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あずき

突然、脈絡もなくぜんざいが食べたくなった。

小豆は、いつもの衝動買いのくせで沢山の買い置きがある。妻が取り出してくれたのは、その中から比較的きれいな『大納言』だ。例のごとく消費期限は2020年9月とある。1年しか超過してないから大丈夫。

買うときは必ず、当年物を買っているのだけど、この様にうちの倉庫からは長期保存ものがたくさん出てくる。食糧危機がきてもうちは大丈夫の様な気がする。

ところで、調理をしながら『ぜんざいとしるこの違い』が気になって調べて見た。

関西では、こし餡が『しるこ』、粒あんが『ぜんざい』となっていて覚えやすい。関東では汁気の少ない、こってりした粒あんのものが『ぜんざい』汁気が多いものは粒あんでもこし餡でも『しるこ』とよんでいるらしい。

私は胸やけを防止するためにいつも粒あんを選択している。「芋も豆も皮ごと食べるのは胸やけ防止になる」と祖母からの言い伝えを守っている。

私が作っているのは関西風にいうと『ぜんざい』関東風にいうと『しるこ』ということになる。

さらに気になることが、物の本には、大納言と普通の小豆は大きさの違いだけで品種の違いではないと記されている。調理してみるとわかるが大納言は型崩れしにくい。胴が切れないので切腹をしなかった大納言と名付けられたと説明を聞いたことがある。

大納言は胴割れをしないせいなのか、煮込んでも渋みが残る。やはり『ぜんざい』には普通の小豆の方が適している様に思う。



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