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カミソリ

毎日、髭を剃るのだが、剃刀のお世話になる。

替え刃を使い終わって購入に行くと新しい商品が販売されている。
前の型の替え刃はどこにあるのか近辺に見当たらない。

新しい販売促進方法なのだろう。仕方がないので新しいハンドルと替え刃を購入する。

切れ味は左程変わらないのに替え刃の取り付け口が合わないので新商品を買わされてしまう。

些細なことだが、洗面所には互換性のない剃刀のハンドルが溜まっている。なんの役にもたたないのだが、これでも半数は廃棄した。

この複数刄カミソリは日本の2枚刄カンナをモチーフにして外国のメーカーが2枚刄カミソリを作り特許化したのだが誰も抗議できなかった。

戦争に負けるということはこういうことなんだと理解している。

コンピュータもそうだ。日本のビジコン社がアメリカの会社にプログラム可能な計算機を発注した。

アメリカの会社はそれを特許化してコンピュータに関して世界中を席捲している。

この不合理を是正するためには、戦争に勝つしかないのだが、不可能だ。

日本が優位に立つには本来日本人が持っている知性を活用し、新しい案件をどんどん世に出して、知財競争に持ち込む方法が良い。


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