Available Note Scale を考える2

Available Note Scale を学ぶ上で避けて通れないのが、Avoid Note です。

・・避けて通りましょう。。

まず、ドレミファソラシドを考えます。
このドから始まるものがIonian、レからがDorian, 同じ様に、
Phrygian, Lydian, MixoLydian, Aeolian, Locrian と続きます。

ドから一つおきに音を積んでいきます。
できあがるのは、C Major 7th ですね。

このコードトーンの間をDiatonic Scale で埋めていきます。
2nd, 4th, 6th (9th, 11th, 13th) を加える訳ですが、
コードに使って良いAvailable Tension は「各Chord Tone」の一音上です。

上記をみると、ナチュラルのファは使っていけないことが分かります。これをAvoid Note と呼んでいますが、とにかく、コードトーンの一音上で行けます。

ここからは、上記の裏付け。

ここから逆に音階(スケール)を考えます。
基本はドレミファソラシドなので、ここから離れるものがよろしくないです。


つまり、コードトーンに一音上のテンションを足した時に出てくる音の中で
ドレミファソラシドに出てこない音がAvoid Note に当たります。

なので、以下の音をドレミファソラシと比較してみればいいのです。

下記がIonian Scale と呼ばれますが、上記の理由からファがAvoidです。(11th

次に、Dmi7 を考えます。

同じ様にコードトーンの一音上を足すと、上記になります。
なので、Dorian Scale ではAvoid なしです。
ただし、シを使うとコードトーンとクラッシュするケースがあることが注意です。(優先すべきはコードトーンです。13thがAvoid されるケース

次はEmi7 です。

Phrygian Scale ではファとドがAvoid です。(♭9th, ♭13th
ただしTonic で使われる時はドは使えます。なんたって調の中心音ですから。

次は、FMaj7 です。

これは、全てドレミファソラシドに含まれるので
Lydian Scale にはAvoid なしです。

次は、G7 です。

上記からMixoLydian Scale Avoid  はドです。(11th

次は、Ami7 です。

上記からAeolian ScaleAvoid はファです。(♭13th

次は、Bmi7(♭5) です。

上記からLocrian Avoid です。(♭2nd

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