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スペーストピック 12月28日〜1月3日

NASAが2024年の予定を発表

NASAが、2024の打ち上げに関するイベントを発表した。
内容は、
アルテミスⅡの有人月周回飛行、
Astrobotic社の月面探査機の打上げ・着陸・探査、
Northrop Grumman CRS-20によるISSへの再供給ミッション、
Axiom SpaceのISSへの飛行士輸送、
月面用ローバーによる過酷な月の環境、氷、その他の物質の調査
その他多くの野心的な目標を掲げた。

スペースX direct-to-smartphoneの衛星打上げ

1月2日、direct-to-smartphoneのための衛星の打上げが行われた。スターリンクのサービスを、専用アンテナなしで、直接スマートフォンで利用できるサービスである。今後半年以内に840機を打ち上げる予定であり、実現すれば4G程度の通信が提供される予定だ。
今回の衛星ではアメリカでの実験を行うための暫定ライセンス取得する。2024年内にはテキストメッセージのサービスが、2025年にはデータ通信や電話のサービスの提供も行う予定だ。

インドの年初め天文観測衛星、打ち上げ

1月1日にインドで年初めロケットの打ち上げが行われた。将来の有人飛行を見越した打ち上げである。天文観測衛星と各種実験用衛星を2つの軌道に配置するという技術力の高さを示した。
軌道高度650kmに中性子星、ブラックホール、超新星の研究に用いられるX線偏光測定器を積んだ衛星を配置し、その後350kmの高度まで飛行しその他の実験用の機器を搭載した衛星を配置した。
インドは、昨年7回のロケット打ち上げを行い、全て成功させた。今年は倍の14回程度の打ち上げを予定しており、有人飛行プロジェクトガガンヤーンも進めていく。

スペースプレインX-37Bの軌道配置

12月28日、スペースXのファルコンヘビーによりアメリカ宇宙軍のスペースプレインX-37Bが軌道に配置された。
当初の予定では12月10日の打上げ予定であったが、悪天候で1日延期したのち、技術的な問題があるとして、更に遅れた。複数のエンジンの取り替えが行われ、今回の成功に至った。
X-37Bは再利用可能な機体であり、自力で軌道高度の変更や、滑走路への着陸が行える。前回のミッションでは2010年から一昨年までの長期にわたって宇宙でのミッションを行った。


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