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スペーストピック Vol.11 1月25日〜2月6日

貴重な時間を、ありがとうございます!企業の動きが活発だった今週のまとめをどうぞ。

Lynk Global社とSPAC社の合併契約締結

 衛星とスマートフォンの直接通信サービスを提供するLynn Global社は資金調達のため、SPAC社との合併契約を締結した。Lynkは既に3機のピザ箱程度の大きさの衛星を打ち上げており、テキストメッセージのやりとりに成功している。
 競合のAST SpaceMobileが、AT&TやGoogleからの1億5500万ドルの資金調達に成功した直後の動きであり、スペースX含めた競争は淘汰の段階に達している。

EUの宇宙法、3月リリースを目標とする
 
EUでは3月を目標に、宇宙利用に関する包括的な法律の概要をリリースする準備を進めている。1月23日のEuropea Space Conferenceでは、安全、持続可能性について取りまとめる予定で、金銭請求については含まれない予定であると発表された。圧倒的なスピードで開発が進む宇宙業界、必ず必要なものであるが、規制と開発のバランスが難しい。EUはEUらしく持続可能性を重視した法律となりそうだ。

火星ヘリコプターIngenuty 72回の飛行でミッション終了

 火星のヘリコプターIngenutyは、当初の楽観的な目標を大幅に上回る72回の飛行でそのミッションを終えた。1月25日に回転部分の25パーセントがダメージを受けたため、飛行できなくなった。

Quindarah社 衛星群自動制御システムに600万ドル調達

  Quindarah社は衛星群自動制御オペレーションソフトウェアを開発しており、600万ドルの追加調達に成功した。同社は衛星、宇宙船の制御を行う会社と匿名で検証を行った。顧客は多岐に渡り、政府や商業用の衛星所有者や製造者、貨物輸送を行う顧客などが挙げられる。スタートアップの衛星なども含めて複数の衛星を自動で管理するサービスを提供する。

Intuitive Machines社の月面着陸機2/14日打ち上げへ

 ペレグリンやスリムで盛り上がる月面着陸。NASAのペイロード載せる月面着陸機IM-1の打ち上げ日が2/14に決まった。最終試験を終え、打ち上げに備える。成功すれば初の民間月面着陸着陸となる。本機はNASAのCommercial Lunar Payload Services (CLPS) プログラムに選ばれており、1億1800万ドルもの開発費を勝ち取り開発された。







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