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くさかりとつばめ

今朝は、くもり
草刈りにちょうど良いお天気
古背負いタイプの草刈機

エンジンを始動
庭先を5分程からたったところである。

つばめが、なぜか、草刈機の刃先でこっちこっちと言わんばかりに僕を誘導する。

おかしなこともあるんだな。

田んぼが、ある。
くさぼうぼうだか、農機具も処分したのでトラクターで草退治はできない。

虫がいる。
ネズミがいる。
モグラがいる。
蛇がいる。

鳥が来る。
ふんをする。種が落ちる。
花が咲く
木が生える。

草をいっぺんに全て刈っちゃうと
虫の住処がなくなる。

草もかわいそう。
だから、半分だけ
半分だけ刈る。

刈るのが半分
燃料も
時間も
替え刃も
半分なのだ。

ひまわりのときもあり
コスモスのときもあり
すすきがでていたり

さすがに木はこまるんだけど

そんな草ぼうぼうの田んぼで
草刈を始めていた。
草刈機は、エンジン式の背負い式
回転半径が小さいので
ストロークが早くて
軽くていい。
山の下刈りをしたかったのでいい草刈り機を探していた

同級生に聞いたら、背負いのほうが
山にはいいときいて
もう10年くらいたつのかな。
古い

つばめ、
草を刈ったらまた飛んできた。
目線の高さでホバリング

わかったわかった。うれしいのか
はやく、はやく虫を探せ
と、こころで言っておいた。
なにせ、エンジン音がすごいので
鳥のさえずりは聞こえない。

しばらくすると、また、目線の高さで
ホバリングしたつばめ

ここでいっておくが、わしは、鳥の専門家ではないから燕に見えたので
つばくんとでも言い換えようか。

そう、つば君が、くちばしに虫を加えて、
草刈機の刃先の前でホバリング

おーら、見てみて、みてよー

わかった、わかったょるえらいね。虫とったんかい。
はやくたべんと、虫おっことすぞ。

バタバタといったのか、きえてしまった。

カラスが来た。
そうか、天敵なのかな。

カラスを草刈の刃で、脅したが
全く動じない。

そのとき、つばくんがまた、わしのそばで
ホバリングした。

位置関係は、
カラス
草刈の刃
わし
わしの右腕から1mにつばくん

完全にサイクルに入っているじゃん
このつばくんは、そうか
わしがいるから、カラスに襲われんと
知っているね。
そして、わしを使ってるわけか。
ある意味、生態系の一端を担っているんよね。

虫の気持ち
草の気持ち
鳥の気持ち

みんな
一生懸命生きてる。

ブッタの言葉の本に
「鳥はなにももたない」
という一説がある。

衝撃だった。
また、自然から教えていただいた。
ありがとう

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