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BTT EXP MOT V1.0

BIGTREETECH モーター拡張ユニットBTT EXP MOT V1.0である。

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LCD表示器の端子EXP1,EXP2を使ってモーターを増設しようというユニットである。したがってLCD表示器が使えない。代わりにTFTコントローラーをつなぐことになる。価格は800円ほど、これでモーターが3機増設できる。
基本的には、SKRシリーズをつなげることを想定しているようだがEXP1,EXP2端子のあるマザーなら繋がる。
早速つなげてみる。つなげるマザーはSKR1.4Turboでモータードライバーが5個乗るようになっている。これに3個プラスして合計8個のモーターを動かしてみることとする。X,Y,Z1,Z2,Z3,E0、E1、E2とZ軸3軸、エクストルーダー3個、3色の構成にしてみた。

pin.hの書き換え

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実現するには、マーリンのpin.hを書き換えなければならない。
書き換えるファイルはpins_BTT_SKR_V1_4.hである。
//
// Steppers
//
#define X_STEP_PIN P2_02
#define X_DIR_PIN P2_06
#define X_ENABLE_PIN P2_01
#ifndef X_CS_PIN
#define X_CS_PIN P1_10
#endif

#define Y_STEP_PIN P0_19
#define Y_DIR_PIN P0_20
#define Y_ENABLE_PIN P2_08
#ifndef Y_CS_PIN
#define Y_CS_PIN P1_09
#endif

#define Z_STEP_PIN P0_22
#define Z_DIR_PIN P2_11
#define Z_ENABLE_PIN P0_21
#ifndef Z_CS_PIN
#define Z_CS_PIN P1_08
#endif

#define E0_STEP_PIN P2_13
#define E0_DIR_PIN P0_11
#define E0_ENABLE_PIN P2_12
#ifndef E0_CS_PIN
#define E0_CS_PIN P1_04
#endif

#define E1_STEP_PIN P1_15
#define E1_DIR_PIN P1_14
#define E1_ENABLE_PIN P1_16
#ifndef E1_CS_PIN
#define E1_CS_PIN P1_01
#endif

#define E2_STEP_PIN P0_18 //M1STP
#define E2_DIR_PIN P3_25 //M1DIR
#define E2_ENABLE_PIN P1_31 //M1EN
#ifndef E2_CS_PIN
#define E2_CS_PIN P1_21 //M1RX
#endif

#define E3_STEP_PIN P3_26 //M2STP
#define E3_DIR_PIN P0_18 //M2DIR
#define E3_ENABLE_PIN P1_23 //M2EN
#ifndef E3_CS_PIN
#define E3_CS_PIN P1_19 //M2RX
#endif

#define E4_STEP_PIN P0_17 //M3STP
#define E4_DIR_PIN P0_15 //M3DIR
#define E4_ENABLE_PIN P1_22 //M3EN
#ifndef E4_CS_PIN
#define E4_CS_PIN P0_28 //M3RX
#endif

//
// Software serial
//
#define X_SERIAL_TX_PIN P1_10
#define X_SERIAL_RX_PIN P1_10

#define Y_SERIAL_TX_PIN P1_09
#define Y_SERIAL_RX_PIN P1_09

#define Z_SERIAL_TX_PIN P1_08
#define Z_SERIAL_RX_PIN P1_08

#define E0_SERIAL_TX_PIN P1_04
#define E0_SERIAL_RX_PIN P1_04

#define E1_SERIAL_TX_PIN P1_01
#define E1_SERIAL_RX_PIN P1_01

#define E2_SERIAL_TX_PIN P1_21 //M1RX
#define E2_SERIAL_RX_PIN P1_21 //M1RX

#define E3_SERIAL_TX_PIN P1_19 //M2RX
#define E3_SERIAL_RX_PIN P1_19 //M2RX

#define E4_SERIAL_TX_PIN P0_28 //M3RX
#define E4_SERIAL_RX_PIN P0_28 //M3RX
と書き換える。

ジャンパー設定
販売ページでは

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となっているのだが、UARTモードでもM1ENのジャンパーを指しておかないと上手く動いてくれない。

注意 configuration.hの中のLCDの部分とSDSUPPORTを無効にすること。
後はエクストルーダーを3個にし、Z軸を3軸に増やせばOKである。


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