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ブッダは何を伝えようとしたのか

ブッダ(釈迦)は何を我々に伝えよとしたのだろう。

『ブッダの伝えたかったことが、我々に届いていないのではないか』と気になり出して、20年くらい経過する。

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本棚の隅にアルボムッレ・スマナサーラの書いた気になる本があったのでパラパラとめくって見ると、面白い記述があった。

「気配 〟って何でしょう ?どんな生命も心がずっと動いていますね 。心というのは現代の人々の考えでは 、脳の中で起こる電気信号 - -電波のことですね 、結局は 。電波だから飛びます 。なので人がいると何となく分るのです 。」(『それならブッダにきいてみよう: 教育編2』アルボムッレ・スマナサーラ著)

以心伝心という言葉があるが、まさにその原理を解いている。自分が思っていることは確実に他人に伝わっている。

他に何か言ってないか探って見ることにした。

宗教とは?

「宗教っていうのは何かを信じることです 。信じるためには科学的なデ ータ (エビデンス )があると困るんです 。 「地球は丸い 」と私たちは信じています 。それは宗教ではありませんね 。なぜなら地球が丸いという事実は証明することができますから 。証拠があるものは科学になるんです 。」(『それならブッダにきいてみよう: 教育編2』アルボムッレ・スマナサーラ著)

空中からパンやワインを取り出したり、処女から生まれたり、聖書が石版に書かれたり、すべて納得理解できる。

たとえば日本の仏教をみても、宗教になってますからね。(生きる勉強 アルボムッレ・スマナサーラ)
心の病気はブッダが治してあげる。そしてその場合、選択があるはずがないんです。統合失調の場合も「これが原因だ」とはっきりわかったら、もうそれがズバリなのと同じようにね。でも信仰だと南無妙法蓮華経を言うか、南無阿弥陀仏をいうか、ギャーテーギャーテーハラソーギャーテーを言うかの選択になる。いずれも嘘だから勝手にすればいいんですけど。(生きる勉強 アルボムッレ・スマナサーラ)

あらら、本当のことを言ってしまってる。

長部経典の第一『梵網経』には、すべての宗教哲学の問題点が示されています。ブッダはこのような修行や哲学はすべて無意味で、これらを行ったからといって心の安らぎに達することはできない、としています。そもそもあるかどうかわからない魂が、有限か無限かと問えるでしょうか。(不安を鎮めるブッダの言葉 アルボムッレ・スマナサーラ)

アルボムッレ・スマナサーラ師は断言するので、今まで不可解だったことがよく理解できるようになる。


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