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《鬼頭哲也×オーソナタガ》インタビュー(後篇)「ひとりじゃないよってことが伝わればいい」

前回の続き。『オーソナタガとは何なのか。』J humind association代表、鬼頭哲也氏にインタビュー。

■夢も自分ひとりで抱え込んでたらストレスになる

―爆発するってどういうこと?

鬼頭:鬱とか事件起こしちゃう人って孤独なわけじゃん。人に話を聞いてもらえなかったりとか、意見が受け入れられなかったりとか、周りにいる人たちが理解しようとすらしてくれないから自分を出せなくて爆発しちゃう。そして、社会性とか人間関係で孤立する。そういうところは打破したいって思ってる。

ペア。チーム。仲間。ひとりじゃない。

―ひとりじゃないと、爆発しなくなるの?

鬼頭:聞いてくれる誰かが一緒に居れば、吐き出せるから溜めないじゃん。知識も不安も発想も夢も、自分ひとりで抱え込んでたら、それ自体がストレスだったりする。

あと、夢を持った時点で叶うか叶わないかっていうのが出てきて、みんなに「そんなの無理じゃん」とか言われる。でも、さっきも言ったけど、できるできないは人が決めることじゃなくて自分が決めることだから。

自分で決めた仕事が始まってから「この仕事自分に合わない」とか言うけどさ、合うか合わないかじゃなくて、お前がやりたいかやりたくないかだけだろっていう話でしょ?うまくやれるようになるまでやり続けるっていう選択を選ばない、ただの言い訳じゃん。

繰り返しになるけど、自分を知るというところから積み重ねていくのがいいんじゃないかな。自分は何が好きなのか、何を持ってるのか、何をしたいのか。自分で自分をまず認める。自己肯定。それは俺もまだ足りないところだけど(笑)

そうしていくと、個が立つ。自分自身を持って、人と繋がっていける。

最初に、今回のオーソナタガでも『自分の発信をまず出すっていうことをできる場をつくりたい』っていう話をしたけど、停滞すると質が落ちるから。

―停滞?

鬼頭:止まってるとね。人間の体もそうだし。止まってたら筋力が低下して老化していく。成長度合いも止まったら、後は衰退していくだけ。

発信していく中で、質問されたり、他の人の生き方とか人の意見聞いて、また違う人生も見えたり、自分がどういう立ち位置なのか見つけていける。今の人生のままでいいっていう人でも、今の自分であれば「今の自分」っていう枠の中でしか存在できないけど、自分の新しい気付きだったり、自分の新しい部分も見えて、楽しみや可能性が新たにできる。動く範囲を広げていく中で、もっといろんな人と繋がるってこともできるから、さらに生き生きしてくる。人生は広がっていくと思う。

人より秀でてる秀でてないという話じゃなくて、好きなことだったら探求出来るし、好きなことだったら突き詰められる。頼らないことが強いわけでもないし、あることができなくても、他のあることは出来るはずだから。そういうことを補って一緒にやっていける人達が増えていければいいじゃない。


■ま、人だよね、結局は。

―最後に、鬼頭さんは何者なんですか?最初に聞くの忘れてた。

鬼頭:色々言ってるよね(笑)義務教育に疑問を持ってる人。自分で自分の人生を創りなおすお手伝いをしている人。個人プロデューサー。コミュニケーションの先生。あと、人ってどういうもんなんだって。

―どういうもんなんだ?

鬼頭:(笑)人って、あたりまえ、常識、暗黙のルールに気づかずに自分が縛られてるっていう状況下で自分で選択っていう勘違いをしてる。本当は自由がない。自分の選択肢の幅がすごく狭いところから選んでる。人生は人に影響されて、人に左右されてる。もっと言えばどこの誰か知らない人に決められたルールという土壌の上を生きているっていう状況を知って、自分の人生を自分自身でどうデザインしていくか、どうつくっていくかっていう方法を伝えていってる人。

―会社とか企業とかそういうくくりじゃない動きをしてるってこと?

鬼頭:ま、人だよね結局は。企業も人の集団。規模によってはそれが家族だし、町だし、村だし、国だし。企業っていったら狭いじゃん。そんなんじゃない。

人。

役職とか肩書きとかで自分を縛るんじゃなくて人、単体、個として自分が何を積み重ねてきたのかということが弱点でもあり強みでもあり、それを自分でどう認識してどう自分が活かしていくのか。社会、現実、世界で、どういう不自由の中で自分がどういう選択をしているのか。それも壁なんだけど、その壁がわかればまた超えられるし、壁がどういうものなのかって伝えている人ともいえるね。

何者かというなら、自己肯定だったりとか自己認識の変化だったり、人と人を繋げるために個々を立たせるっていうことをしている。自分も含めて人の仲間作りっていうところが一番大きいとこなのかな。それが、個が立つ和の共同体づくりっていうことに最終的に繋がると思うから。

ま、色々ですね。

―今日は、色々話聞かせてくれてありがとう。1月21日、よろしくおねがいします!

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■鬼頭哲也

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■1月21日・トークフェスイベント『オーソナタガ』

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