詩のスケッチ4) a sense of wonder.
ただ誰かの背を受け止める
ベッドだけが置いてある部屋。
なだらかな凹凸が認められる白い壁(コツコツ叩いてみたい)
叩けば古ぼけた音がする木張りの床(優しく踏み鳴らしたい)
四方の壁のひとつだけを占める窓(少し離れて外を眺めたい)
オレンジ色のカーテンを開ける(多分少しだけ埃っぽい)
柔らかな陽が指す(多分ちょっと温かい)
そして
ベッドの脚に影が膨らむ。(そっと触れてみたい)
たったこれだけのことなのに、
美しいと思うのはなぜだろう。
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