サングラスとマスク

トランプ元大統領がマスクをしないということでマスコミに叩かれていた。

あれほど、マスクを嫌がるのには何か理由があるのではないかと考える。

日本では『口元を隠す』と言うのは、奥ゆかしい、自分を可愛らしく見せる、控えめにする、くらいの意味があり、あまり嫌悪されていない。

昔、今井医師？だったか記憶があやふやだが、『日本人は相手の目を見て心を読み取り』、『欧米人は口元を見て感情を読み取る』。と書かれたブログを読んだことがある。

なるほど、私はサングラスをした人のそばにはあまり近寄りたくはない。まして夜にサングラスをかけている人は犯罪者だと思っている。

古い歌に「俺の目を見ろ、なんにも言うな」と言うのがあったし、「男は黙って＊＊＊ビール」と睨みつけるCMがあったのを覚えている。

相手の目を見れば何を考えているのか、だいたい読み取れる。お互いにそういう環境にあり、口数少なくとも真意は読み取れる。

欧米人は口の表情を見て感情を読み取っているのだ。

『s』と『th』の違いは口元の動きを見て聞き取っているらしい。どうりで相手の口元を見ない日本人は『s』と『th』の違いをなかなか聞き取れないのだ。

欧米人はマスクをしている人に対して、日本人が、サングラスをかけている人に感じる不信感、嫌悪感と同じ感情を抱いているのだ。

アメリカの映画でも『バットマン』、『Mr.インクレディブル』、『Kick Ass』、『ウォッチメン』、『ディフェンドー』はアイマスクをつけるが口元は隠さない。『アベンジャーズ』、『キャプテン・アメリカ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アクアマン』、『スーパーマン』、『X-Men』、『ヘルボーイ』は顔を晒している。

文化の違いはいろいろな誤解を招きやすい。現在は便利なネットワークシステムが行き渡り始めた。世界に多様な文化があることを認識できる機会が増えている。