雪の結晶【写真】
OLYMPUS TG-2はズームの望遠側でも1cmまで寄れるスーパー・マクロ撮影モードを搭載し、15m防水且つマイナス10℃まで使用可能という、まさに雪質観察ためにあるよ うなコンデジです。40.5mm径フィルターのアタッチメントを別売りしているので、積雪の粒度観察に便利なように、スケールルーペのガラス を取り付けられるようにした。東北の雪崩講習会で試しに使ってみたら、その場で撮影して皆でモニター画像を見れるので便利でした。
霜ざらめ雪(Λ)
エコーライン沿いに積雪が50cm程の箇所があります。 ここでは雪が強烈な温度勾配にさらされるため霜ざらめ雪の観察ができます。 日照の影響でざらめ雪に変化したものから、更に霜ざらめ雪に変化したと思われます。(2014.2/22)
小霜ざらめ雪(□)
おんたけ休暇村C1580付近のスキー場(休止中)で雪庇の中間部にあった小霜ざらめ雪です。 典型的なコップ状という訳ではないですが、結晶の角がとれてサラサラになっています。(2015.2/14)
しまり雪(●)
エコーライン沿いに掘ったピットで70cm程下の硬度(1f)の積雪層のしまり雪です。 0.2~0.5mmの標準的なしまり雪に混じって、やや大きな結晶が混じっています。 これは日照で表面に出来た薄いクラストが混じったものと思います。(2014.2/22)
新雪(+)
桑沼で5cm程下の硬度(F)の積雪層の新雪です。 気温が低いので様々な雪の結晶が混じっていました。(2020.2/8)
新雪(+r)
エコーライン沿いに掘ったピットで5cm程下の硬度(F)の積雪層の新雪です。 雲粒がたくさん付いている場合は新雪記号にrの添字を付けます。(2014.2/22)
こしまり雪(/)
おんたけ休暇村C1440付近のこしまり雪です。 雲粒のない結晶の枝が残っています。(2015.2/13)
こしまり雪(/)
東面の沢沿いに掘ったテスト・ピットで100cm程下に現れた硬度(4f)の積雪層の雪です。 シャベルコンプレッションテストでは破壊されませんでしたが、手で簡単に掻き出せるので、もう少し浅い位置にあれば危険な雪です。 ルーペで見た限りは小霜ざらめ雪だったのですが…。(2014.2/23)
こしまり雪(/)
上と同じ積雪層の写真です。 よく見ると、Column with Plates(CP1a)と呼ばれる鼓のような降雪結晶と、Broad Branch (P1c)という広幅六花のような降雪結晶が見れます。 上の写真だけだと小霜ざらめ雪かと思いましたが、この写真からこしまり雪としました。(2014.2/23)
降雪結晶
講習会の帰り、車のフロントガラスに落ちた雪撮影しています。(2014.2/23)
ざちめ雪(○)
仙台市内の庭で撮影したざらめ雪です。(2014.2/24)
あられ
中ア・千畳敷で撮影した霰(あられ)です。 暖かかったのか硬度(P)なので、ざらめ雪かと思いました。 TG-2を購入したのはこの後なので、以下はCONTAX Distagon 28mm/F2.0で撮影。(2014.2/10)
小霜ざらめ雪(□)
千畳敷ホテル東面、積雪深165cmの比較的浅い斜面に掘ったピットで、100cm程下は硬度(1f)の明確な小霜ざらめ雪でした。(2014.2/10)
霜ざらめ雪(Λ)
地表に近い150cm付近では霜ざらめ雪でした。 深い部分の温度勾配はそれ程強くないので、比較的雪の少ない時期に変化したもが残っていると思うのですが・・・。(2014.2/10)
表面霜(V)
千畳敷の雪崩講習会から駒ヶ根のバス停にある駐車場に戻ってきたら、周りは表面霜が出ていました。(2014.2/11)
表面霜(V)
栂池高原のAvSAR講習地、表面霜がキラキラしていました。肉眼では霜ざらめ雪のように見えましたが、ルーペで拡大すると結晶が平たいので区別できます。(2019.2/3)
表面霜(V)
仙台市内の沼に残ったざらめ雪に交じっていた表面霜。水蒸気が十分に供給されていたのか、肉眼でもわかる程大きく成長していました。(2021.1/11)
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