オタ卒の話

多分、今私はオタクを始めて1番オタクを卒業できるチャンスなんだと思う。

テレビを見る気力がない
あとで見ようって録画でハードディスクはいっぱい
そもそも把握出来ずに録画できなかったり、無気力でしなかったり
買ったCDは封を開けずに積んでいる
見ていないDVDどれくらいあるんだろう
ファンクラブ動画いつから見ていないっけ
これは不運もあるけど現場には2年行ってない

学生の時の私は忙しかろうとこうではなかったと思う

あの頃は、多分、私を構成する要素が沢山あった
少ないなりに友達が側にいて
それなりに自由があって
ジャニオタでいることが楽しくて

あの頃から少しだけ年齢を重ねた私はそうはいかなくなってしまった
同僚は友人かと言えばそうではないし
あの頃の友人達にはそうそう会えない
そもそも彼女達には彼女達を大切に想ってくれる人が側にいるだろうし、伴侶を見つけている人だっている
休みはあるけれど、とにかく疲れて何もできない

コンテンツを楽しみきれていないくせにただCDやDVDを買って、FCに入っていることがオタ活なんだろうか

見てしまえばDVDは最高に素敵だし、存分に楽しめる
やっぱり自担は素敵だなと思える
オタク友達と話をしていても楽しい

きっと私はあの頃の私を構成していた最大の要素である「ジャニオタの自分」に縋っている
私の手をどんどんすり抜けていってしまった沢山の要素をもう一度手に入れることができないから、自分の意思でどうにかできる要素をいつまでも離せない
楽しかった思い出の続きをまだ見たがっている

趣味は4つ持った方がいいと言う言葉に、まあ4つくらいグループ推せそうとか思っていた私、そういう意味じゃないよ、本当

気分の変動がすごすぎて今はこんなふうにジャニオタであることを最期の砦のように縋ってしまうけど、もしかしたら、手放せる日がくるかもしれない
或いは、難しいこと考えずにまたジャニオタ最高ジャニーズしか勝たん状態になれるかもしれない

メンタル不調は碌なものを生み出さないわ

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