見出し画像

スペーストピック Vol.10 オービタルリーフ

Blue OriginとSierra spaceが共同開発を進める商用宇宙ステーション・オービタルリーフ(Orbital reef)。名前の直訳は『軌道の葉』。下の写真を見ると確かに葉っぱのような見た目だ。

オービタルリーフの外観

オービタルリーフは商業、研究、観光の機会を提供することを目的としており、ISSより多様な用途で使用される予定だ。例として、映画の撮影、先端医学の研究、快適な室内での宇宙滞在旅行などが計画されている。

多様な用途に対応するオービタルリーフ

 オービタルリーフの1番の特徴は、複数のモジュールを組み合わせることによる拡張性だ。代表的なモジュールは宇宙空間で膨らませて使用するLIFEだ。LIFEは先日NASAの耐圧基準テストに合格している。実用にはまだ多くの試験に合格しなければならないが、確実に開発が進んでいる。

LIFEと人間の比較
内装のイメージ

 観光体験の価値を高めるため、内装の快適性を追求し、地球を眺められる大きな窓も取り付けることを目指している。

大きな窓から地球を眺める

 ダイナミックな計画だが、ISSの退役後の後継として現実的に開発が進められている。また世界は変わっていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?