詩のスケッチ7)寂しさ
ついつい自分のことを自慢げに話してしまうあなた
それは、寂しいということ
ついつい素敵な人を眼で追ってしまうあなた
それも、寂しいということ
ついつい日々の仕事に物足りなさを感じてしまうあなた
やっぱり、寂しいということ
ついつい美味しいものに手が伸びてしまうあなた
これまた、寂しいということ
なにか目標をたてる、そしてやり遂げるあなた
そいつもまた、寂しいということ
休日にささやかな充実を願うあなた
これだってやはり、寂しいということ
他人にうっかり価値観を押し付けてしまうあなた
これすらもまた、寂しいということ
私たちはみんなそろって、寂しさに突き動かされている
そう言いたくなる、私だってまた
寂しいということ。
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