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テレビ化が進むYouTubeと、テレビがまだ持てている武器。【雑談師が喋る頃に〜想〜】

最近、YouTubeに芸能人が参戦してきたり、テレビがYouTuberを起用し始めたりと今まで存在していた「テレビ」「YouTube」の軸が少しづつズレ始めてきている。

その中で、自分が思う「テレビ」という雰囲気がテレビから消えて、その「テレビの雰囲気」がYouTubeに顔を出し始めているんですよね。


そんな中で自分が最近のテレビとYouTubeに対して感じていることについて書いていこうかなと思います。


①YouTubeにテレビマンが来るとそこは「テレビ」になる。


YouTubeの今までって「素人が面白いことをして有名になった」というケースが多かったと思うんですが、カジサックさんや中田敦彦さんの活躍、そしてコロナ禍で芸能人の仕事量減少によって様々な芸能人が「YouTubeって稼げるらしいな?」という感じで一気に乗り込んできました。


全然人気が出なかった人たちが多くいる中、一気に花開いた人たちもたくさん出てきましたよね。その中で自分が最も印象に残っているのが「貴ちゃんねるず」です。


このチャンネルを見ていて、ジャスさんは「あ、これが自分が好きだったテレビの風景だ!」という感想を抱いたんですよね。


例えば、毎年TBSで放送される「プロ野球 戦力外通告」という番組の細かすぎて伝わらない芸人バージョンでのパロディ。これはエンタメとして超最高だった。面白かった頃のテレビを見てる感覚。


YouTubeで投稿されている動画なんだけど、YouTubeを見ている感覚ではなくてどちらかというと、YouTubeで公式に公開されているテレビを見ている感じなんですよね。


YouTubeなんだけど、YouTubeじゃない。YouTubeで行われるテレビにはそんな不思議な状況があるのかなと考えていたりします。


②テレビの広告は見れないのに、YouTubeの協賛広告はなぜか見れてしまう。


テレビテイストなYouTubeが増えてきた中で、最近であれば「有頂天レストラン」が最近のテレビテイストの動画を見てきて、すごく感心した動画です。


超大掛かりなセットが組まれたこの番組なのですが、内容はもちろんテレビ的に超面白かったんですけど、その中で自分が気になったところが「CM」です。


ここで言う「CM」はYouTubeの動画についてくる広告ではなくて、番組内のスポンサーさんの宣伝を行なっている部分のことです。(上の動画を見ればなんとなくわかると思います)


テレビにおける「CM」って一部例外はありますが、基本的にはその番組とは何も関係なしに自社の広告宣伝が約2分ほど入ってきます。

ここのCMってYouTubeに染まりきった人であれば、多少うざったい印象を受けますよね。YouTubeの広告は長くても20秒、短いと5秒なので。


そんな広告なんですが、なぜかYouTube番組内の広告は1分あっても見れちゃいます。


なぜなのか?


自分が思うに、M-1グランプリなどの賞レースを思い浮かべていただけると分かると思うんですけど、CMの中で「賞レースに関係がある芸人さんを使ったCM」を流していたりしますよね。こういう広告って1分あっても見れちゃいませんか?


このように「番組」と「スポンサー」の結びつきが明確に見えると「このスポンサーさんがこの番組応援しているんだな」と認識されやすくなるんですよね。(純粋に見てて面白いっていうのもあると思う)もしくは広告以外の目的が存在していたり(〇〇の姿を見たいなど)


ゆえに、今現在だとYouTubeの番組に個別スポンサーがつくという事象がとっても珍しいからこそ「このスポンサーさんがこの番組応援しているんだな」という認識が強くなるから、広告に嫌気が刺さないのかな?みたいな考察を立てていたりします。



③テレビは、貴重な価値や財産を無駄にしている。


こんな感じでテレビアンチなことを書いていますが、テレビはメディアとしてめちゃめちゃ有用性があると思っているので、どうにか復活して欲しいんですよね。今でも「有吉の壁」「新しいカギ」などは好きで見てます。(自分が求めている「非日常」が存在している番組たち)


その中で、今テレビがこぼしまくっている貴重な価値があるんじゃないかとジャスさんは思っていて。それは「プロの才能・能力」です。


自分が芸能人YouTuberがたくさん登場してきたときに感じたことの1つとして「喋りがめっちゃめちゃに上手い」ということがあって。テレビで埋もれるような芸人の人たちでも、YouTubeでしっかり誰にも邪魔されずに自分の持ち時間が確保されている状況であれば素人よりも圧倒的に喋りや回しが上手いんです。


これが分かりやすい例として見れるのが「FUJIWARAさんのYouTube」です。

50のおじさんが高いところから足ツボマットに飛び込むという、オチも何もかも分かりきったような動画なんですけど、これが見れちゃうんですよねw


同じように素人の人がこれをやっていたとしても、きっとバズらないんですよ。芸人の人が持つトーク力、盛り上げ力によって面白そうに見えていて。


だから、芸人の人はしっかり「喋り」や「回し」という分野や「芸人」という本分の力をフルに発揮していった方が面白くなるし(有吉の壁とかまさにそう)

専門家の人はただ意見をワイドショーで喋るだけじゃなくて、公式に発表されているデータやエビデンスを視聴者にわかりやすく説明してくれた方がいいし。

そんな感じに批判があっても「プロ同士でつくる、ハイクオリティな番組」を制作していくことが、これからのテレビの運命を分けていくのかな?とジャスさんは思っています。


もしくはこのまま減りゆく視聴者に媚び続けるのか・・・。


まぁ「利権」やら「しがらみ」やらがあるんでしょうけど。


たくさん情報が錯綜する時代だからこそ、自分たちで「リテラシー」を持って生活しなきゃいけないよな・・・と感じるジャスさんでした。それでは🍀


Twitter @j_masa516


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