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「エスパー麻雀」という麻雀ローカルルールを考えた

背景

麻雀に最近ハマっていてよく遊んだり試合を見たりしているのだけど、ちょっと思ったのがプレイヤーのアクションを増やしたいなと。取れる行動としては打牌の選択と鳴きの選択の2つだと思うのだけど、もう一つ何かアクションを取れてもいいんじゃないかなと。そこでエスパー能力を麻雀に取り入れてみてはどうかと思ったのがきっかけ。

エスパー麻雀での追加ルール

麻雀の毎局開始時にプレイヤー全員に1枚ずつランダムで超能力カードが配られる。カードは他のプレイヤーには見せてはいけない。各プレイヤーは自分の超能力の内容を確認して手元に伏せて置いておく。

カードは任意の自分の手番のツモ行動前に使用することができる。使用を宣言したら伏せていたカードを公開して能力発動状態になる。
カードを公開するタイミングはここ以外にはない(ツモを行ったあとの打牌前や他家のアクションをトリガーとして公開されることはない)

毎局開始時に全員に一枚ずつこのようなカードが配られる

超能力一覧

分身: その手番1回だけ2連続でツモることができる。ただし、1度目の捨て牌を鳴かれた場合はそこで終了する

透明人間: その手番1回は牌を裏向き状態で捨てることができる。さらに、自分の立直宣言時にも牌を裏向き状態捨てることができる

サイコキネシス: その局の間、どの他家からもチーできるようになる。この鳴き行動は自分の手番で能力公開していない場合は発動できない

サイコメトリー: その手番1回だけ全ての捨て牌をツモ対象にできる。ただしこのツモでアガることはできない。回収された牌はフリテン対象から外れる

透視: 能力使用した手番のツモ前に1度だけ全他家の全ての手牌を見ることができる。ただし自分の場にある捨て牌が10枚以下でないと使えない

テレパシー: その手番1回だけ、非立直状態の任意の他家を指名できる。指名された他家は手牌から3枚牌を選んで抜いて能力使用者に渡す。能力使用者は3枚を確認しそのうちの1枚を選んでツモり、捨て牌を残りの2枚と合わせて計3枚にして返す。ただしこのツモでアガることはできない

トランスフォーメーション: ドラ表示牌を自分のみワイルドカード(どの牌扱いでも良い)として扱える。他家が該当の牌を切った際に任意の牌扱いをして鳴いたりロンすることも可能である。この鳴き行動も含めた関連する全ての効果は自分の手番で能力公開していない場合は無効となる

全知全能: 鳴いていてもリーチできるようになる。その際の役の翻が門前扱いになるわけではない

テレポーテーション: その局の間、捨て牌を任意の他家の河に捨てることができる。その牌は捨てられた他家のフリテン対象となる。対象の河に捨て牌が12個以上ある場合はその河には捨てることができない

タイムリープ: その局の間、自分の捨て牌をツモ対象にできる。ただしこのツモでアガることはできない。回収された牌はフリテン対象から外れる

コピー: 公開済みの他家の能力を一つ使うことができる。ただし、その能力に発動条件がある場合はそれに従う必要があり、自分がその条件を満たしていない場合は使えない

エアロキネシス: 全ての風牌を自風牌と同等に扱うことができる(面子で一役になる)。また、風牌を捨てた際に鳴かれなければもう一度ツモ行動を行う。この能力は自分の手番で能力公開していない場合は無効となる

エンパシー: この局の間、他家はツモを行った瞬間にその牌を全体公開しなくてはならない。この効果は次のいずれかのアクションが発生すると終了する。他家が能力を使用する・他家が鳴く・他家が立直する

リインカーネーション: 数牌の1と9を続きの数として扱って順子を作れる。例: 891, 912 以下はNG: 119, 199, 911, 991

エナジードレイン: その局の間、上家の河の最後の捨て牌をツモ対象にできる。このツモを実行すると次の手番は休みとなる。回収された牌はフリテン対象から外れる。この能力はリーチが誰からも発生していない状態のみ有効となる

ドッペルゲンガー: その手番1回だけ山から2つ牌を手牌の中に入れ、その状態から2枚順番に捨てることができる。ただしこのアクションでアガることはできない。2枚の捨て牌は最後のものしか他家は鳴くことができないが、ロンは2枚のうちどちらに対しても可能

四次元空間: 誰かがアガった際に、そのプレーヤーが離脱となった状態で局が終了せずに残り一人になるか海底牌まで続行されるようになる。離脱者はそれ以降の支払いは発生しない。この能力を公開する前にアガリが発生した場合はそこでその局は終了となる

タイムパラドックス: その手番1回だけドラ表示牌をツモり、そこに牌を捨てることができる。ドラはその捨て牌の表示に従った牌に変更される。 この行動のツモでアガった場合はドラは無しになる。また、この行動はトランスフォーメーションに影響を与える

まとめ

実際遊んでみてなかなかカオスだったり手牌と能力が噛み合った時の爆発力が面白かったので、ちょっといつもと趣向を変えて遊んでみたい時にやってみてください。
この他に裏ドラを知れる能力や手牌を他家と全て入れ替える能力や特定の牌を封印する能力があったのだけどプレイしてみてちょっと微妙だったので削除した。基本的に能力は能動的に使える類の方が面白いと思った。
多分能力によって強い弱いがかなりあると思って、エアロキネシスなんかはかなり攻めに強いと思うのだけど、風牌を安全牌として捨てることはできないので(もう一度ツモ行動を行うため)弱点もある。トランスフォーメーションなんかもドラ表示牌をワイルドカードとして扱えるのでぶっ壊れ能力な感じもするけど、ドラ表示牌を持っていないと全く意味をなさないのでそれはそれで万能でもないところが良いかなと思っている。

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