てが高かった。その分難易度も高めだから小さな子供は大人のサポート必須。ハンバーガーやおすしやさんにも言えるけど手の込んだ知育菓子は大人の方が楽しめると思う。
ねるねるねるねは流石の安定感。デラックスや大人向けなど案外バリエーション出してた。知育菓子界の絶対王者の地位に甘んじることなく新しい可能性を探究し続けるのは良いと思う。
スライムやふしぎ玉はねるねるねるねよりやや難易度高めでステップアップしたい人向けかな。
盆栽は完全に知らなかったから見つけた瞬間購入を決断した。題材からして子供に見向きもしてない知育菓子界の異端児。こういうのが発売されてるということは知育菓子ジャンルも十分成熟していると言えるかもしれない。今回はプライスレスな体験と胃の虚無感が同時に味わえた」
今回はただ食べるだけじゃなく作る過程が含まれたので全部で5時間くらいかかった。それだけの時間をかけて、果たして我々の知は無事育まれたのだろうか。
仮に育まれていなかったとしても、それを補って余りあるほどの貴重な体験はできた。特にピザパーティーやハンバーガーなど電子レンジも駆使した再現系お菓子は、気にはなっても手に取るまではいかないことが多いので良い機会となった。
脳が楽しいと感じればきっと知も育まれているはず。楽しさこそが知の根源。多分。
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